Daisuke Kameda's blog アメブロ支店 -3ページ目

[映画] ヤッターマン

アニメ、ヤッターマンの実写化した映画。

ところどころ、ラブストーリー的なものが入っているが、
盛り上がってきたところでオチがつくという、
徹底したコメディー作品である。

アニメっぽいシーンは、わざわざ非実写的なCG
になっていたり、名シーンを上手く挿入していたり
と良くできていた。

映画っぽくなく、DVDが出てから自宅で見るのでも
良さそうな感じもしたけれど、一見の価値はある
おススメ作品。

[舞台] マヌ★カン

劇団TRAPPERの舞台、「マヌ★カン」を見てきた。
場所は、新宿シアターモリエール。
主演(?)は、建みさととミスターちん。

ジャンルとしてはコメディであるが、
その一言だけではもったいない。

少しジーンとくるシーンもありつつ、
思わず爆笑してしまうナンセンスギャグ的なシーンもあり、
心に響くエンタテイメントに仕上がっている。


特に、終盤一歩手前あたりで、伏線が出尽くし
シナリオが読めた感じもしたが、そこから予想を
大きく裏切るネタがあったり、少し泣かせる締めもあったりし、
「そうくるのか」といい意味で裏切られた感じだ。

(たぶん)パンフレットにも意図が込められており、
演出家の方の遊び心や意欲が盛りだくさんだった。

途中、盛り込みすぎた気も若干したが、
最終的には上手くまとまっていて良かったと思う。


今後の公演も楽しみである。

[映画] おくりびと

遅ればせながら、アカデミー賞の外国語映画賞
を受賞した「おくりびと」を見てきた。

昨年の夏ごろに予告編を見たときから
見てみたいと思っていたのだが、タイミングが悪く、
映画館に行く時間がとれずに断念していた。

しかし、アカデミー賞を受賞したことで、
アンコール上映も行われることになり、
見る機会ができた。


アカデミー賞の受賞でご存知の方も多いと思うが、
おくりびとは、葬儀の際に故人を棺に入れる
「納棺師」を題材にした作品である。

「人生」というものを、よくある死に臨む人々を
中心に表現するのではなく、死後に立会い、送り出す、
影の存在を中心に表現した映画だ。

作品として、観客の引き込み方、ストーリーの展開、
演出など、どれをとっても王道といえる。
心に暖かいものが残る、素晴らしい作品となっている。


「おくりびと」自体素晴らしい作品だが、
個人的には、一月ほど前に見た「ベンジャミン・バトン」
との対比がより心に残った。

ベンジャミン・バトンは、いわば「人生」を
徹底して「生きる」という側面から描いた作品である。

一方のおくりびとは、「死(死後)」の側面から描いた
作品であると言え、両者は、同じテーマを
全く逆の視点から描いたような作品だ。

描かれている世界観の違いにも、
アメリカと日本の違いがにじみ出ている。

ベンジャミン・バトンとおくりびとの
主人公達の人生の違い、そして性格の違いからは、
つくづくアメリカと日本人の人生観は違うのだ
と感じずにはいられなかった。

しかし、実は両者には共通点も多い。

それぞれの人が、それぞれの幸せを生きる人生。
死を尊ぶ最期。

習慣や価値観の相違はあれど、
どこの誰であっても人間としての共通点は持っている。
そういう世界が描かれている。

人は誰でも紆余曲折の人生を過ごし、
アクシデントに愕然とし、思わぬ幸運に涙する。

生きていることは尊い。
だからこそ、その生を振り返り心に刻む死も、
ある意味で尊い。


帰り道、作品を振り返りながら
そんなことを感じていた。

両作品を見て、この貴重な機会を得た
ことに感謝しよう。