千夏さん(仮称)が「君」から「彼女」になった3ヵ月のストーリーです。
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(前日のストーリーのおさらい):翔太さんを呼び捨てで名前で呼ぶ女性と
再び会ってしまったことで、心穏やかでない千夏さんは、自分が思い描いて
いたお土産の渡し方ができずに…
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「ちょっと待って。」
翔太さんは千夏さんを呼び止めましたが、千夏さんはどうしていいのかも
わからず、振り向くことなくその場を去りました。
(なんで私、こんな気持ちになってしまうのだろう?嫌ならば、ちゃんと翔太さんに
聞けばいいだけの話だけなのに…)
千夏さんはモヤモヤがピークの中、家に着きました。
(私からごめんなさいの連絡を入れたほうがいいよね…)
そう思いながらも、なんと聞いたらいいのかもわからず、
ずっとためらいながら時間だけが過ぎていきました。
すると、翔太さんから1通のLINEが。
「お土産ありがとう。使わせてもらうよ。もしかして…何か誤解してる?」
と入っていました。
(誤解って何?私が勝手に空回りしているだけなの?
だったら、始めからそう言ってくれればいいのに…)
千夏さんは返事をせずにいましたが、翔太さんからまたLINEが届いて、
「あの子には昔、告白されたことはあるけど、ほんと何もないよ。
だから誤解しないで。」
と書かれていました。
千夏さんはなんだかスッキリしない気持ちながらも、返事だけはと思い、
「わかりました。」
とだけ送りました。
そして3日後、千夏さんはベトナムの報告も終わり、少し落ち着いた
日々を取り戻している中、やはり、翔太さんのことだけは気がかりでは
ありましたが、自分から連絡をするきっかけはつかめずにいました。
すると、悠斗さん(仮称)が千夏さんのところに来て、
「最近、翔太と何かあったの?」
と言われました。
「いえ、別に…」
と平静を保とうとしましたが、悠斗さんから、
「最近の翔太はなんかいつもイライラしてて、声もかけづらいんだよ…
千夏さん、なんとかしてくれない?」
(なんとかって言われても…)
どうしていいのかわからず、今日も仕事が終わりに近づいた時、
千夏さんは翔太さんにLINEをすることにしました。
「お疲れさまです。まだお仕事中ですか?」
と入れると、
「今、片付けているところ。今夜連絡する。」
と返事が返ってきました。
その夜、千夏さんは翔太さんと話すシュミレーションを頭の中で
何度も繰り返し考えていましたが、翔太さんからのLINEには意外な
言葉が入っていました。
「もう家?近くまで出てこれない?」
えっ?今から?と千夏さんは思いましたが、直接会って話をしたほうが
いいのかなと思い、家を出ました。
すると…そこにはお土産で買ってきたネクタイをしている翔太さんが
立っていました。
「よぉ。呼び出して悪いね。どう?なかなか似合っているでしょ?」
つづく…
