Windows 7の時からパソコンにマルチスクリーンをつけることはたやすくできるようになった。今年のはじめの記事だが初心者向けにもわかるように解説した記事が以下のところにある。

Windows 8ではこのマルチスクリーン対応が更に強化されている。タスクバーやキーボードショートカットなどにマルチスクリーン対応が強化されているのだ。

その設定や使い方の技術的な話はここではメインのテーマではない。むしろ使い方に注目したいものだ。

今までWindowsでマルチスクリーンが採用されていないこともあって、どういう使い方をするかという話があまりなかったのではないだろうか。しかし、これからはマルチスクリーンを使った仕事の効率化などの話がいろいろ出てくるものと思われる。

すぐに考えつくのが、自宅での株のトレーディングだ。片方の画面で株価の推移を見ながら、片方の画面では実際の取引を行うというのは今でもやっている人がいるのではないだろうか。

パワーポイントを使ったプレゼンテーションも変わってくると思われる。一つだけの画面だと説明がしづらいものが、2つの画面を使うとよりわかりやすく説明できるというのは、プレゼンテーションをやった人ならすぐに思いつくだろう。例えば、片方にはプレゼンの目次を示し、片方では実際のプレゼンをするというのは単純な例である。

片方に表示されていたアプリケーションの画面を、ドラッグドロップで簡単にもう一方のスクリーンに映すとか、双方の画面をワンクリックで置き換えるというのも簡単にできるはず。

マルチスクリーンといってもまだまだ2つの画面というのしか考えられないと思うが、3つ、4つといったマルチスクリーンの応用がこれから進むような気がする。

私のノートパソコンの一つは、ノートの画面には何も表示せず、外付けのディスプレイに表示するようにしている。これなども同じ画面を表示するのではなく、個々のスクリーンに別の画面が表示されるようにできるはずで、これからやり方を調べてみたいと思っている。

ハードとしてはどのようにマルチスクリーンにするかだが、最近は幾つかの機器が売りだされており、それを使うと簡単に手持ちのパソコンをマルチスクリーン化でき、かつ価格もそれほど高くない。

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例えば上の写真の物がそうだが、Matroxの DualHead2Go Digital SEである。マルチスクリーンにするにはディスプレイコントローラーがその数だけ必要と思うのだが、この機械はUSBポートに接続するだけで、マルチスクリーンにすることが可能になっている。この種の機械はこれだけでなく、幾つか市場に出てきている。マルチスクリーンの世界は楽しいように思うのだが、どうだろうか。