Memotoという会社が発表した持ち運び可能なカメラが面白い。どんなものかはMemotoのホームページで紹介されている。

サイズは36x36x9mmだから結構小さいサイズだ。これを上の写真のように服にクリップしたり、あるいは首からかけてもよい。
写真は30秒毎に撮られて、カメラのメモリに蓄えられ、それが最終的にはMemoto社のオンラインストレージに蓄えられる。時間だけでなく、GPSが付いていて、写真を撮った場所も写真と一緒に蓄えられる。
こうすることで毎日何が起こったかを自分で記録することなくカメラが自動的に記録してくれるということになる。このカメラで撮った写真を見る時に必要な写真をすばやく探し出して表示してくれるというソフトが重要だ。
こういう小型のカメラを使ったアプリケーションは、どんどん増えていくと思う。すでにカメラだけなら、ペンや眼鏡に組み込んでこっそり動画や写真を撮ることができるものは、販売されている。
これからもっと小さな小型のカメラが出てくるはずで、いろいろの応用が考えられると思う。
例えば、このカメラのように30秒ごとに写真を蓄えていくという機能は同じだが、必要な時には3分前からの1秒ごとの写真を蓄えることが可能といった機能も追加できるはずだ。カメラは1秒ごとに写真を撮るのだが、メモリに蓄えるのは通常は30秒ごとに、必要な時には1秒ごとに蓄える。
あるいは「いつも動画」というようなキャッチで、動画をいつもとっているのだが、それは3分間なら3分間の間だけ保持しており、どんどん捨てていくようになっている。必要な場合には3分前からの動画がボタンを押した時から記録されていくといったもの。このアイデアは既に事故発生時の動画をとるという自動車搭載のカメラに応用されているものだが。
超小型のカメラの面白い使い方というのはこれからどんどんアイデアが出てくるのではないだろうか。