千夏さん(仮称)が「君」から「彼女」になった3ヵ月のストーリーです。
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(前日のストーリーのおさらい):名前の呼び方を変えるところから変えて
みることにした2人。ある日、2人で歩いていると後ろから悠斗さん(仮称)から
声をかけられ…
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「2人、仲良いなぁ。もしかして…?」
屈託のない笑顔で悠斗さんは2人に話しかけてきました。
「おぉ、悠斗。帰りかぁ」
悠斗さんから言われた言葉など臆することなく話をかえす翔太さん。
私は悪いことをしているわけでなないのに、妙に心臓がバクバクして
いて、軽く会釈をする程度しかできませんでした。
「また飲みに行こうな。」
と悠斗さんは2人に向かって声をかけると、
「おう、行こうぜ!またな」
と翔太さんは軽く返していました。
悠斗さんがいなくなったあと、千夏さんは、
「翔太さんはあんなふうに言われても慌てないんですね…」
「そんなの気にしてたってしょうがないじゃん。意識しているように
したらかえって不自然だよ。普通にしていればいいんだよ」
と笑いながら答えました。
なんて頼もしいんだろうと千夏さんは思いました。
その後も2人で食事に行き、今日あった出来事や、お互いの学生時代の
ことなどを話しました。
(だいぶ自然な感じで楽しく話せるようになったかな)
そんなことを考えていたら、翔太さんから、
「ところで、千夏の前の彼氏ってどんな人だったの?」
「えっ前の彼氏?」
突然の質問だった。
「学生の頃だっから、それが付き合ったと言えるものか
どうかがわからないです…」
「えっ?付き合ったかどうかわからないってどういうこと?」
「電話したり、一緒に帰ったり、映画を見たりはしたけど、
手はつないだこともないくらいだから…」
「そうなんだぁ。ピュアな恋愛だったんだね」
と言われて、少しうつむいてしまいました。
私からも翔太さんの恋愛について、聞きたいと思いましたが、
聞く勇気は出ませんでした。
すると…
「あれ?翔太?久しぶり!」
見るからにモデルさんのようなキレイな女性が翔太さんに向かって
声をかけてきました。
「お、おう、久しぶり。元気?」
翔太さんは驚く様子もなく、その女性に答えていました。
するとその女性が、
「翔太。もしかして新しい彼女?」
とストレートな質問をしてきました。
「おまえには関係ねえだろ」
と笑って答えていました。
千夏さんは、その女性の視線を感じながらも、
それよりも、親しげに話す翔太さんの様子のほうがきになりました。
「さっきの人、誰ですか?」
「あ、あぁ…(焦り)」
(気になる…)
つづく…
