ゴットロン丘疹:手指の関節背側の表面ががさがさとして盛り上がった紅色丘疹

ゴットロン徴候:手指、肘、膝の関節伸側のがさがさした紅斑

 

どちらも皮膚筋炎に特徴的な皮膚症状です。抗MDA5抗体では逆ゴットロン徴候といって、関節屈側に鉄棒を行った時にできるまめ様の所見(鉄棒まめ様所見)を認めることがあります。

 

私は発症時、肘のゴットロン徴候がありました。どんなに保湿をしてもガサガサが治らなく、最後にはヒリヒリした痛みもでてきました。抗MDA5抗体と有意な相関がある逆ゴットロン徴候は、ほんの数分スーパーの買い物袋を提げて歩いた後に、手の平に鉄棒のまめのようなものがでてきたことがありました。なんとも言えない違和感を覚え、あれ?と思ったことを今でも鮮明に覚えています。同じことが数回起きましたが、毎回しばらくして消えたことから、なんだろう?と思いながらもまた日常生活に戻っていきました。

 

今から思えば、あれ?と思った違和感は全て皮膚筋炎からくる症状でした。

 

今年の冬、気になる手の皮膚症状が出ては、消え、を繰り返しています。サクサク先生は抗体値が全てではない、と言っていましたが、抗体値が陰性化しているだけではなく、体感的にも皮膚筋炎の活動性が高いとは思っていません。皮膚筋炎に特徴的な皮膚症状か、と言われると、少し違う気がしていますが、健常者ではあまり見られない症状でもあると思っています。

 

その一つが、指の関節にできる小さな豆です。急にでてきては、一週間くらいで消えます。最初にでてきたときは、ゴットロン丘疹?とヒヤッとしましたが、どうもそれとも違います。カサカサしておらず、表面はつるっとしていて、触ると少し固いです。いくつか連なることはなく、一つできるだけで、それも毎回違う指の違う関節にできます。人差し指、中指、親指のよく使う指、外的刺激を受けやすい指にできやすいかな。

 

違和感は小さくてもブログに記録しておきたいと思います。