桑田真澄氏のスポーツ界に対する
見解がすごい!という話は
時々耳にしていました。
本屋でそんな本を見つけたので
新・野球を学問する
を買ってみました。
部活の体罰、いじめが問題と
なってる今、桑田氏は
体育会系
のイメージそのものである
長時間の拷問のような練習や
先輩や監督への絶対服従関係に
否定的な見解を述べています。
実は昔から世間の常識や
自分の感情にとらわれず
論理的にものごとを考える力を
持っていたようです。
なんと高校1年の時に短時間の
全体練習と十分な個人練習という
スタイルを監督に直訴したそうですよ。
これは私の高校時代にも尽誠学園
などの強豪校では取り入れられて
いたスタイル。
それを聞いて私なんかは
「楽でいいなぁ~」
とうらやましがっていたもんです。
その時点でもう全然理解できてない。
私は阪神ファンなので、巨人の
桑田投手に対してもアンチだった
わけですが、それでも
桑田信者
の投手は絶対的な信頼を置いてました。
アマチュア球界のピッチャーには
桑田信者が時々いるんです。
ピッチャーという人種は概して
気が強くて燃えるタイプ。
だけど桑田信者のピッチャーは
打たれてもカッカしないし、
常時チーム全体のことを考えてる。
そして練習も熱心に取り組む。
ただの野球バカじゃなくて、
論理的にものごとを考えて、
意味のある練習をすること、
頭では分かっていてもなかなか
できないことです。
でもこの思考は野球以外にも
応用できる気がします。
世の中には理不尽だけど、
慣例でそうなってるということが
多々あります。
そういうところにも桑田氏の
論理的思考は活用できるんじゃ
ないかと思いますよ。