Murder on the Orient Express 1934

 


登場人物は

エルキュール・ポワロ 
 1974年製作の映画版では Albert Finney (アルバート・フィニー)さんがポワロ役

ムシュー・ブーク 国際寝台車会社の重役 Serge Hazanavicius (アザナヴィシウス)
 フランス人俳優さん(アカデミー賞を受賞した「アーティスト」の監督のお兄さんだったのね~)

 フィニー版では、プークに代わって ビアンキとなってましたが 演じるMartin Balsam さんは
 小さい頃にTVで観た洋画劇場の古い作品で見覚えだけはありました


メアリー・デブナム イギリス人の家庭教師 Jessica Chastain
 お顔がヨーロッパ系(?)で、てっきり英国俳優さんかと思って観てたけど
 米出身俳優さんでした、「女検事アナベス・チェイス」で観てたのね
 SAG賞にもアカデミー賞にもノミネートされていました
 (アカデミー賞受賞式で観た「ヘルプ」のいちシーンのチャスティンさんとは別人のようでしたねぇ)

 フィニー版ではVanessa Redgraveさんでしたが、知らない人はいないんじゃないかというくらい
 英国でも俳優一族みたいですが、バイオチェックして自分が何に一番驚いたかと言うと

 フランコ・ネロさんとの関係、何かの受賞式で観た記憶もありますが、ここに食いつく自分はミーハー?


 原作では、背が高くほっそりしたブルネット、28歳くらい(ポワロの印象は、頭が切れる女性)

アーバスノット大佐 イギリス人  David Morrissey
 あらら、「分別と多感」では素敵なブランドン大佐役でしたが
 ラジー賞に2度もノミネートされてらしたなんて、役選びも難しいのですね
 
 フィニー版では Sean Connery さんが演じてて、コネリーさん007とかは興味なかったけど
 ベタですが「ロビンとマリアン」とか、「薔薇の名前」は好きだったなぁと思い出した


 原作の大佐は、40代くらいで、痩せぎすで日に焼けた肌
 こめかみのあたりに白いものが混じった背の高い男

ラチェット     金持ちの紳士 60~70くらいの間 Toby Jones
 ずっと前に観た「エリザベス一世 愛と陰謀の王宮」で特徴あるお顔で覚えていた

 フィニー版では、 Richard Widmark さん、西部劇のイメージが強いけど、印象深いお顔

ヘクター・マックイーン ラチェットの秘書 30歳くらい  Brian J. Smith 
 クリスティものは英国俳優さんばかりだと思い込んでいたけど、今回は内容に沿ってか米俳優さん
 自分は観てないけど「ゴシップ・ガール」「スターゲイト・ユニバース」などの人気どころや
 「ロウ&オーダー」のゲスト出演で観たばかりだったとチェックして知りました

 フィニー版ではAnthony Perkins さんでしたが、パーキンスさんと言えばノーマン・ベイツって印象で
 原作知らなかったとしても疑ってかかったこと間違いなし

 

エドワード・マスターマン 39歳 イギリス人 ラチェットの召使 Hugh Bonneville
 「オースティンに恋して」ではミスター・ベネット役
 1話しか観てない「ダウントン・アビー」ではグランサム伯爵役だったのね
 ミス・マープルの新シリーズ「鏡は横にひび割れて」では警部役のよう

 原作でポワロの聞き取り調査の際、眠れなくて本を読んでいたと証言していましたが
 アラベラ・リチャードソンの「恋のとりこ」 Love's Captive by Arabella Richardsonは
 お話の中だけの作品のようで、あったら読んでみようと思って探しましたが見つからなかった

 フィニー版では ベドゥースに名前も変わって、演じるのも大御所 John Gielgud でした

ミセス・ハバード  年配のアメリカ人  Barbara Hershey
 お~バーバラ・ハーシーさんだ~!と名前は良く覚えていても、何に出演していたかというと・・?
 で、チェックしてみて、そうか子供の頃観て印象に残っている 「ワイオミングの兄弟」という
 ドラマに出演されていたんだ~と確認
 (何に引きつけられたのか思い出せいまま、もう一度観たいと思っているドラマ)
 そしてあの、デヴィッド・キャラダインさんとの間にお子さんがいたとは~!
 録画したまままだ観ていない「赤毛のアン 新たな始まり」にも出演されていたのですね

 フィニー版では Lauren Bacall さん、ローレン・バコールさんとかキャサリン・ペップバーンさんとか
 ジーナ・ローランズさんとか男前の俳優さん結構好みです


