小田急線柿生駅からタクシーで10分ほど走った川崎市麻生区の住宅街の一角に、柿の実学園が経営する「柿の実幼稚園」がある。敷地面積は広大で約1万平方メートル、園児はなんと1500人、先生も200人と、全国最大規模である。
 規模もさることながらが、特筆すべきは、多様な障害のある園児がなんと約200人も在園している点だ。ほかにもさまざまな理由で障害者手帳を持たない障害児が約100人と、合計では300人もいる。つまり、園児の20%、5人に1人は障害児である。障害児の在園している幼稚園は少なからずあるが、柿の実幼稚園こそ、間違いなく日本一の幼稚園である。


 SANKEBIZ記事・2016年11月30日
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