台九百九十五話 | 台所放浪記

台所放浪記

料理とか随想とか

[喪失]の動画を上げていたおっちゃん、ゲストの猫と一緒

だった人は、聖飢魔Ⅱがお気に入りのようで、他の人が取り上げ

ないマイナーなものも含めてけっこう数を上げてくれています。

そこからジャンプした先の、夫婦でいくつもまとめて上げると

いう形式を採っているところで、これまで知らなかった聖飢魔Ⅱ

の曲を聴いたら、これがめちゃくちゃかっこ良かったので、

貼り付けますです。

 

ttps://www.youtube.com/watch?v=gu7BwLra9sw

Heavy Metal Is Dead(聖飢魔Ⅱ) 1999年公演

コメントで歌詞を掲載してくれているユーザーさんがいますが、

相当攻めた内容で、ゼウスの妨害を受けたというのは、各方面

からクレームがあったものと思われます。よくこの詞を発表

できたなあと。すごい。

 

聴き専の勝手な意見として、自分は歌詞にはあまりこだわらない

というか、聴こえ方の方が重要だと考えているものの、曲と

演奏が良くて、それに歌詞が噛み合っていて意味が深かったり、

詞として味わい深いものであれば、かっこ良さがさらに倍増する

と思います。その逆はなくて、曲も演奏も悪くて詞だけが良いと

いうのは、全体を引っ張り上げられないと思います。振り付け

やダンサーしかり。自分は楽器をやりませんけど、そんな褒め方

をしたとしたら、気に障る人が多いんじゃないですか。多分。

 

1990年代は、差別表現等に対する過剰な規制が流行しだした頃

で、歌謡曲の詞はもちろん、コラム、小説、漫画、アニメに至る

まで、言葉狩りのような規制が横行していました。古い時代に

執筆されて、わりと最近に増版された小説を読んでいると、

〈作中に、現代では差別的と考えられる表現が用いられている

箇所がありますが、執筆された当時の時代性や社会性を考慮

して、現代の言葉には置き換えずにそのままにしました〉という

趣旨の断り書きがあるのは、言葉狩りを免れたという例ですね。

中には勝手に書き換えられてしまう作品もあるので。