面白い映画や面白い漫画が仲間内で流行ると、その作品のセリフのオマージュで会話が埋まることがありますよね。
僕はカイジやアカギで知られる漫画家、福本伸行先生が大好きで、クラスの友達や部活の仲間など自分の所属するグループに順々に勧めていったら、
どこいっても福本伸行節で会話されて、辛辣な言葉飛び交う日常に閉口した思い出があります。
今日は
バーフバリ
紹介していきます。
前後編の映画です。

こんな人にオススメ!
インド映画は観たことないって人
花の慶次とか三國無双とか好きな人

あらすじ
滝の上の大国マヒシュマティ王国の女シヴァガミは赤子を連れて追手から逃げていた。
追手を退けながら滝の下へ下へと逃げていくが、ついに川の中で力尽きてしまう。
しかし、赤子のことは死してなお守り切った。
赤子は近くの村で拾われ、シヴドゥと名付けられ大切に育てられた。
シヴドゥは精悍で快活な青年に育つが、滝の上の世界に強い興味を持ち、滝をよじ登るという悪癖があった。
ある日滝の上から美しい女性の面が落ちてくる。
ぜひこの女性に会いたいとさらに滝の上への憧れを強くしたシヴドゥはその女性の幻影に導かれるようにしてついに滝を登りきる。
そして、滝の上の世界で自らの出自と偉大なる男バーフバリの伝説に出会うこととなる。

まずは観て下さい、これを法と心得よ!
この映画はインド映画の中で歴代一位の興行収入だとか。
そらそうだわおもしれーもん。
本作品は前編『伝説誕生』と後編『王の凱旋』の二編に別れています。
どちらも上映時間は大体二時間半と、映画慣れしていない人にはややボリューミーに感じるかもしれません。
でもね、是非観てほしい。
特に戦国ものとか英雄譚とか好きな人!
もうド派手なアクション、超絶カッコいいダンス、情感的なミュージカルシーン(エモいのほうが伝わるか?)、
そして巨費を投じて作られたマヒシュマティ王国は壮観!
このインド映画の醍醐味が詰まったような世界で、男が惚れてしまうような漢が暴れまくります。
女も暴れます。どっちもクッソ強い。
主人公であるシヴドゥとバーフバリはどちらも快男児という言葉がよく似合う豪傑。
その豪傑がカッタッパという従者を連れ(この男も漢にして手練)、旅をし、現地の人間の信頼を得、美しい女性と恋に落ちる。
敵は当然ずるっこい陰謀屋です。
その陰謀屋が仕掛けてくる多勢に無勢な戦を、知恵と勇気と友情と筋肉で豪快に打ち破る。
このすわ、時代劇か!?というほど王道のど真ん中をいく感じが最高。
本作は演出やアクションやミュージカルシーンの外連味が半端なく、時にやり過ぎてて臭く感じ、笑ってしまうかもしれません。
インド映画に不慣れな方は、
インドはこういうノリなのかしら…?、
と訝しんで笑っていいのかどうか戸惑うかもしれません。
安心してください、バーフバリだけです。
この演出過多はコメディというか、日本で言えば半沢直樹的な笑いなので遠慮なく笑って問題ありません。漫画で言えば島本和彦っぽいギャグというか。
端的に言えば血湧き肉躍る、爆笑できるアクション超大作。
ここまで読んで興味が出た方はまずは前編を試しに観てみてください。
必ず後編も気になってきます。それがまた気になるところで終わるんだ!
三連休も終わり、なにかスカッとしたい時、バーフバリはいかかでしょうか。絶対気に入ってもらえます!オススメです!
