3年前から確定申告はe-Taxでやっている。e-Taxで確定申告を行うと5000円くれるという時だった。いまでも、最高4000円の税額控除が受けられる。
今年はこのe-Taxで使う住民基本台帳カードというICカードを更新しないといけない時期だったのが影響して、確定申告に時間を思った以上にとられた。
そもそも確定申告をやる必要があるかという話だが、普通の会社員で何事もなければやる必要はない。必要がないために、どのくらい自分が税金を収めているかなどという意識に乏しい人が多くなるという欠点はあるが。
確定申告をやる必要があるのは、所得が年2000万円以上あるとか、2ヶ所以上のところから給与をもらっているかなど、結構特種な人たちである。従って、確定申告は普通の会社員は必要がない。

必要はないのだが、普通の会社員でも確定申告を行ったら、支払った税金が返ってくるという話がある。これにもいろいろのケースがあると思うが、一般的な会社員でよく発生するのが、その年に支払った医療費がたくさんあった場合だ。正確な言い方ではないが、支払った医療費が10万円を超えた場合に、所得からその超えた額を差し引くことが出来る。実際の所得よりも所得が少ないようにみなされるわけである。これによって、所得の額によって計算される所得税が少なくなるのだ。その少なくなった金額が払い戻されることになる。
我が家は医療費の支出が多いということもあって、確定申告を毎年行なっている。
今年は3年ごとに行われる住民基本台帳カードの更新を行った。パソコンで確定申告を行うので、その申告を行なっている人の個人認証を行う必要がある。通常書類で行う印鑑の代わりを行うものだ。印鑑なら更新などという妙なことを行う必要はないのだが、インターネットを通じて確定申告をするのはきちんとその人が申告したのかどうかを確認しないと信用ならないという論理だ。書類なら他人が印鑑を代わりに押して提出しても問題ないのに、変な話である。
確定申告の手続を行なっていると、その途中で電子証明書の再登録というのが必要になり、それを実行した。普通に確定申告をe-Taxの画面から実行していけば特に問題はなく進むのだが、私の場合にはなぜか再登録がうまく行っておらず、やり直しをしないといけないハメに陥ったが。
このe-Taxがない時には、税務署から送られてきた書類に手書きで書き込んでいたり、パソコンでやるとしても書類は印刷して提出していたことを考えると便利になったものだ。