草野球の忘年会を楽しんできた、その日の深夜から明け方にかけて。
私は熟睡していたので分からなかったのだか、
夫は急に右上腹部と背中に激しい痛みが襲い、
リビングのソファーで横になっていたのだが痛みは治まらず。
「医大の救急に行くから。自分で行くから大丈夫、寝てて」
朝4時に夫は医大へ。
朝7時半に電話が来た。
「胆管が詰まっていて入院になりました。8時半に家族に病院に来てほしいと行ってるけど、義姉の事があるから12時にしてくださいと医師には言っておきました」との夫の電話。
義姉に朝昼兼ねたおにぎりを4個作り果物を添えて待っていく。
姉は認知症で、話したことも聞いたことも1分経つと忘れてしまう。
いつも夫婦で義姉の家に行くので、「今日は1人? ○○ちゃんは?」
正直にゆっくりと夫の事情を話す。
姉は本当に心配し、「でも病院にいるなら安心だね」と。
暫くすると、また「みんな元気」「○○ちゃんは?」と。
夫は今でも姉たちから○○ちゃんと呼ばれている。
6人姉兄の末っ子だものね。
病院に着くと、
救急の病棟で身動きもせずに眠っていた。
病状の説明でベッド脇に来た医師の声で目を開けた。
この症状で緊急外来に来たのは今年の9月以来二度目。
前回は入院には至らなかったが、今回は胆管の出口が詰まっていて胆汁が溜まっている。その為の治療をするための入院。
私は昼の12時に病院へ行くその前に、入院道具を大方バッグに詰めることが出来た。後の不足分は連絡をしてもらうことに。
医者の話しは、治療内容の他に、
麻酔をかけるときの万が一のリスク、
造影剤を入れたときのリスク、
手術の最悪の時のリスク等々。
お任せするしかないのですよ。
この急性胆管炎は本当に急に発症するのだ。
さっきまであんなに元気だったのに、と誰でも驚く。
だから原因になるものも分からない。
まあ、加齢による体のあちらこちらの疲弊によるものだろうと私は思っている。
元気印の夫よ、早く印を取り戻すのだ。