 
コンスタンチン博士  ギリシア人医師 Samuel West
 ウィリアム・ハート/シャルロット・ゲンズブール版「ジェイン・エア」や
 アマンダ・ルート/キアラン・ハインズ版「待ち焦がれて」(説得)
 映画「ハワーズ・エンド」、LaLaでやってた「マーガレット・サッチャー」等々は観ていたんだ

 フィニー版のドクター役は George Coulouris
 
ドラゴミロフ公爵夫人  ロシア人の富豪 Eileen Atkins
 「クランフォード」のミス・ジェンキンス(デボラ)さんじゃぁありませんか~
 原作ではポワロの印象が、ひどく醜いが心を惹きつけるところのある老婦人ってことでしたから
 ぴったり!というのは気が引けるけど、存在感という意味ではミス・デボラを知っているせいか納得

 フィニー版では、Wendy Hiller さんが演じてらしたけどどこかで観たお顔と思ったら
 赤毛のアン
の「アンの青春」ミセス・ハリス役でした、英国俳優さんだったのね


ヒルデガード・シュミット 公爵夫人の小間使い Susanne Lothar
ドイツ人俳優さんのようで、他の出演作は映画「愛を読むひと」くらいしかわからなかった

 フィニー版では Rachel Roberts さん、お初俳優さんかと思ってたら
 作品履歴に
「ピクニック・アト・ハンギングロック」ってあって、これ内容忘れちゃったけど記憶に残ってる


アンドレニ伯爵     ハンガリー人の外交官 Stanley Weber
 フランス人(出身)俳優さん
 出演作のひとつ Any Human Heart は出演者を観るとちょっと面白そうかと観てみたい

 フィニー版では Michael York さん、よく見かけるお顔で
 一人の相手との結婚生活が長い俳優さんは出演作も順調という私の勝手な持論にも当てはまる俳優さん


 30そこそこ、なかなかの美男子で、大きな金髪ひげをたくわえている

アンドレニ伯爵夫人   Elena Satine
 グルジア出身の俳優さん、「コールド・ケース」とか米ドラマにゲスト出演などあり
 

 フィニー版では Jacqueline Bisset さん、若い頃の美しさったらこれぞザ・美人女優って感じで
 この人の瞳を見るたびどうしてそんなに悲しそうなの?っていつも思ったような記憶も


 20歳、雪のように白い肌に茶色の眼、漆黒の髪、美しい異国風の顔立ち

サイラス・ハードマン  アメリカ人の探偵
 (ドラマ版には登場せず)
 フィニー版では、Colin Blakely さん、1980年版「小公子」(リトル・プリンス)のホッブスさん役だったのね

グレタ・オールソン   スウェーデン人の婦人 Marie-Josee Croze
 カナダ出身の俳優さん、2000年の「渦」 Maelstrom って作品で主役のようです

 フィニー版では、Ingrid Bergman さん、この作品を初めてみた時、ちょっとショックだった記憶も・・
 美人女優さんの晩年は観たくないって言ったら失礼かな


アントニオ・フォスカレリ  イタリア人のセールスマン Joseph Mawle
 TVシリーズ「マーリン」のゲスト出演や
 1998年ミニシリーズ サム・ニール版「マーリン」にもチョイ役で出演されてたよう
 
 フィニー版では、Denis Quilley さん、ホームズシリーズにゲスト出演されてるのを見たくらいかな

ピエール・ミシェル  勤続15年になるフランス人の車掌  Denis Menochet
 フランス人俳優さん、ラッセル・クロウ版「ロビン・フッド」や「イングロリアス・バスターズ」
 2作品とも観てないからお初俳優さんでした

 フィニー版では Jean -Pierre Cassel さん、カッセルといえばヴァンサン・カッセルさん
 バイオチェックしたら、なるほどヴァンサンさんのお父上だったのですね



「オリエント急行殺人」は映画版の豪華キャストで過去に観ていたので
今回スーシェさんポワロでどんなふうに描かれるのか楽しみでしたが
今回の配役に不満はありませんが全体的に暗いトーンで、ポワロ自身も暗かったのが気になった
原作も読んでみて、ドラマ版冒頭の別事件解決エピにしても原作ではそれほど暗い設定じゃなかったし
ラストで犯人をどうするかの判断にしても、ポワロさんから意見を聞かれた2人が
犯人を見逃す案に賛成したことであっさり終わっているから、単純に正義の勝利とスッキリした気もする
原作ではいつものポワロさんとさほど変わりなく思えたので
ドラマ版のポワロさんの始まりからラストまでの暗い雰囲気のせいか
観終わった後何とも言えない気分にさせられた
法と秩序をかいくぐってしまえる相手には私刑しかないわな~と思う自分には

