響く足音と息づかい 劇団が手話でロシア喜劇 全国ろうあ者大会/朝日新聞デジタル記事・2024年6月9日 


和歌山市の和歌山城ホールで8日、ろう劇団による手話劇の公演があった。6日に同市で始まった第72回全国ろうあ者大会の一環で、式典や関連イベントは9日も開かれる。

 手話劇は「岐阜ろう劇団いぶき」と「奈良ろう者劇団大仏も笑う会」が披露した。手話がわからない人のために、声の吹き替えや字幕がついた。40年以上の歴史を持ついぶきはロシ
ア喜劇を演じた。団員の足音や息づかいだけが会場に響いた。舞台上で滑稽な動きをすると、客席から笑いが起こった。

 8日は、手話言語やデフスポーツをテーマにした研究分科会の講演などもあった。実行委員長の福田美枝子・県聴覚障害者協会長(68)は「まだまだ聴覚障害者への理解は広まって
いないと感じる。手話は言語だということをより多くの人に知ってもらいたい」と話した。

 全国ろうあ者大会は毎年開かれ、和歌山では31年ぶり2回目。全国から約2500人の聴覚障害者と手話関係者が集まる。

朝日新聞デジタル記事・2024年6月9日 

https://www.asahi.com/articles/ASS683T3CS68PXLB005M.html?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR2TK5FfCBC90YUyDVx5IZjSqQcuGE7Zk7by5UcWMkBx9GI2qniQR5gRP3s_aem_AUvggQJ2War04zTBZQe9hWUcegM5lBsUvMksouRPmWigtR3pxrhirNcJwhtFJoPhmJHrIyT0T82oQX6WYFk02-Qj