ロバート・デ・ニーロ監督、制作、出演の作品。

時間を行き来する手法にはとまどったが、ていねいなカメラワークには好感がもてる。

情報部の真の姿(007のような派とはまったく正反対)に興味をそそられ、ぐいぐい引き込まれる。

マット・デイモンがあのジェイソン・ボーンシリーズの動とはまったく違う、静の人間を演じている。

この映画を観たあと、どうしても脚本家が気になってしらべると、エリック・ロスだった。

大好きな「フォレスト・ガンプ」「ミュンヘン」を書いた脚本家。

愛国心とは?国家とは?仮想敵国とは?男と女の愛情とは?子供と親との愛情とは?幸せとは?国益とは?

たえず観ながら考え続けた。


CIAができる課程を、その歴史にあたかも立ち会ったような気持ち。






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日本映画の中での重要なジャンル。

学園暴力モノとでも言おうか。


タランティーノやリュック・ベッソンなんか大好きなジャンルではないでしょうか?

もっと本気で、この手のものとか忍者ものなんか外国向けにバンバン作るのもいいかも。

007シリーズみたいに息の長いものにしたらどうでしょう?


さて、本作品はコミックを原作としているのでまるでコミックチック。

さしたる光る点はないが、いまが旬の小栗旬と山田孝之のガチンコバトルが楽しい。

雨のなかの戦いのシーンは「七人の侍」の影響が、また最後に大男と戦う小栗のシーンはブルース・リーの「死亡遊戯」の影響がみられる。


阿部譲二も言っていたが、人は殴られただけで簡単に死ぬ。

この映画の中では、現実だったら多数の死人が出ていたはずである。

この映画自体がコミックだと言ったのはそういう理由による。

高校生が、この乱闘シーンをそのまま行わないことを祈るのみである。




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酒の持ち寄り会で、これをもっていった。

円筒型のパッケージもなかなか良い。

福光屋は、金沢の純米宣言をしている蔵。

これは、純米大吟の原酒。

オール山田錦。50%精白。


飲むとどっしりした味わいのなかに軽やかに吟醸香が口の中に広がり、すーっと鼻に抜けていった。


かなざわの名前には、福光屋のなみなみならぬ自信が感じられた。

ひとりで音楽を聴きながら、ちびちび飲むのもいいかも。




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ウィル・スミス主演の映画。

予告編でシェパードを隣に置き、朽ち果てた空母からゴルフの玉を打つシーンはとってもシュールで、全くの一人の話かと期待していたら、なんとまあバイオハザードみたいな話で孤独になるヒマもないくらいのお話だった。

だいたいCGとあわせる違和感が最後まで消えなかった。

ちょっとガッカリ。また、ウィル・スミスが人類を救うカギをにぎる医学関係の研究者には見えないのもツライ。

賢そうじゃないもんなぁ・・・

また、実験台になった人(?)写真をベターっと貼ってあるとこなんか、マッドサイエンティストかこいつとつっこみたくてタマラナイ。

シェパードがけなげで泣ける。




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マーティン・スコセッシ監督。ディカプリオとマット・デイモンそしてジャック・ニコルソンがからめばこりゃー最強でしょ。

正直ティカプリオに感情移入してしまってしんどかったー・・・

もう私はつくづく警官にむかない、潜入捜査なんて気絶してしまうな。

ディカプリオを鋼鉄のヒーローとして描かず、精神安定剤を飲みながらも犯人を追い詰める気高い一人の人間として描いて心を打たれた。

警察に麻薬組織にお互い潜入したもの同士、確認しあって向き合ったとき怒濤のエンディングが始まる。


でも、ほんとしんどい。スコセッシ監督の映画の中での血の色や射殺シーンはまるでリアルで映画の中とはいえ不安いっぱいであった。


ディカプリオはなんだか血圧高そうでちょっと心配。




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複葉機の戦争映画。

というジャンルになるんだろうけど、複葉機の飛ぶ姿の美しさときたら・・・ほれぼれする。

戦争が高速化・重装備化するにつれて複葉機同士の空中戦なんてほんとうに短い期間の話なんだろうけど

この脚本は良くできていて、戦争映画でありながら青春映画としてもなりたっている。

主人公はジェームズ・フランコ。スパイダーマンでは主人公の友達ハリー・オズポーン役で出ていたが、なかなか好感の持てる演技。ジャン・レノも出ているが脇役に徹していてこれも丸。

複葉機の戦闘シーンでは弾丸の軌跡が交差しあって効果のあるCGがいい。


つくづく国民性のでる兵器のデザインに考えさせられる。

ドイツらしいデザイン。フランスらしいデザイン。

翼の設計、エンジンの設計、カラーリング、機関銃のチョイス・・・

ああ、複葉機のプラモが造りたぁーい!!!!


