千夏さん(仮称)が「君」から「彼女」になった3ヵ月のストーリーです。
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(前日のストーリーのおさらい):翔太さんと2人で食事をしていると、
なにやら親しげな女性が来て、翔太さんに話しかけてきました…
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そのあと千夏さんは、翔太さんに問いかけましたが、翔太さんが少し
焦ったいる様子だったので、
「もしかして、お友達ですか?それとも…」
「なんだ、気になる?」
「そりゃ、まぁ、少しは…」
と千夏さんが少し不機嫌そうに答えると、
「あれ?ヤキモチ?」
「そ、そ、そんなんじゃないです…」
とせっかく楽しい時間を過ごしていたのに、水を差された気持ちになりました。
「この年だもん。お互いこれまでいろいろあるでしょ。」
と、翔太さんはサラッと答えました。
(なんだか隠したがっている…翔太さんはモテるからな…)
そして、食事が終わると、2人は駅の方に向かいました。
千夏さんはやっぱり、モヤモヤが消えず、翔太さんと離れて歩いていると、
「千夏、なんだ、まだ怒っているの?」
「怒ってなんてないです…」
「じゃぁ、なんだよ…?」
「私は、私は…ただ、正直に言ってほしいだけです…」
と、千夏さんは、めずらしく自分の気持ちをぶつけました。
「今日、一緒にいるのは千夏だろ」
と翔太さんは優しい顔で答えているのに、
「どういう意味ですか?」
と千夏さんはけげんそうな顔で答えました。
すると翔太さんは一呼吸おいて、
「そういう意味だよ。」
とだけ言ってまた歩き出しました。
(そういう意味って…わからないから聞いているのに…)
モヤモヤは消せないまま、翔太さんとはその日は解散となりました。
千夏さんは家に戻ると、今日のやりとりを振り返り、
聞いてモヤモヤするくらいなら聞かない方がよかったのかな…と
反省していたところ、先輩の真奈美さんからの電話。
「実はね、翔太から連絡が入って、気になる女性がいるんだけど、
今までのタイプとまったく違くてどう対応していいかわからないんだって
言っていたんだけど、これって千夏さんのことなんでしょ?」
と言われ、千夏さんは「気になる子」のフレーズだけが耳に残りましたが、
「ご迷惑をかけてすみません…」
と答えました。
「何か言っていましたか?」
と千夏さんが尋ねると、
「翔太はね、いろいろと過去の恋愛でつらい経験があって、
人を好きになるってことに臆病になっているの。だから、
千夏さんとのことも前向きには考えているんだろうと思うけど、
やっぱりどこかで二の足を踏んでいるって言っていたわ。
その彼の心をとかすことができるのは、以前も言ったけど、
千夏さんのような子じゃないかなって私は思うよ」
(そうか…そういうことだったのか…)
「それじゃ、私、どうしたら翔太さんの気持ちに寄り添えますか?」
つづく…
