メールソフトのThunderbirdはバージョン13.0の頃から「Filelink for Attachments」という方法で、大きなサイズのファイルをメールに添付して送る方法を提供している。

実際にはメールにファイルを添付するのではなく、オンラインストレージを利用して送付するのだ。送付するファイルそのものはオンラインストレージにアップロードして、そのリンク先をメールの中に記入しておく。メールを受け取った側はそのリンクをクリックして、ファイルをダウンロードするという方法でファイルを送付する。

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図で表示すると上のようになる。メール送信前に添付して送りたいファイルを①オンラインストレージにアップロードして、その後②メールを送る。受信側はメールを受け取るとその中に書かれているリンク先をクリックして③ファイルをダウンロードする。

現在のところオンラインストレージとして使用できるのはYousenditというオンラインストレージ・サービスだけである。https://www.yousendit.com/
このFilelinkを使うためには事前にYousenditに登録しておくのがよい。一応無料で2GBの容量を使うことができて、ファイルのサイズは50MBという制限がある。

Thunderbirdのトップ画面で「ツール」をクリックし、「オプション」を選択する。「添付ファイル」のタグをクリックし、その画面で「追加」をクリックする。そこで出てきた画面で、登録したメールアドレスをUsernameとして入力するか、登録していない場合には「アカウントが必要ですか?」をクリックする。

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新しいアカウントを作成すると、Yousenditの登録画面が出てくるので、その指示通りに入力し、登録を行う。Yousenditは確認メールを送ってくるので、それに書かれているリンクをクリックすると登録は完了する。その後植えの画面でメールアドレスをユーザ名として入力し、「セットアップ」をクリックする。

そうすると、Yousenditが追加される。その画面で「次のサイズより大きなファイルの....」でFilelinkで送るファイルのサイズを設定する。そうすると、Thunderbirdは添付ファイルがそのサイズより大きい時には自動的にFilelink機能を使用するようになる。

実際にファイルリンクを使用するのは以下の手順である。

メールを送信する時に指定したサイズよりも大きなサイズのファイルを添付するとThunderbirdはFilelinkを使用するか聞いてくる。

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Filelinkを使用する場合には、「リンク共有」をクリックする。そうするとファイルのアップロードが始まり、終了すると送信メールにファイルのダウンロード用のリンクが記入される。

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もともとFilelinkを使用してファイルを送付するなら、送信メールの「添付」の右隣の三角じるしをクリックし、出てきたリストから「Filelink」を選択すると「Yousendit」が表示されるのでそれをクリックする。そうするとファイルを選択する画面が出てくるので、添付するファイルを選択する。選択するとファイルのアップロードが開始される。

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受信側がメールを受け取るとそのメールの中には、添付ファイルのリンク先が示されているので、それをクリックすると添付ファイルをダウンロードすることができる。