DaIARY of A MADMAN

DaIARY of A MADMAN

毎日、ROCKを聴きながらプロレスと格闘技のことばかり考えています。

昨秋に勃発した、仕事上のトラブルが今年になっても影響しており、世間の流れに取り残されないように必死なわけだが、早くも毎年恒例となった東京スポーツの「2019年度プロレス大賞」が発表された。

各賞とも無難な感じで、特段、異論は無いが、せっかくなので当ブログ独自に制定してみたい。

(あくまでも独断と偏見ですので、あしからず)


■DaIARY OF A MADMAN的「2019年度プロレス大賞」

▽最優秀選手賞 (MVP)  
オカダ・カズチカ (新日本プロレス)

ベタだが、やはりオカダの活躍は群を抜いている上、安定感が抜群。
全日本プロレスの宮原健斗、プロレスリング・ノアの清宮海斗も1年を通じて活躍したのは間違い無いが、ライバルの数(層)が違う。

もはや“超人” の域に達したオカダは文句なしのMVPだ。


ともすれば目標を失いがちな立場になっていると想像できるのだが、“前人未到” の高みを目指して更に深化し続けている姿には頭が下がる。1・5のメインイベント終了後、笑顔でいられるだろうか。

 (個人的には「無い」と見ています)


▽年間最高試合 (ベストバウト) 
「鈴木みのる vs 獣神サンダー・ライガー」 (10・14新日本プロレス両国国技館大会)

内容的には異論が出ることも承知しているが、やはりこの試合しかない。


個人的に、プロレスはいかに観る者の感情を揺さぶるかが勝負だと思っているので、この試合の持つストーリー性、そして半年に及ぶ“溜め”。何より、当人同士の心情がヒシヒシと伝わって来た点で、これを超える「闘い」は見当たらなかった。


あくまでも「引退ロード」の一つに過ぎないのかもしれないが、ライガーのクライマックスはこの「闘い」にあったような気がする。


試合後の「座礼」が話題になったが、あの瞬間にグッとこないプロレス者はいないと思う。特に2002年の横浜文体を巡るいきさつを知る人ならなおさらだ。握手でもハグでもなく、座礼で終わったところが、“昭和・新日本道場” を知る、この2人らしい。


そして、50歳を超えている鈴木みのるの「現役感」も、もっと称えられていいような気がする。鈴木が引退する時、介錯するのは誰なのか。そこも興味深い。


▽最優秀タッグチーム賞 (ベスト・ユニット)
STRONGHEARTS (ストロングハーツ/W-1他)

ドラゴン・ゲートを飛び出し、上海を拠点とするプロレス団体「OWE」のユニットで、W-1やDDT等を席巻する“やんちゃ集団”。


当初は大黒柱のCIMAあってこそ、というイメージが強かったものの、“エース” T-Hawk、“切込み隊長” エル・リンダマンの2トップ(と言っても差し支えないだろう)は、一瞬で会場の空気を自分達の色に染めてしまうほどの存在感が出てきた。「次に何をするのだろうか」と常に期待してしまう。


DDTに上がり、AEWと提携しているので新日本プロレスへの参戦は難しいのだろうが、いつかは新日本でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンや鈴木軍を相手に暴れ回って欲しいものだ。


▽殊勲賞 
清宮海斗 (プロレスリング・ノア)

拳王の存在感の方が上のように見る人も多いとは思うが、それは“絶対的ベビーフェイス” 清宮がいてこそ、のもの。いつの世も、反体制側のアウトローに人気が集まるものだが、清宮がいることで拳王(金剛)は輝いていると言える。沈みかけた(失礼!)ノアを再浮上させたのは、間違いなく清宮だ。


まだ線が細く、頼りなく見える面もあるが、初戴冠時のオカダだってそんな風に見えたものだ。当時、「王座から陥落してから真価が問われる」とオカダを評したものだが、清宮も王座から落ちた時でも輝いていられるかが、真のエースになるための条件となる。「ノアのエース」から「業界のエース」に羽ばたけるか、しばらくは見守りたい。


▽敢闘賞 
飯伏幸太 (新日本プロレス)

