9月の第2週日曜日の鹿島市は、七浦地区で面浮立が3か所行われ、また、鹿島芸能フェスティバルも行われるという日です。
例年の情報を頼りに現地に向かうわけですが、必ずしも同じスケジュールとは限らないようで、今回目的とした母ケ浦面浮立 ほうがうらめんぶりゅう は9時半過ぎに道行きが始まりました。
浮立の行列は、最終的に神社で奉納を行うのですが、そこに向かう道すがらも、舞をしながら道を進んでいきます。道行きです。
佐賀県南部を中心に伝承されている浮立 ふりゅう という民俗芸能は、伝わるうちに形が変化して伝承されているようです。
母ケ浦の面浮立は、浮立の中では2類というとこに分類されていて、最初の浮立源流である1類に、芸能の磨きをかけた姿。
衣装も鮮やかさが増して、観るものを魅了します。
その母ケ浦面浮立の道行きが9時半を廻ったところで始まりました。
先頭は鳥毛 とりげ
大名行列の先頭を歩く奴と同じように梵天のような房がついた棒を二人で投げ合ったり、振り回したりしながら進んでいきます。
行列は、幟の先にある鎮守神社を目指します。
つづいて
鬼 かけうち
先月観た山浦の面浮立と出で立ちが近いように見えます。
大人数です。
ダイナミックな動きにシャグマが乱れ、鬼の面の形相も変わって見えます。
年季が入った鬼の面です。
こちらは赤に重みを感じる面です。
激しい動きにシャグマが振り乱れる。
例年より遅い時刻の道行きということもあり、太陽がかなり昇ってしまい逆光もきつくなってます。
観ている場所の目の前は水路で、その先に田んぼが広がっています。
水路に足場を作って撮影されている方もいらっしゃいましたが、稲の上に歩く姿のカットが撮れたのでしょうねー。
面浮立の行列、後方は少年や女の子が務めてます。
観る場所は正面という手もありましたが、今回は全体を見渡せるところにしました。
ちっちゃい子も頑張ってる(^^)
鉦打ちがつづきます。
このあとは鎮守神社での奉納へ移ります。