週刊ヤングマガジン掲載のラグビー漫画【ONE FOR ALL】
(柳内大樹)が面白くて、毎週立ち読みしています。
ttps://yanmaga.jp/comics/ONE_FOR_ALL
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【ウォー・クライ】(竜崎遼児)や【ゲイン】(なかいま強)等、
ラグビーを題材にした漫画というものは、全くない訳ではない
ものの、数が圧倒的に少ない理由について考えてみました。
まず、登場人物が多くなりがちという事が考えられます。
1チームで15人、試合だと相手チームと合わせて30人、それに
監督、マネージャー、その他関係者のほとんどをきちんと設定
しなければなりません。これらの登場人物のキャラを立てたり、
関係性をきちんと描こうとすると、膨大な掲載スペースが必要と
なるはずで、見た事ないですけど読み切りや短期連載でラグビー
の漫画があっても、面白くない作品になるだろうと思われます。
これらの難しい条件に加えて、競技自体がややマイナーという
ハンデが加わります。経験者やすでにラグビーを知っている人
だけが「ああ、あるある」と納得するのではなく、知らない人が
読んで面白さを感じて、競技そのものに興味を持ってもらえると
いうレベルで作品を描くというのはものすごく難しいですが、
敢えてそれに挑んだヤンマガと作者に敬意を表します。
【ONE FOR ALL】の主人公の一嵐(にのまえ・あらし)は、
スクラムの最前列のプロップというポジションの選手で、
身体能力が高く走力もあるトライゲッターというスーパー高校生
設定です。普通はプロップでそんな人はほとんどいないんですけ
ど、漫画だしこれぐらい派手な設定の方が面白くていいですね。
たま~に本当にそういう人もいて、自分が高校生の時、県大会の
決勝戦を地方局で中継していましたが、出場していたフッカー
(スクラムの最前列でプロップの隣のポジション)の選手は、
身長160cmで体重90㎏。俊足で50Mを5秒8で走ったそうで、
「そんなもんにトップスピードで当たられたら死ぬわw」と
同じ中継を見ていた友達と話していたのを覚えています。
この話題のまま、次回に続きます。