映画好きが映画を紹介するブログなのに、
ショーシャンクの空にだとか
カサブランカだとか。
果ては羊たちの沈黙だなんて!
こんなんでいいのかと不安になったので、今日はいつもと少しテイストを変えた作品を紹介します。
今日は
AVN/エイリアンvsニンジャ
紹介していきます。
こんな人にオススメ!
映画は名作や評判の作品をよく観る方
クソ映画を愛でる方
あらすじ
時は戦国。
忍者達が住む伊賀の里近くの森に突如、空から炎に包まれた物体が飛来する。
織田信長軍と争いの最中にあった伊賀の里。
飛来物が織田勢の新兵器ではないかと睨んだ伊賀の里首脳陣は、耶麻汰ら下忍衆を調査に向かわせる。
そこで耶麻汰達が目にしたものは人ならざるものの残虐な所業であった。
グロい!ショボい!エイリアンは何故かスケベ!!
今日はいつもと毛色の違う映画を紹介します。
どう違うか。クソ映画なんです。
B級未満の、大多数の人にはまぁ刺さらないであろう荒い作り。低予算、雑な脚本。
B級映画を愛する人は多くいても、クソ映画を愛好する人は少ないです。
誤解なきよう申し上げますが、僕はクソ映画の中にも素晴らしい作品はある!などと言うつもりはありません。
どんな凝った造形をしていてもウンコはウンコなのです。
ただ、笑えるんです。
人の笑いのツボを本当にキレイに押してくるんです。
ただ所詮ツボに上手くハマっただけなので、人それぞれ気に入るクソ映画は大きく異なると思います。
そして、クソ映画が繰り出す笑いは、時として最高のコメディをも凌ぎます。
僕の好きな漫画「チェンソーマン」にこんな台詞があります。
「アンタの作る最高に超良い世界にゃあ糞映画はあるかい?」
チェンソーマンの作者、藤本タツキは大の映画フリークであることで有名です。
かの先生もクソ映画を名作同様に愛でているのです。
君よ、クソ映画を愛せ!
ニンジャvsエイリアンが皆さんにとってそんなクソ映画ライフを歩むきっかけの作品となることを祈っています。
そんなクソ映画、エイリアンvsニンジャはどんな映画か。
なんとエイリアンとニンジャが戦うのです。
エイリアンvsプレデター公開後に、雨後の筍のように湧いたvs一派の端くれですね。
このvsシリーズはいいですよ、8割クソ映画ですから。
個人的に超有名な貞子vs伽倻子はオススメしません。
あれ、ちゃんと面白いので。
クソ映画とはちょっと言い難い。
この映画のエイリアンはあのH・R・ギーガーがデザインした超クールで不気味なフォルムとは似ても似つかないかわいい恐竜フェイス。イルカにも似てる。
いかにも着ぐるみに金がかからなさそうです。
そんなエイリアンとどういうわけかSFチックな忍び装束を身に纏うニンジャ達が激闘を繰り広げます。
エイリアンのやたら容赦ないグロテスクな攻撃で、バイオレンスな場面が続いたかと思えば、
何故かエイリアンが突如性に目覚め、くのいちのおっぱいに異様な執着を見せたり、
ニンジャ達はそこが弱点かもわからないのに執拗にエイリアンの股間を狙いにいったり、
特に辻褄の合わない強烈な見せ場が怒涛の如く押し寄せます。
このバトルというのが、日曜朝の戦隊モノばりにアクロバティックで気合が入ってて、やけに見応えがあり逆に笑えます。
そしてラストバトル。
熾烈を極めたエイリアンとニンジャの激闘はエイリアンにある激変が起き、最高の盛り上がりを見せます。
僕はこの衝撃の展開を目にし、思わず
おぉ…!
とため息が漏れました。
このブログはネタバレなしの方針で書いているので、詳しくお話出来ないのが残念です。
なので、ぜひ観ていただきたい!
この圧倒的な、クソ映画ここにあり!という最高の作品を。
そしてもしこの作品を観て、気に入らなかったという方がいらっしゃれば、探してみてください。
あなたの肌にあうクソ映画を。
見つけたらコメント欄でこっそり教えてください。