私は以前からマイクロソフトのソリティア、その中でもフリーセルが好きで、時々パソコンに疲れた時などよく遊んでいた。これが突然Windows 8でなくなってしまった。

その代わりといってはなんだが、X-Box版のソリティアがストアで入手できて遊べるようになった。

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ところが、このソリティアは立ち上がりが遅く、それにその中のフリーセルは動作が遅いうえに、易しすぎるように感じるのだ。それにやり直しの動作もマウスでしかできず、キーボードでのCtl+Zというお決まりのやり直しの動作が効かない。

なんとか以前から遊んでいるWindows 7でのデスクトップバージョンのソリティアをWindows 8に取り込めないかと考えていた。その方法がネットの情報からわかったので紹介する。

まず、Windows 7をインストールしているパソコンが必要だ。そのパソコンの中にあるソリティアやその他のマイクロソフトのゲームを取り込んで、それをWindows 8のパソコンに移植するのだ。

マイクロソフトのゲームのある場所は、C:\Program Files\ の中のMicrosoft Gamesというフォルダーの中だ。そこでそのフォルダーごと手持ちのUSBメモリなどにコピーする。もちろん、オンラインストレージなどでも構わない。(一応Cドライブにシステムが入っていると仮定している)

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次に C:\Windows\System32\ の中にあるCardGames.dllというファイルをやはりUSBメモリにコピーする。

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次にそのUSBメモリをWindows 8のパソコンに接続する。そして、Microsoft Gamesのフォルダーを C:\Program Files\ の下にコピーする。さらに CardGames.dll を C:\Windows\System32\ の下にコピーする。

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普通はこれだけの操作で移動が済みそうなのだが、マイクロソフトのゲームはWindowsのバージョンもチェックしており、それを外さないと立ち上がらない。

それを外すにはバイナリーのデータを処理することのできるエディターでそれぞれのゲームの .exeファイルを開いて、その中にある

7D 04 83 65 FC 00 33 C0 83 7D FC 01 0F 94 C0

というデータを探し出し、その中の 7D というデータを EB に変更する必要がある。

こういうのはちょっと手間がかかし少しパソコンに慣れている人でないと難しい。それを一挙にやってくれるアプリケーションがあるのだ。以下のところにある Microsoft Games Ptcherというものだ。

このサイトの「Download」という箱をクリックするとそのソフトがダウンロードされる。そしてダウンロードしたファイルをダブルクリックし立ち上げて、出てきた画面の下真ん中の「Patch」をクリックするとよい。上に書いたデータの変換を一挙にやってくれる。(ただ、注意しないといけないのはMicrosoft Games Ptcherを立ち上げる前に警告文が出てくるのだが、それは気にしないで無視する必要がある。)

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Microsoft Games Ptcherで処理した後(つまりそれぞれのゲームの .exeファイルのデータを書き換えた後)、マイクロソフトのゲームはWindows 8で正常に動くようになる。

簡単にゲームを立ち上げるようにするには、それぞれのゲームの .exeファイルを右クリックしてショートカットをデスクトップ上に作成すればよい。もちろん、よくわかっている人はそれらのファイルをスタートスクリーンやタスクバーに取り込んでもよい。

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なおマルチプレイヤーのゲームについてはこれだけでは済まない。以下のところにある説明を読んでその指示通りやる必要がある。

このサイトに詳しく説明されている。