台千二十三話 | 台所放浪記

台所放浪記

料理とか随想とか

旅行で行きたい場所は、直近回に挙げた各所の他にもたくさん

あって、いつか女帝たちを案内できたらいいなというのが夢です

が、旅行のような非日常以外では、お気に入りの温泉や、ホーム

にしているスーパーも一度案内したいと考えています。特に後者

は、一応イオン系列のお店なんですけど、驚異的な価格だと

思うので解決後に普段用の買い物にも出かけてみたいですね。

 

安いといえば、訪日観光客に日本のニュース等がインタビュー

している動画で聞き知る海外の物価高には驚くばかりで、

アメリカの外食でラーメン1杯を食べるとチップ等含めて5000円

弱はかかってしまうのだそうです。品質も日本と同等かそれ以下

でしょうし、日本人の金銭感覚からするとクレイジーな設定で、

それは反対に、訪日している海外からの観光客から見た日本の

外食の価格というものが、近ごろの円安とは関係のない次元で

驚異的な安さに感じられるという事だろうと思います。日本の

外食の価格も、円安やインフレによって上がると言われています

が、需要があって材料費が上がるものは価格に転嫁しようがある

のと、材料の供給者は現われようがあるので、上がるにしても

できるだけ緩やかに上昇してほしいです。

 

この海外から見た日本の価格設定の安さに、外食等のサービス

産業の一部で二重価格を設定してはどうか?というような意見が

あるようですが、台所はこれに反対で、同じフランチャイズ内で

地域等によって若干の価格差があるのは仕方がないと思います

が、食事等形のあるサービスを提供している同じ店で、利用する

相手を見てその都度値段を変えるなどという事をしたら、チップ

を取らずに質の良い接客品質を維持している日本のサービス業

全体に悪影響があるんじゃないかなあという気がします。様々な

不正の温床にもなるでしょうし。飲食業に限らず営業態度の

ニュアンスとしての焼畑農業といいますか、超短期で一瞬だけ

高利益が上げられれば、後の事は知りません、というような。

どのお客からも高い価格を取るような設定はかまわないと

思いますが、店が任意でその都度価格を変えられるぼったくり

公認のような二重価格には反対です。