最近、主人の仕事に付き合って起きていたので
睡眠時間のサイクルがズレていて、まだ全然元気な私。
昨日から主人は、仕事で暫く家を留守にしているので、食事の支度等に心配は無し。
猫にご飯をあげながら、何かする事は無いかな・・・と考えていたら、
ある事を思い出しました。
そうだ、ハスの花を見に行こう。
以前ハス畑に写真を撮りに行った時、畑のご主人が
朝のハスが一番綺麗だと教えてくれたのを思い出したのです。
カメラと脚立を車に積み込み、現地に向かってみました。
ほの暗い風景が、昇り始めた朝の太陽光に照らされて
ハスの葉、蕾、花に降り注ぎ始め、回りが徐々に明るくなり始めました。
花弁が、暖かなオレンジ色の光に照らされて美しいコントラストを作り出します。
「 天国があるなら、多分きっと・・・こんな場所なんだろうな 」と思いました。
その光景のあまりの美しさに、自然と目頭が熱くなり・・・そんな自分に驚きました。
昼間とは違う世界がそこにはあって、見慣れたはずの風景が、
まったく違う場所に思える不思議な感覚。
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写真を撮っていたら、女性の方がやって来て、暫くお話しをしました。
「 ハスの花の開く音を聞きに 」
最初は何のことかと思ったのですが、お話しを聞いてみると
ハスの花は開く瞬間に音がするらしいのです。
初耳でした。残念ながらその音が聞こえないままその方は去られたのですが
後に、新たに夫婦の方がやって来て写真を撮っていた時・・・
「 ポン ポン 」と少し小さい、けれどハスの畑に静かに響く不思議な音がしました。
???何の音かと思っていたら、夫婦の方たちが
「 今ハスの開く音がしたね♪ 」と話しをされていました。
あれがハスの開く音!?(@◇@)
太陽の光が昇り、畑全体を射し始めた少しの間だけ、その音が聞こえました。
さっきのお姉さんカムバーック!!今鳴ってますよー!!(T◇T)ノ
何だか今日は朝から感動するばかりで、幸先いい一日の始まりだなぁと思っていたのですが・・・
今度は別の夫婦の方が現れて、その手には切り取られたハスの花が沢山・・・
畑のご主人とは明らかに違うので、完全に泥棒・・・?
信じられん・・・ここは畑(レンコン畑)で、他人様の土地で作られた植物な訳ですよ?
それを了解無く持ち出すのは、違法だと思わないの?
写真を撮るのもブログに載せるのも、前回畑のご主人に了解を得ているので、大丈夫としても
花や種を勝手に持ち出すのは盗人のする事です。
いい歳してそんな当たり前の事を、解って行っている人を目の前に
言いようの無い怒りが込み上げてきました。
花だから良いの?沢山あるから良いの?人の目が無いから?
そんなはずは無い・・・モラルにかけた人間の嫌な部分を見てしまいました。
注意するか迷っていたら、その夫婦はいつの間にか居なくなっていました。
結局、注意出来なかった自分の弱さに、私は凹んでしまいました・・・。
畑のおじさんご免なさい・・・。
天国のような美しい場所がある・・・それと反面に汚い欲を剥き出しにする人間の欲。
花ごときで・・・と思われる方もいるかもしれませんが、
私の家は過去に何度も植物を盗まれているので、平気でこのような事をする人間が大嫌いです。
この美しい場所は、やはり天国では無くて、欲や弱さが交錯する人間界なんだなと
改めて感じました。
せめて手折られた花が、むげに扱われること無く・・・少しでも長く咲いていられますように・・・。