武器商人としてのニコラス・ケイジ・・はまり役なんだろうなぁと観るとその通り。

もうこれだけ銃と弾丸が行き渡った地球では、安全に生きる場所なんてどこにもないんだろう。

普通にビジネスライクにアフリカの独裁者に『こんどは装甲車をもってきます』というニコラス・ケイジ。なんかブラックジョークみたいだ。

崩壊したソ連へ乗り込み武器を買いあさるのも、なんだか痛快。

結局だれも彼を止められず、またまた武器商人として生きる彼の姿が印象的。

弾丸を造る風景からはじまる映画の導入部から考えれば、この映画の主役は1ヶの弾丸であるとも言える。



102

沈んだ色調の画面に日本軍の負け戦が描かれるが、妙に明るい。

主人公である栗林中将のキャラクターによるものか、はたまたクリント・イーストウッド監督の作風なのか。

とにかく、つらい絵が続く中で、日米分かり合えた瞬間を私も共有した気がした。


大事なのは、外交の力と民間レベルでの交流だなぁとつくづく思った。


不幸な歴史というテーマにあえて全部日本語で通し、日本人の私が観ても戦時中の憲兵に対する恐れと憎悪を体験させる監督の意志に感激。

政治家でもあった彼の人間に対する理解の深さに心が動かされた。





101

妻夫木聡の映像がCMで流れていたので、つい準主役かと観ていたが、まさにスタートの『ゴーッ』というシーンのみ。

主人公がアメリカで問題を起こし、日本に住む父を頼って来るあたりからB級のニオイがプンプン。

なにもガクランを着て通学しなくても・・・親父の家が狭い、暗い、キタナイ・・・学食のメニューがなんともエグイ・・・・

などなどつっこみ所満載。

そんな中でも、集団で流れるようにドリフト走行するシーンは美しいし、町中のカーチェイスは迫力あり。

日本のことを何にも知らない『ガイジン』が観たら、『日本はドリフト天国やー』と誤解する事必至



100

昔、筒井康隆の本で読み、NHKのテレビで感動し、原田知世の映画版で完璧イメージができているものを、あえてどのように料理しているか興味津々で観た。

タイムリープという枠と昔の主人公を叔母としてアドバイスをさせるということ以外は全く自由に創ったお話。

しかし、なかなか良くできたお話で、女1人と男2人の仲間と思春期のドキドキ感やせつなさをうまく描いている。

なんどやりなおしても、自分の思ったとおりの未来にはならない・・・そんなあたりまえの話を、どう描くか。

言うのは簡単だが、かなかな難しいことを、いともたやすく、軽やかに作品にする監督の力量に脱帽。



99

スーパーマンと聞くとなぜかノスタルジックな気分になる。

勧善懲悪のはっきりした図式の映画は少なくなって久しい。

今回演じるブラントン・ラウスはなんだかのっぺりしていて味が薄い。

ワル役のケビン・スペイシーががんばって話がかろうじてなりたっているが、これまた心底ワルに見えない。

しかし、飛行する気分に充分浸れる画面には満足。

ヒロインとのあーだ、こーだや子供の話はなんだかせっかくの気分に水をさされた気持ち


力を失って、悪者によってたかってボコボコにされるスーパーマンをみていて、昔のスーパーマンにはこんなシーン必要なかったのに・・・昔はホント、平和だったんだなぁとつくづく思った。




98


和歌山に梅酒の瓶詰め設備の仕事をしてきた。

梅干しや梅酒など、とにかく梅関係の商品をつくる工場がさすがに多い。

海が近くにあるせいか、カツオや太刀魚など美味しく食べた。

ただ、あんまり業務店では、地酒へのこだわりがないのか看板をみていても灘、伏見のナショナルブランドの酒名が多かった。

先日、大阪で買った『黒牛 純米酒』を思い出した。

しっかりした味で旨い。昔の事を思い出した。あか抜けしていないが懐かしい味・・

不思議なことに、太刀魚の焼き物を食べた時、急に思い出したのだ。


ここに黒牛があれば・・・


地の食材と地酒のマッチングはやはりその土地でないとわかりません





97

芳水は徳島県のお酒。

自分からはなかなか出会えない酒で、もちろん友人からもらった。

冷蔵庫に半分忘れて、一ヶ月・・

こたつでTVを観ながら、真剣に『キキザケ』をするでもなく、口に含んだ


なんだこりゃ!!!!!キレがあって綺麗だけど旨い!!!


なになに山田60%で無炭素・生詰めとある


1度火入れは品質を安定させるためにも有効だが、出荷時生詰めとは結構気合いが入っている


今年最初のイチオシだ。




96

宇多田ヒカルが離婚した。

私はかって宇多田ヒカルのファンであった。

最初に歌を聴いたとき、いっぺんにハマってしまい、メールを出した。

正月になって、元旦緑の封筒がとどいた。

開くと元気いっぱいの文章でガンバルゾーみたいなノリの絵が印刷してあった。

私は彼女の性格を把握した。


今回の離婚話で私は宇多田ヒカルではなく、夫の方に感情移入してしまった。

かつて愛した女性が、自分の元を去りどこかへいってしまうようなパターンがあったなぁ・・


『イノセンス』は私が愛してやまない、士郎正宗の『攻殻機動隊』の設定をベースに押井守が映画化したものの第二作

画面がとにかく素晴らしい。

もう、ブルーレイディスクが出ているようなので、今年中にはせめて40インチ以上のフルハイビジョンで改めて観たい

電脳があり、脳をコピーしネット上で自由に活動する草薙素子

前作はその力を得るに至った過程を描き、今回は残されたかっての相棒バトーの様子が描かれる

いろいろ語るべきシーンが多いが、コンビニでバトーが電脳をハッキングされるシーンは最高

最後にコンビが復活するも素子が去り、ただのロボットの残骸となった物体が崩れ落ちるシーンで感じるバトーのやるせなさは

充分私の心に響いた


あいつは広大なネットの向こうへいっちまった・・・みたいな言葉を吐くバトーは才能ありあまる女性に恋した男性のある意味典型であった








95

元気が無いときでも、これを観れば元気が出るという映画がある。

『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』がまさにコレである。

初めから『そんなーっ・・無理な設定・・・』と思って観てるが、途中からなんだかワクワクしてきて許してしまう。

これが007だったらクソミソだろうが・・

ひとえにキャメロン・ディアスの笑顔のおかげである。

前向きな3人の女性たちがなかなかよろしい。


本当は、私としてはTV版が懐かしい。

マスコミがこぞってファラ・フォーセットを礼賛していたが、私は全く興味がなかった。

ただただ、シェリル・ラッドに釘付けだった。

だから、サントリーの宣伝に出たときはうれしかった。



94

まずミュータントが出過ぎ。

散漫な印象。

かなりの映像(ゴールデンゲートを動かすとか)があるが、いまいち人物(ミュータントゆえの苦悩とか)が描かれていないので、なかなか感情移入できない。

ジーンをめぐってのウルヴァリンとサイクロップスの恋愛感情とかなんとかはいらないなぁ。

ハルベリー演ずるストームの立場がないじゃないか!

相変わらずつっこみどころは多いので、酒の肴にはなるが・・・

ラストシーンで『キュア』で失った能力が復活する兆し・・・次回作は辛口でお願いしたい。




93