USB 3.0 Promoter Groupが12月3日にUSBの新しいコネクタの規格の策定を開始したことを発表しました。
新しいコネクタの形状はType-Cと呼ばれています。このコネクタは現状のUSB 3.1および2.0の技術をベースにさらに薄くスマートな製品設計を可能にし、使い勝手を向上させ、将来のUSB規格の性能向上に役立てるものにするということのようです。このコネクタの使用は来年の中ごろには決定されるとのこと。
USB Type-Cの主な特徴は以下の通り。
ー 今後あらわれてくる製品にうまく合うようにした設計
ー USB 2.0 Micro-Bと同じような小型のサイズ
ー ケーブルの方向やプラグの方向を気にすることのないユーザインターフェース
ー Type-Cのコネクタとケーブルは充電能力の向上をサポート
ー 今後のUSB機能向上にも対応できる設計
その結果、今までのType-AやType-BなどのUSBコネクタとは全く違ったものになる。この対応として現状のUSBとの接続には専用のアダプタを使用できるようにするという。
またまた新しいコネクターが出てくるということで、わが家でもそのコネクターを使用したケーブルが散乱することになると思うのだが、このコネクターの策定は3.0のコネクターがあまりにも不細工なので、最近のタブレットや携帯に対応できないということにも原因がありそうだ。サイズだけではなく、充電機能などにも十分対応できていないというのが原因と思われる。
USB 3.0のコネクターを考えるときにもっと落ち着いて新規のものを考えておけばよかったのに、既存のUSB 2.0との相性を優先して考慮していまい、こういう結果になったと思われる。
しかし、今後の無線での接続の発展を考えると、この新コネクタもひょっとするとあまり使われないで終わってしまうのかもしれない。
