いまだに私などはUSB2.0を主に使用しているが、時代は既にUSB3.0に進んでいるようだ。
そして更にUSB3.1の規格が策定されてその仕様が発表されている。今月21日にはUSB3.1 Develpers Dayというのが開催され、関係者が集まることになっている。

USB3.1の主な変更点は、その速度が10Gbpsと現在の速度に引き上げられたことである。今までのUSB2.0と3.0のものもそのまま接続が可能である。つまりダウンワードコンパチブルである。
さらにUSBの電源供給の仕様も改善され、100Wまでの容量をUSBケーブルを通して供給できるようになる。
USBと競合するインターフェースとしてはAppleなどで採用されているThunderboltが有名だが、あまり世の中に浸透していないようだ。USB3.0は従来から使用しているUSB2.0の機器も接続できるのがユーザに魅力をもたせているのだろう。
そうは言っても、Thunderboltの転送速度が早いのが特徴で、実際その転送速度はUSB3.0のそれをしのいでいた。今回のUSB3.1の仕様の発表はそれに対する危機感から発生したのではないかと思える。
USB3.1 Developers Dayは上で述べたように米国で今月開催されるが、10月にはアイルランドで、12月にはアジアで開催される予定のようである。これよりUSB3.1の普及を促進する。
いずれにせよ、今年末のクリスマス商戦にはUSB3.1を搭載した外付けハードディスクやプリンター等が店頭に並ぶのだろう。