ワープロというと今ではマイクロソフトのWordになってしまったが、ひところは一太郎も頑張っていました。

私もなにかきちんとした文章を書くときには、その最後の仕上げはワープロにしていますが、事前の文章作成の仕事はエディターに頼っています。

とは言え、私の周りでも文章の作成というといきなりWordを使い始める人が多いのにはびっくりです。ワープロを使うよりはエディターを使ったほうがいい場面は多いように思います。

もともとエディターはプログラミングでプログラムを作成するのに使われているものという印象があるのかも知れません。たしかにそういう用途もあるのは事実ですが、そうかと言ってプログラミングの時だけに使うのではもったいない。

基本的に文章作成だけに限って言うなら、ワープロよりもエディターを使って文章だけを作っていくのが効果的だと思います。

ワープロには文字のサイズ、文字の色、段落、などいろいろの機能が入っていますが、文章を書いていくという基本的な機能だけを考えるとそんなものは必要ないわけですから。

エディターはワープロに比較するとその機能が少ない分、作成するファイルのサイズは小さくて済みます。パソコンで動かすにしても、動作が軽く素早いというのがいい点です。

マイクロソフトもWindowsにメモ帳というエディターを無料で提供してくれていますが、これは余りにも機能が少なすぎて、ちょっと使うのには抵抗があります。

やはり、「窓の杜」で紹介されているようなエディターを使うのが良いと思います。行番号やルーラー、アンドゥ・リドゥ機能、検索などの機能はないと効率的に文章は作成されないし、作成した後での利用も効果的に行えません。

実は私は長年、秀丸を使っています。もう10年以上前にシェアウェアを購入しました。それ以来、ずっとそれ以上の支払いはせず、バージョンアップされたものを使い続けています。

ワープロで最終的には体裁を整えて印刷する文章でも、最初の段階はエディターで作成して、ほぼ文章としては完成した段階でワープロにコピーするようにしています。それ以降はワープロで文章のお化粧をするというわけです。

ブログなどの文章の作成も前もってエディターで作っておいて、それをブログの画面に貼り付けることで、作成作業の効率化を図っています。メールの文章の作成も、ちょっと込み入ったメールを作成する場合にはエディターで作成してみてから、メールの文章に貼り付けることにしています。

ワープロを常時使うというようなことはせず、エディターを上手に使うのがいいと思いますね。