最近、Wiredのサイトで見えない自転車用ヘルメットの話題が出た途端に、いろいろの所で同じ内容の記事やブログが出ているようだ。面白そうなのでそのヘルメットを販売している会社のサイトを覗いてみた。

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見えない自転車用ヘルメットというのは上の写真のように首に巻きつけているのでヘルメットをかぶっているというスタイルではない。しかし、一旦自転車事故が発生すると左上の写真のようにエアバッグが開いてヘルメット状になり、頭を保護してくれるというわけだ。

スエーデンのルンド大学の工業デザインを学ぶ女子大生二人が2005年から開発を開始して製品化したものだ。もう相当前からヨーロッパでは売りだされていたのだが、日本ではまだのようだ。

その安全性を示す動画は以下のところにある。自転車の転倒する微妙な動きをその他の自転車での人間の動きを区別して感知し、転倒事故などだけにエアバッグが飛び出てくるようになっている。普通のヘルメットよりも頭部を覆いかぶさるようにエアバッグが取り巻くので、安全性は高いという。

以下のビデオはドイツ語のビデオなので内容はよく分かっていないが、このヘルメットの内部の電気基板などが見えるので、どんな構造になっているかわかると思う。

日本のテレビでも紹介されているようで、価格も45,000円と紹介されているのでどこかで販売されているのかもしれない。タレントのイモトさんが実際に装着してその安全性を確かめている。このビデオが日本人には一番わかり易いかもしれない。

この会社ではさらなる改良を検討しており、自転車事故で実際にこのヘルメットが動作した状況をヘルメットで記録できるようになっており、そのデータを事故にあった状況なども含めて報告してくれるようにという依頼をしている。

電池で動作しているので充電の必要があり、USBインターフェースで充電を行うようになっているようだ。

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さて、45,000円の自転車用のヘルメットを買いますかね?まあ、命には変えられないので、購入する人はいるはず。それに工業デザインをやっていた人が作る製品なので、見た目は普通のヘルメットよりは格段に良い。

ところで、これはオートバイには使えないようだ。自転車の動きとオートバイの動きは異なるのか?ひょっとすると、オートバイ用も製品開発をしているのかも。