デジタルカメラで撮影した写真は、その撮影日時をプロパティとして保持している。同様に通常のファイルでも、その作成した日時がファイルエキスプローラーで表示される。

ファイルはその日付で整理されることが多い。写真もそうだ。ファイルエクスプローラーで表示されたファイルを右クリックして、出てきたリストから「プロパティ」を選択すると、以下のような画面が表示される。作成日付や更新日付などがプロパティとして保存されている。



ところが、デジタルカメラではない昔のアナログのカメラで撮影した写真には日付がない。懐かしい話だが、写真の片隅に撮影日時を入れる機能を持ったカメラもあった。しかし、その写真をパソコンに取り込んでも、その撮影日時はスキャナーを使ってパソコンに取り込んだ日時になってしまう。

昔の写真なので、正確な日時はわからないとしても、整理する上で何年何月頃の撮影だったか、わかったら便利だ。

こういう場合、スキャナーで取り込んだ写真の日付を、実際に撮影した日付に変更できると良い。

写真の閲覧ソフトのXnViewを使用すると、簡単に写真の日付を変更することが可能だ。一枚だけでなく、まとめて複数の写真を一度に変更することも可能である。

XnViewで日付を変更したい写真を選択する。一枚でも良いし、複数枚でも良い。


写真を選択した後、上の画面で、「ツール」をクリックし、出てきたリストから「タイムスタンプ変更」をクリックする。



「タイムスタンプ変更」の画面が表示される。
「指定日付と時刻」を選択し、日時を入力する。変更したい項目にチェックを入れて、「適用」をクリックする。

以上で、指定した日付がファイル作成日時などに入力される。

アナログで撮影した写真は24枚とか、36枚でひとかたまりになっていて、その殆どが同じ日に撮影したものなので、XnViewを使用すると一斉に日時が変更できる。

XnViewは以下のところから入手できる。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/xnview/