県は2016年度、障害者が施設で作る授産品をブランド化し、販売を促進する仕組みづくりに乗り出す。収益を上げることで作業の一層のやりがいにつなげるとともに、目標額の半分に満たない障害者工賃の改善を図る。
 対象は、通常の企業に雇用されるのが困難な障害者が利用する就労継続支援B型事業所。2015年4月時点で県内に267施設ある。
 授産品は例えば雑貨やパン、クッキーなどの製品を事業所ごとに決めて作るため、大量生産ができず、販路も限定される。ブランド化が軌道に乗れば複数施設で同一製品を計画的に作るなど市場競争力の向上も視野にしたい考え。


静岡新聞NEWS記事・2016年2月9日
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/208722.html