千夏さん(仮称)が「君」から「彼女」になった3ヵ月のストーリーです。
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(前日のストーリーのおさらい):翔太さんに自分の思いを告げた千夏さん。
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「え?今、なんて言った?」
翔太さんはフリーズしてしまいました。
すると千夏さんは慌てて、つかんでいた腕を放し、
「え、あ、すみません…」
千夏さんは急に我に返り、自分が告白したことが急に
恥ずかしくなり、その場を立ち去ってしまいました。
(私、顔から火が出そう…どうしよう…でも告白はできた)
少しして、翔太さんに告白した駅のそばまで戻りましたが、
翔太さんの姿は見えませんでした。
千夏さんは、告白できたことですっきりした!
という気持ちになっていました。
その夜、コミュニティに誘ってくれた七海さん(仮称)に
電話で報告をした時、千夏さんは思いも寄らない言葉を
投げかけられました。
「千夏さん。自分の気持ちを伝えられたのは本当に良かったと
思うけど、言われた翔太さんのことは考えた?
しかも、翔太さんを1人にして、その場から立ち去ってしまったんでしょ?
翔太さんはどんな気持ちだったかな…」
千夏さんはハッとした…
言われたとおり、自分の気持ちを伝えることが精一杯で、
翔太さんのことなど、少しも考えに及ばなかったことをとても反省しました。
「千夏さん、あなたは、自分の気持ちを伝えられたことで満足なの?
それとも、翔太さんとお付き合いをしたいの?」
千夏さんは、すぐに返事を返せませんでした…
その夜、千夏さんは今までに感じたことがないくらい、
ひどく落ち込みました。
(ほんと、自分のことしか考えてなかった…)
千夏さんは、翌日、会社を休みました。
ベットに横になり、なんども携帯を見て、翔太さんに
謝らなきゃと思いましたが、何を書いていいのかわからず、
手が動きませんでした…
すると、携帯がなりました。電話の相手は出産祝いを届けた
先輩の真奈美さん(仮称)でした。
「もしもし、この間はありがとね。主人もよろしく伝えてねって
言っていたのよ。また今度ゆっくりお茶でも飲みにきて」
千夏さんにとっては救いの電話でした。
今すぐにでも、私が翔太さんにしてしまったことを聞いて
もらいたいと思いましたが、伝えられませんでした。
その夜は、ただ涙がポロポロっと溢れて止まりませんでした…
つづく…
