長野県は主要作物の1つであるアスパラガスの夏秋生産に向けた試験栽培を6月に小布施町で始める。栽培と収穫を障害者雇用施設に委託し、土壌などに与える影響を調べる。県産アスパラの収穫は春に偏っている。夏秋は果物などの作業に追われ、畑の状態が悪くなる農家が多かった。生産者の裾野を広げ、収穫安定につなげる。

 試験栽培に協力するアスパラ農家は3戸で、畑は合計30アール。小布施町の社会福祉法人「くりのみ園」が、6月上旬から10月上旬までアスパラの栽培を担う。収穫したアスパラは
そのまま、くりのみ園の収入とする。

 アスパラを夏秋に収穫せず畑を放置した場合、茎枯病などの病気が広がり、翌春の生産量減につながっていた。県野菜花き試験場によると、夏秋にアスパラを収穫することで、翌年春の単位当たり収量は36%増える。県は春の生産量を増やすためにも夏秋のアスパラ栽培が必要とみている。


日本経済新聞記事・ 2018年5月2日
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3009907002052018L31000/