前回からの続きです。
かなり前にネットの記事で見かけた、日本人の小学生の子を
ホームステイさせた中国人夫婦の回顧談。その子が礼儀正しくて
いい子だったという内容でしたが、その家に同い年の自分達の
息子がいて、その日本人の小学生の子が初日の夕食時の自己紹介
で「侵略戦争を起こした日本人ですみません…」と、まだ全て
言い終わらないうちに、その家の息子を奥の部屋に引っ張って
行って折檻してやったという話がありました。案の定、中国語で
の内容をきちんと理解しないまま、こう言うといいよと息子から
教えられて、その通り言ってもうたという話なのですが、
こういうのは、前回の影響強度だと①に近い②でして、大人が
子供に接する場合でも、偏った倫理や政治意見、ネガティブな
発想や穿ったものの見方を剥き出しにするというのは考えもの
だと思います。
3~4回前のサッカーW杯での宇多田ヒカルのつぶやきの場合。
たしか日本の西村主審がブラジルとイタリアの試合で、
ブラジルに有利な判定(PKだったかなぁ、うろ覚え)をした事に
ついて、申し訳ないというような内容をつぶやいて、日本国内で
はブーイング多数で炎上しかけていました。一緒に観戦していた
イタリア人の交際相手が不平不満を言っているのを鵜呑みにした
っぽかったですが、これもまあ①に近い②かなあと。そんな事を
言い出したら、先日のアジア杯の中国人主審はどうなるんだと。
日本がイランに負けて敗退した直後に、主審が~とかは
負け惜しみだよと言っていた人々も、同じ主審が決勝で開催国の
カタールにPKを3本与えたのを見て、開いた口が塞がらないと
いう感じだったと思います。主審の国籍とか関係なく胡散臭い。
話がやや逸れてしまいましたが、台所個人として、他の人に
積極的に影響を与えたいと思うかと問われれば、全くそんな事は
なくて、そういう事に積極的な人、特定、抽象を問わず他者を
教化したり啓蒙しようと一生懸命な人を見ると、引きますね。
踏み込んだり踏み込まれたりしすぎるの嫌い。親切と同じような
ニュアンスで、どこまでも受け止める側で考える事だと思って
います。と言って、周りに天邪鬼しかいない環境というのも
疲れそうなので、影響強度の①と⑥は最初から除外して、
②もできるだけ避ける方向で、影響を受ける/与えるにしても、
極端は良くないという中庸的な結論に至った次第です。