仕事上のトラブルに巻き込まれたこともあり、すっかりブログを放置していたが、話題はすっかり年末のRIZINに持っていかれてしまった感がある。
“超弩級のスーパーカード” か、“空前絶後の大茶番劇” か。ただ歴史に残ることは間違い無いと思われた「フロイド・メイウェザー.Jr vs 那須川天心」が発表から3日経たずに暗礁に乗り上げてしまった。
契約体重もルールも、何一つ決まっていないのはともかくも、ツーショット撮影すら叶わなかった会見の模様に、違和感を覚えた向きは少なくないはずだ。
ファイティングポーズを取りながら撮影に応じる天心の遥か後方、椅子に腰かけながら苦笑いするメイウェザーの姿には「闘う精神」が感じられなかった。
まるで「おいおい、何をそんなにいきり立ってるんだい? エキシビションだろ?」と言わんばかりの態度に、その後の発言は透けて見えたはずだ。
まぁ、今後の交渉如何では何らかの形でリングに上がってくれるかもしれないが、あれでは天心や我々日本の格闘技ファンが望むような“闘い” にはならない気がする。マイク・タイソンの二の舞を踏まぬためにも、早めに軌道修正した方が得策ではなかろうか。
何より、宙ぶらりんとなってしまう天心が気の毒だ。
数年前から待望されている、あの選手との対戦や、堀口恭司とのリマッチなどの声が出ているが、早く闘いに集中させてあげて欲しい。
ところで、ボクシングの現役世界王者の某選手が「メイウェザーにはやって欲しくない」と宣ったらしいが、これは大きなお世話。ファンや評論家ならともかく、プロなら他人の仕事に口を出すな、と言っておきたい。