ワクチンの摂取が開始されて2日月あまりが経過した。そして、65才以上の人に対する接種も開始されている。

現在では、ワクチンの摂取のための予約を取るのが大変で、私の友人は1日かけて予約サイトにアクセスして、やっと予約が取れたと喜んでいた。早くワクチン接種をしたいと考えている老人は多いと思うし、コロナウイルスに罹って死ぬ人も多いので、速やかに対応してもらいたいものだ。

私自身はコロナウイルスはインフルエンザ並みかそれ以下の病気なので、慌ててワクチンを摂取する必要はないと思っている。従来から、インフルエンザのワクチンを摂取したことは一度もない。あまり自慢にはならない話と思うのだが。

今回の新型コロナウイルスのワクチンに関しては、従来からのワクチンの認可とは全く異なるやり方で、認可してきたこともあり、その安全性に関しては、従来からのワクチンに比べると低いと言われている。特に治験の期間が短いのが問題だ。

従来のワクチンでは、認可を得るのに数年かけてデータを取り、それで安全ということが証明されたら、認可された。今回のコロナウイルスのワクチンはそういう時間がなかったので、緊急出動的に認可されている。ということは、安全性という面ではよくわかっていないということだ。

特にmRNA型のワクチンは、従来からもインフルエンザ用のワクチンとして実用化を進めようとしていたのだが、未だに認可されているものはない。それにも関わらず、コロナウイルスでは、さっさと認可されてしまった。

この措置は米国やヨーロッパ諸国のコロナウイルスの状況を見てみると、やむをえない措置と思える。つまり、人口比で考えた場合、コロナウイルスでの死亡者が日本の数十倍出ているわけで、早く手当しないと死亡者がどんどん増えるという状況だったのだから。

米国やヨーロッパなどではワクチンの摂取は早く行われたのだが、その副作用に関するデータはあまり入ってきていない。それと、諸外国の状況がそのまま日本に当てはまるかというと、コロナウイルスの死亡者数が全く少ないのと同様、あまり当てはまらない可能性がある。全くの情報不足である。

ただ、最近厚労省からは「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」という表題で報告がネットで行われている。以下のところだ。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou-utagai-houkoku.html

そのページで色々の報告が出ていることが分かる。割と詳しく報告されているので興味のある方はぜひ上のページを表示して、必要なデータを取られることをおすすめする。

このデータを見てみると、脳出血などの死因が多くを占めているようだが、データがまだ少ないので、それがワクチンのせいなのかどうか、明確なことは言えないようだ。

ただ、ワクチンの影響というのは1週間とか2週間といった短期間のものだけでなく、3年後にも影響するという長期の問題もあるようでそれは全く不明だ。中部大学の武田邦彦教授は、「若い女性はやめたほうがいい。妊娠できない体になるかもしれない。」というような警告を発言しているが、これは全くわかっていない話だ。むしろ、若い人はコロナウイルスで死者数がゼロに近いので、わざわざワクチンを摂取しなくてもいいという事を言うのに、
脅しみたいな形で発言しているようだ。ただ、妊娠できなくなるということはなくても、それに近いような悪影響が後で発見されるかも知れない。ワクチンの治験期間が短かったので、その可能性は従来のワクチンに比べると大いに有り得る。