空中戦でお互いの顔が見えた時代。複葉機のエピソードとは本当にいいところに目をつけたと思う。

紅の豚で複葉機になみなみならぬ愛情を吐露した宮崎駿氏にこの映画の感想を聞きたい。

もうどこかの雑誌でしゃべってるかな?




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何度も言うが、士郎正宗は天才である。

デザイン力においても(銃器、兵器、住居、服装、車、飛行機、ランドメイト・・・・・・)

ストーリーの設定においても(アンドロイド、ナノロボット、ネット、通信衛星・・・・・・)

やはり天才は存在するのだ。

くだらないセンスで都市開発を続けるような大臣や官僚はぜひいままでの攻殻機動隊1、1.5、2とアップルシード全巻を熟読していただきたい。

彼が描こうとしているものは人間でもランドメントでも銃でもなく様々な人がうごめく「都市」そのものである。


いつみてもデュナンはけなげで力強い。

ブリアレオスとのコンビは最強だが、その設定が変わったら・・・

わーっ、観るのがもったいなーい。

ため息がでる映像の数々・・・・日本のアニメ、CG、音楽、脚本、声優・・すべての最高峰が結集した感がある。


今年のイチオシです。



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いまの時期この映画とは変な話だが、絵本も読んでいたのでずっとこの映画を観た気持ちになっていてDVDの棚の中に眠っていたのだが、ふと観始めると・・・・・すごーーーーい!!

さすがロバート・ゼメキス監督、さすがトム・ハンクス


一言で言えば、アニメの領域を超えている。

CGとはいえ風、雪、氷、鉄、水・・・その他もろもろの質感を完璧に描けるツールになったことは良くわかった

究極のCGと話のおもしろさとキャラクターがしっかりしているので安心して主人公の子供と一緒にジェットコースターに乗った気持ちで心底楽しんだ。


列車の上でコーヒーを沸かしているゴーストみたいなキャラが何となく切なかった。

あの懐かしさは、実はかって自分も出会っているような気がしてならなかった。

不思議なキャラ。


今度はクリスマスちょっと前にゆったり観ることにします。


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神戸の友達から「いかなごの釘煮」が送られてきた。

毎年いただくと「あぁ、やっと春になったなぁ」と思う。

今年のいかなごは少し大きいものもまざっていて味わいもいろいろ楽しめる。

友達の奥さんの味付けはいつも完璧。生姜の香りもさわやか。

こんな時のために買っておいた「勝駒 本仕込」

キレイだが味に奥行きがあり実にこの肴と合う。

友達からの手紙を読みながら少々飲み過ぎた。



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飲み会があった。

気心が知れたもの同士五人で飲んだ。

金沢の主計町のひなびた牡蠣なべ屋。

人間五十も過ぎるともう好きな人としか飲みたくない。

だからすばらしく楽しかった。

その後みんなニコニコしながら東山をそぞろ歩いて「二の字」についた。

そこで話題になったのがこの「奥能登の白菊 活性生原酒」

女将のゆかりちゃんは三回あけて三回とも失敗。

天井まで吹きあがって頭からかぶったとか。

それならますます飲まなきゃ。

我々には、活性酒をあけるプロ(?)淳ちゃんがいる!!

「おーっ!かなりのガス圧!」

難問を前に燃える淳ちゃん。

二十分はかかるであろうという彼の言葉に我々はワイン

をちびちび飲みながら待っている。

実にいい時間・・・・・・。


二十分もかからずなんとか少しこぼしただけで開栓した淳ちゃんは誇らしげに酒をみんなに注ぎ乾杯!!


ああ、清冽でありがたい味、米粒からシュワシュワと炭酸ガスがでてくるのがわかる。

ありがたいなー、今日はありがとう、本当に楽しかった。



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