本日の日経新聞に『原発、揺らぐ「脱炭素電源」』という表題の記事が出ている。

その記事によると、「仏電力公社EDFが英南西部で建設中のヒンクリーポイントC原発に逆風が強まっている。」らしい。

そもそも、脱炭素社会を言い出したのは、欧米諸国なのだが、その実現が遠のいているということだろう。

原発だけではなく、EV(電気自動車)についても、欧米諸国で導入が退潮しているというニュースがある。

欧米諸国が言い出したことで、結局はうまくいかずに、やめてしまったことはたくさんあるのだが、この脱炭素社会もその一つになる可能性が高い。

地球温暖化の大きな原因として、炭酸ガスの排出があげられて、長い年月が経過した。地球温暖化の原因が、炭酸ガスという理論は本当に正しいのだろうか?もともとの論文を読んだことがないので、なんとも言いようがないが、誰がそれを正しいと証明したのか?

ネットで調べてみると、この地球温暖化、炭酸ガス主因説に疑問を投げかけている記事や論文が散見される。

先週、青森の三内丸山遺跡を訪問してきたが、日本で北の方にある地域で縄文文化が栄えたことを考えると、当時は今よりも暖かかった可能性が高い。現在のレベルで、地球温暖化を叫ぶのはおかしいように思う。

私は地球温暖化の主原因は、人間の活動であると考えている。人間が火を使えるようになって以降、地球は温暖化している。特に、石炭や石油を燃焼させて、それを動力として使うようになってからは、格段に温暖化している。これは、人間の数の増加と、地球の温度の増加のグラフを並べてみるとよく分かる。1800年以降、同じような傾きでどちらも増加している。

現在では、人口も格段に増えており、その人達が快適に過ごせるためには、大きなエネルギーが必要である。車、電車、工場の機械、などなど、動かすと熱が発生するものはたくさんある。そのために、石炭、石油、そして原子力などが使われていて、そこでも、大きな熱を出しているのだ。これが、地球温暖化の主因だ。

結局、炭酸ガスが地球温暖化の主因説は、その説をあたかも信用したようにして、新しい商売ネタを作り、金儲けをしようとした連中が推し進めたものだと思う。それが、今頃になって、頓挫してきたということだ。