やはり、初の「G1制覇」が大きい。


MVPに推す人もいるのかもしれないが、残念ながら、そこまでには至らないかな、というのが当ブログの見解。まだIWGPヘビー級王座を掴んでいないことと、立ち位置が明確でないのが最大のマイナスポイントかな。タッグを組む相手も“日替わりメニュー” で、今の飯伏は正直、物足りない。もっともっとエゴを出して、突き抜けて欲しい。そのときこそ、業界を代表する存在になるはずだ。



▽技能賞 
ウィル・オスプレイ (新日本プロレス)

文句無しでしょう。


殊勲賞やMVPに推す人も少なくないようだが、新日本内での評価ならMVPクラスなものの、業界全体への波及効果を考えたら、やはりオカダや清宮の貢献度には少し及ばないかな。


むしろ、変幻自在の動き、無尽蔵のスタミナ、他の追随を許さない独創性をこそ評価すべき。まだ26歳という年齢を考えても、まだまだ成長途上なわけで、末恐ろしい逸材だ。初代タイガーマスクを超える可能性を持つ、唯一の男と言っても過言ではないかもしれない。



▽新人賞 
該当無し

すいません。多忙につき、会場観戦が激減しているため、評価できません。



▽女子プロレス大賞 
ベッキー・リンチ (WWE)

ちょっと反則だけど、2019年の女子プロレスラーで、この人ほど大ブレイクした人はいないはず。2年前はまったく知らなかったけど(だから日本でもファイトしていたことなど全然知りません)、あの堂々としたファイトぶりは、まさに“THA MAN”。アスカ(華名)が小物に見えてしまう。


ロンダ・ラウジーが復活するのか不明な中、世界の女子プロレスラーを導く役割を担っているのは、ベッキー・リンチだと思う。


▽功労賞 
飯塚高史 (新日本プロレス)

プロレス人生の前半と後半でガラッとスタイルを変えたわけだが、引退試合までそれを貫いた「プロ意識」には脱帽。


正直、順風満帆とは言えず、むしろ“波乱万丈” なプロレス人生だった。ピンクのタイツ、サンボ修行、ネオ闘魂トリオ、JJジャックスと“ネタ”の方が多かったように思うが、所謂「1・4事変」における村上和成との因縁抗争やデビュー3年目で長州力のパートナーに抜擢されてIWGPタッグ王者となるなど、輝いた時代もあったことは間違いない。


最近、ももいろクローバーZのPVに登場したことで話題となったが、またプロレス会場にも出現して欲しいものだ。


▽特別功労賞 
ザ・デストロイヤー
アブドーラ・ザ・ブッチャー

ライガーはまだ現役のため来年選出するとして、日本マットに長年貢献してくれたガイコクジンレスラーを代表するお2人にこの賞を捧げたい。


ファンクス人気が爆発する前、全日本プロレスで血の抗争を繰り広げたのは「白覆面の魔王」と「黒い呪術師」。ジャイアント馬場がスケールの大きいオーソドックスなスタイルのプロレスだったのに対し、「白と黒の決闘」は“殺伐感” を前面に出したダークサイドのプロレスだった。アメリカンスタイルの奥深さを知ったのは、この2人の対決からだったかもしれない。



ということで、2019年を振り返ってみたが、会場観戦が激減した分、CSでのテレビ観戦が増え、観る団体が偏ってしまったきらいがある。

その中で気になるのは、やはりベスト・ユニットに挙げたSTRONGHEARTS。T-Harkの水平チョップとエル・リンダマンのぶっこ抜きジャーマンはどの団体に上がってもファンをうならせることだろう。様々なリングに上がり、盛り上げて欲しい。

(もちろん、リンダマンのマイクもね)


■東京スポーツ新聞社制定 2019年度プロレス大賞

▽最優秀選手賞(MVP) オカダ・カズチカ(新日本プロレス)
▽年間最高試合(ベストバウト) 〇オカダ・カズチカ vs.SANADA●(10・14新日本プロレス両国国技館)
▽最優秀タッグチーム賞 諏訪魔&石川修司(全日本プロレス)
▽殊勲賞 宮原健斗(全日本プロレス)
▽敢闘賞 清宮海斗(プロレスリング・ノア)
▽技能賞 飯伏幸太(新日本プロレス)
▽新人賞 ストロングマシーン・J(ドラゴンゲート)
▽女子プロレス大賞 岩谷麻優(スターダム)
▽功労賞 青木篤志

 





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