物価が上がり、建築業界は新築からリフォームへとシフトしていくのだろうか?

 

築30~40年、50~60坪と大きな住宅を、メンテナンスと維持をすることは容易な話ではない

 

子供たちが巣立ち、利用しない仏間など、空き部屋も多く”必要性”を考えると無駄と思えるところも多いだろう

 

最低限の生活空間を、家の中に”平屋を作り直す”

 

『寝室・リビング・キッチン・トイレ・浴室・脱衣場』に玄関スペース

 

なぜ、玄関スペースを分離しているかというと、この6部屋を『断熱空間』で閉じ込めることで、少ない光熱費で全体を冷暖房でき、かつ扉や壁を減らし明るく広い空間ができる

 

かつての住宅は『居間』にストーブがあり、トイレや脱衣場、浴室が『廊下』で遮られ、冬は裸足でいられないような冷たい床で、過酷な住環境になっていた

 

しかし、最低限のスペース(6個の部屋)は14~16坪程度

 

この空間を快適にするだけで、老後は生活がおっくうにならず、運動量が増えヒートショックによる血圧の上昇も抑制できる

 

通常凍結しやすい、水回りも扉一枚でリビングと遮っているだけなので、普段開けているだけで、不快な湿気なども抑制できる

 

お風呂場も一つの空間内に入れれば、温度差を軽減することができる

 

トイレはやや広めにし、便器の脇に40㎝~ほどのスペースを取ると、介護する際にとても便利だ

 

最後に単独だったキッチンをリビングが一つの空間であれば、寒い台所へ行きたくないという気持ちを緩和できる

 

テレビを観ながら、調理や洗い物をするだけで、孤立感も軽減できるだろう

 

どうしても『IHクッキングヒーター』に抵抗を持つ方も、もしものために専用のコンセントを入れておくと、切り替えることができる

 

 

 

今回は『断熱空間』を取り上げましたが、部分的な『耐震補強』をし、一つのシェルター空間にもなっているウインク