ビットコインが円ベースで、1000万円を超えました。節目という意味では意味がありますが、本質的にはあまり意味がありません。チャート的には、まず2021年11月10日の高値69000ドルを超える方が意味がありますが、それも単なる通過点となるでしょう。

 

 これまで私はビットコインをはじめとする暗号資産に対しては懐疑的であり、投資もしませんでしたし、深く観察することもしてきませんでした。

 

その理由としては、

①    データを資産として認識できるか

②    当局の規制がなく、信頼性があるのか、つまり、BTCは金融商品ではなく、単なるモノ

③    ボラティリティが大き過ぎて、投資というよりも投機になる

④    当局のお墨付きがなく金融規制が無いため、機関投資家が参入しにくい

⑤    日本の税制では、暗号資産の利益は雑所得になり、利益確定のタイミングが自由にやりにくい

などの理由がありました。要は、うさん臭いものと見ておりました。

 

 しかし、ビットコイン現物のETFが米国で承認され、ETFとして金融規制の認可が取れた金融商品となり、機関投資家の参入が容易になりました。個人の税制でも、ETFとして取引できることとなり、雑所得から分離課税も選択できるようになりました。

 

 こうした理由から、ビットコインへの投資もありかと考え、動画で解説することにしました。もちろんボラティリティは相変わらず大きいので、取引はそれを考えた投資手法をとる必要は残ります。

 

さて、多くの方が気になるのは、一体どこまで上昇するか? ということだと思いますので、解説しました。