カナダのWeWi Telecommunications社が、電源コード不要のノートパソコン「SOL」を発表した。名前は「SOL」である。Solar Powered Laptopと呼んでいる。

その概略仕様は以下のとおり。
CPU Intel Atom D2500
2.5”HDD 320GB
2-4GB Memory
バッテリでの稼働時間 8-10時間
5.02 lbs (2.28kg)
13.3インチ液晶ディスプレイ
USB2.0 3ポート
HDMI、LAN、メモリカードリーダー各1ポート
モデム 3G/4G/LTE対応
無線LAN 11b/gn対応
Bluetooth
GPS及び300万画素Webカメラ
OSはUbuntuである。
価格はSOLが350ドル、SOL Marineが400ドルで、近いうちに販売を開始するとしている。
電源と接続する必要がないのでそういうところにどこでも持ち歩けるように丈夫な設計を行なっている。パナソニックのタフブックの上をいくかも。Marine仕様に関しては詳細は不明だ。水につけても大丈夫なんていうことにはなっていないと思うのだが。
電源コードは必要なくても、ネットと接続する必要はあるので、その点は抜かりなく用意されている。オプションで衛星通信モジュールも搭載可能になっている。
なお、室内の電源コードに接続して充電することも可能のようだ。ソーラーでフル充電するには2時間程度かかる。
とうとうこういうのが出てきたかという感想だ。以前から太陽光パネルを使用したパソコンの充電器が出来ないかと考えていたが、それを通り越してノートにソーラーパネルを搭載してしまった。

WeWi Telecommunications社のSOLのホームページを見ると、ソーラーパネルが1つだけ付いているものと、4面開いているものがある。どちらが本来の形のものか興味が有るところだ。4面が開くようになっているものは、追加のパネルがオプションになっているのかもしれない。
こういう形のノートパソコンが出てくると、電気も通っていない未開地に住んでいるような子どもたちにも、使えるパソコンを供給できるということになる。どこまで価格が下げられるかはわからないが、近い将来にソーラー充電のノートパソコンが未開地の子どもたちに供給されるということが可能になると思われる。
SOLのホームページは以下のところに。