今日は

ダークナイト

紹介していきます。







  こんな人にオススメ!

未視聴の方







  あらすじ

ゴッサムシティのブルース・ウェインは大富豪としての表の顔と、正体を隠して悪と戦う正義のヒーローバットマンとしての裏の顔があった。

バットマンとマフィア達が激しく衝突するゴッサムシティ、そこに新任の地方幹事ハービー・デントが現れる。

彼は正義に燃えており、組織犯罪撲滅のために尽力するという。

ハービーの姿勢に正義のあるべき形を見たブルースは、ハービーを支援し、真のヒーローをゴッサムシティに誕生させることを考える。

そんな中、マフィア達の前にはピエロのメイクをした奇妙な男が現れる。

彼は自らをジョーカーと名乗る。





  ヒーローってなんなん?

正直なところ、僕はアメリカンヒーローものってそこまで好まないところがありまして。


自分の幼少期、キャプテン・アメリカやアイアンマンなどに触れる機会がなかったからかもしれません。


代わりに仮面ライダーやドラゴンボールは好きですし、僕にとってのヒーローって彼らなんです。


だからアベンジャーズとかは面白いのは分かるし、楽しく視聴するんですが、世の中の盛り上がりほどに楽しめてない感があるんですよね。

我ながら残念なところであります。


それはバットマンについても同じことなのですが、

このダークナイトについては話が別。

これほど重厚に作られたヒーロー映画もありますまい。

そしてそれ故に様々な物議を読んだ作品でもあります。漫画家東村アキコ先生なんかはこの作品の大アンチで有名ですね。


舞台のゴッサムシティは他のバットマン映画の御多分に洩れず超犯罪都市


世界有数の大富豪が巨費を投じて自警活動をしなくてはならないほどに荒廃しています。

アメリカは州を挙げてゴッサムシティの治安維持に努めるべきでは。


そんな中現れた正義の検事ハービー。

彼の高潔な姿を見て、ブルースは正義活動は警察や彼のような公人に任せるべきではないかと考えます。

今更それに気づいたのかという問題はひとまず置いておきます。


そしてハービーと時を同じくして現れた最強の敵ジョーカー。


バットマンと対をなすライバルとして世界中で大人気のスーパーヴィランで、


彼が主役の映画すら作られて大ヒットしました。


バットマンという正義に挑戦する悪です。


このジョーカーを演じたのはヒース・レジャー。


残念ながらこのダークナイト撮影後に亡くなってしまいましたが、ちょっとこの演技は凄すぎましたね。


このジョーカーを観るためだけにこの作品を視聴してもいいくらい。

映画史に残る悪役です。


バットマンが強くなればなるほど、正義として断固たる行いをすればするほど、

悪党達はバットマンや警察の目を掻い潜り、あるいは実力で応戦し、悪事を行わなくてはならない。


その悪党達の怨念というか、悪事の権化のような存在がジョーカーであり、

彼にはお金を稼いでやろうとか、大きな権力を握ろうというような野心はありません。


ただただバットマンを始めとする正義の側にいる人間を困らせられればいいというイかれポンチです。


表の正義にはハービーがいて、自分の自警活動の結果としてジョーカーのような愉快犯が生まれた。


ブルースはバットマンとしての存在意義を強く揺るがされることとなります。


手段を選ばず力を用いて悪を挫く行い。

確かに悪を一時滅ぼすことはできるが、それを本当に正義と呼んで良いのか?

この映画の争点はここです。


そして圧倒的な完成度で精巧に作られたゴッサムシティ。


作品テーマ、そしてゴッサムシティがリアルかつ臨場感があり過ぎてそこに現れるバットマンがコスプレ姿の変人に見えて浮いてしまうという点から、

バットマンってなんなんだよ

という、まさに作中で醸したような物議が実際視聴した人間達の中でも行われているというのがこの映画の実に面白いところ。


悪を生んでしまうならバットマンのような力とはどうすればいいのか、そしてヒーローとはなんなのか、そもそもあのコスプレはなんなんだとか。


コスプレの件はともかくこれらの問題提起で終わらないのがこのダークナイトのすごいところ。


この作品なりのある種の答えを強烈な展開と共に用意しています。


この天才的な構図を作り出した監督はあの悪名高きクリストファー・ノーラン。


このややこしい代表作を撮られた監督。


難解な展開を撮ることで知られる彼ですが、このダークナイトに関してはややこしい展開はありません。


話の筋は分かりやすく明解。

しかしその圧倒的なセット、特撮、そして奥行きあるクールな画面はこの映画でも健在、というより脂乗りまくりな印象です


映画自体は重厚で圧倒的な脚本とゴキゲンな映像、そして視聴後の感想で巻き起こる物議。


公開から既に15年経ちますがダークナイトという現象はまだ収まってないように思えます。


是非一度お試しいただいて、このひとつの現象に参加しましょう!



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