Internet上での画像の取り扱いは、JPEG(圧縮したものが元の画像に戻らない方式)という圧縮方式による画像が主流になっているが、PNG(圧縮したものが元の画像に戻る方式)という圧縮方式もその主流の一つである。これらの圧縮方式は1990年代に考案されたもので、規格としては古くなってきている。

Googleはこの画像圧縮方式について新しい提案を行なっており、その圧縮及び伸張のソフトの開発を行なっている。それがWebPというものだ。

最初はJPEGの画像圧縮方式をターゲットにしていると考えられていたが、最近ではデータ量が減らないPNGに関してもターゲットとして開発が勧められているようだ。Googleの説明を読むとJPEGに関しては画像の容量は25-34%少なくて住む。また、PNGに関しては画像の容量は28%小さいサイズですむという。

画像とか動画の圧縮はできるだけコンパクトにすることが、インターネットのブラウザなどでの処理を高速化するのに役立つ。そのメリットがあるのでGoogleは開発に力を入れているのだ。

Googleは動画用の圧縮方式であるWebMも開発を行なっている。

これらのGoogleが提案する圧縮方式が他のブラウザなどから認められたものになるかどうかはまだ定かではないが、GoogleはWebPやWebMの開発を継続しており、画像や動画の画質を良くする努力を行なっている。当然のことながら、そのプログラムのコードは公開されている。

画像や動画の圧縮方式は、プロセッサーの速度に代表されるように、ハードの進化によって新しいものが提案される可能性はおおいにあり、そのハードに乗るソフトによって実現されていくと考える。これからも技術の進歩に従って、新しい圧縮方式が提案されていくはずである。

詳細は以下のところから。