思わぬ読者に感謝 | 独楽助さんのブログ

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 小説「さては南京玉すだれ」を、昨年10月に文芸社から発刊しました。
自費出版ですが、初版1000部のうち、800部が売れたようです。

 その中でもうれしかったのは、一人で3冊、5冊、10冊も買ってくれた方が
いらっしゃったことと、普段言葉も交わしたことのないおばあちゃんが購入してくれ
「本にサインして」と言われたことです。

 そして、友人から言われることは「よく思い切ったね。その一歩がなかなか踏み出せんのよ」と言われることです。

 一昨日、文芸社から「紀伊國屋書店3年間常備配本」と「デジタル書籍」の提案があり、
受けることにしました。

 ところで、小説の表紙の絵は、25年位前に僕が自ら油で描いた作品です。

 柳井市の白壁の街並みで、観光客を相手に「南京玉すだれ」を披露する。自分も楽しい、お客も喜ぶ。この一体感は無上の喜びで、「いつ死んでも良い」とさえ思いました。

 ところが、先日レンタルDVDで映画「マエストロ」を見て衝撃を受けました。
「音楽で響き合うと一瞬が永遠になる」というセリフを、僕の大好きな俳優の西田敏行さんがしゃべってました。
  
 それまで僕は「1足す1が2ではなく3にも4にもなる」という表現をしてきましたが、「響き合うと一瞬が永遠になる」という言葉に、僕の喜びが凝縮されているなと思いました。

 いいですねえ。小説「さては南京玉すだれ」の表紙