今週は米国ラスベガスで世界最大の家電のショーCESが開かれている。
その中の話題の中心は4Kテレビだ。
昨年の話題が3Dだったことを考えると急展開である。まあ、昨年にはほとんどのテレビメーカーが4Kの設計をやっていたわけで、当たり前といえば当たり前の話だ。
私も昨年の今頃は、次のテレビの目玉は3Dではないでしょうといっていたものだ。

4Kというのは画素数がフルハイビジョンの2倍あるテレビを言っている。一般的に画素数を増やすと画像はきれいに見えるものなので、テレビの開発がそちらの方向に進むのはわかっていたのだ。普通のテレビからハイビジョンに移行したのも、画像がそうすることできれいに見えるからだった。
今回のCESでの各社の4Kテレビ発表の事実というのは、その方向性を示したに他ならない。
付け加えていうなら、4Kテレビくらいになると2次元の画面なのだが、それが3次元のように現実性を増してくる。本当の映像に近づいてくるのだ。
とは言え、実際には3Dと同じようにコンテンツがすぐに表れるかというとそうではないようだ。今のところは2Kの画面を4Kに引き延ばしてみているというのが現実ではないかと思う。4K画面用の放送とか、DVDが出てくるのはもっと先のような気がする。