千夏さん(仮称)が「君」から「彼女」になった3ヵ月のストーリーです。

 

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(前日のストーリーのおさらい):翔太さんと一緒に東京タワーに登った千夏さん。

翔太さんが素の部分を見せ始めてくれたことで、さらなる思いがまして…

 

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翔太さんと東京タワーを楽しんだ千夏さん。

それと同時に翔太さんの違う一面を見れたことが何より嬉しかった。

 

(私は、本当の自分を見せているのだろうか…

というか、本当の自分ってどんなんだろう…)

 

そんなことをぼんやりと考えながら夜が更けていきました。

 

それから数日がたったある日、千夏さん仕事で1つの大きな

チャンスが巡ってきました。海外への出張です。

千夏さんは希望を出していたので本当に嬉しく思い、

すぐさま翔太さんにも連絡しました。

 

「おめでとう。よかったね。念願叶ったね!」

 

「ありがとうございます。認められて嬉しいです。

がんばります。」

 

「うん。応援してるよ。」

 

翔太さんのこの言葉一つで、千夏さんは本当に頑張れる気がしました。

 

それからの千夏さんは出張に行く準備が忙しくて、

なかなか翔太さんにも会うことができない日々が続きました。

 

そして出発の3日前…

千夏さんは思い切って翔太さんにLINEしました。

 

「出張に行く前に会えませんか?」

 

翔太さんからはYESの連絡がきました。

 

(よかった…)

 

そして出張の前日、2人は会うことができました。

 

「いよいよだね、どのくらい行ってくるんだっけ?」

と翔太さんから切り出してくれました。

 

「はい、2週間です…」

 

「2週間かぁ。けっこう長いな。準備はもう大丈夫?」

 

「はい…」

 

千夏さんは念願の出張だったはずなのに、心はスッキリして

いませんでした。

 

「そんな顔しないで。楽しんできて。お土産話、待っているからさ」

 

「私、わたし…」

 

そういって、千夏さんは心にある全ての気持ちを翔太さんに

伝えました。

 

「千夏、変わったな。自分の気持ちを正直に言える

今の千夏、とってもいいよ。いつもそうしてな。」

 

千夏さんは初めて褒められたような気がしました。

と、同時に、自分の何が変化したのかがよく分かりませんでした。

 

そして出発当日。

 

千夏さんはこの出張で仕事だけではなく、

自分の中の気持ちにしっかり向き合うことを決意していました。

 

「翔太さん、いってきます」

 

 

つづく…