犯人の気持ちはよくわかるから、映画版や原作では爽快感もあったけど

今回ポワロさんが決断を迷う設定になっていたので
そのせいか犯人も自分を正当化したりして、そういう部分はちょっといただけなかったかなと
公爵夫人の態度は立派、それを受けてポワロさんも謎は解いたのだからと満足してくれればねぇ
ところが悩みに悩んだ末ってことになると、やっぱモヤモヤ感は残ってしまう
まあでも同じようなものを作っても文句は出たでしょうから、こんなポワロさんもありなのかと納得






ドラマの時代設定は1938年
誰もが知る作品ということでネタバレしてます(一応 正体や関係は白文字で伏せました)
5年前に起きた5歳のデイジー・アームストロング誘拐事件で被害者となった人々の復讐劇

ラチェット=カセッティ デイジー誘拐殺人事件の犯人

アンドレアニ伯爵夫人= アームストロング夫人の妹(薬で眠っていたため実際手を下していない)
アンドレアニ伯爵   =妻に代わって復讐を遂げた
ドラゴミロフ公爵夫人 = デイジーの名づけ親
ヘクター・マックイーン = カセッティ裁判の時の検事(脅されて無罪にした)の息子
ヒルデガード・シュミット=アームストロング家の料理人
ピエール・ミシェル   = アームストロング家のメイド(共犯者扱いされ自殺)
アントニオ・フォスカレリ= アームストロング家の運転手で(ドラマ版ではメイドの恋人とされた)
グレタ・オルソン    =アームストロング家の子守
メアリー・デベナム   =アームストロング家の家庭教師
エドワード・マスターマン=アームストロング大佐の従僕だった
アーバスノット大佐   =アームストロング大佐の親友(命を救ってもらったことがある)
ミセス・ハバード     =アームストロング夫人の母で女優のリンダ・アーデン
コンスタンチン医師   = アームストロング夫人の産科医

原作ではドラマ版に出てこないサイラス・ハードマン=アームストロング家のメイドの恋人
ドラマ版に出てこない彼の代わりにコンスタンチン医師が計画に加わったことになっている
 (原作ではコンスタンチン医師とムッシュ・ブークはあくまでポワロの捜査にひたすら感心する役柄)


プッカ・サヒブ  信用できる人、立派な人
(原書を借りてきて確認したら pukka sahib という単語で、英領インド人による尊称でした)







LaLatvで観ることができた「テンプル・グランディン~自閉症と共に」
これ久々に良いもの見せてもらえましたわ~と嬉しくなった作品で
観終わった後なんだかウキウキするような爽快感を味わえました
実はドキュメンタリーなら受け入れられるけど、映画やドラマに関しては
障害者(に括っていいのかわかりませんが)に焦点を当てる作品は避けがちになってしまうのですが
これは「アンジェラ~15歳の日々」(My So-Called Life)で観ていたクレア・デインズが好きで
大人になった彼女がどんな作品に関わっているのか興味もあったので楽しみにしていて
観始めて即引きこまれ、テンプルの不思議な魅力に参りました~
まさにタイムリーというか、ちょうどSAG賞をチェックしている時に
第17回の受賞式がこちらで放映されてなかったことに気づき
17回の受賞者や受賞作品などもついでにチェックしてたら
TVミニシリーズカテでクレア・デインズがとっていたと知り、LaLatvさんよくぞやってくれた!と感謝
(ただし今現在のLaLatvに関しては、かの国の放送局か?と思えるほど
某国一色に染まりつつあり観るものなし!!!気持ち悪いPを連れてくるな~と言いたい)

Temple Grandin 2010

自閉症を克服(この言い方もふさわしくないかも)した実在するテンプル・グランディンさんのお話で
興味がある方はあらすじや説明はLaLatvのサイトで観ていただくとして

テンプル・グランディンを演じるのが Cleire Danes
 (NHKで観ていた「アンジェラ~15歳の日々」は好きだったなぁと思い出しつつ
  初めはスゴ~ク良かったけど、ジャレッド・レト君とくっつくんだと思っていたら
  彼が親友と寝ちゃったのにはガッカリした覚えもあるから、あれ以上続かなくて結局は良かったかも
  その後俳優より学業を優先したと聞いて安心していたら、イエールを中退していたのですね
  それでも、子役出身俳優さんが辿りがちなハチャメチャな路線にはいかなかったようで
  「ロミオ&ジュリエット」「めぐりあう時間たち」「ターミネーター3」「スターダスト」では
  今いちピンとこなかったけど、この役でSAG賞を受賞していたなんて良かったよかった
  「ロウ&オーダー」の初期シリーズに出演されてるようで、楽しみ )

テンプルの母親役が            Julia Ormond
 (テンプルと髪型が同じような感じだったせいかよく似てた~
  オーモンドさんの作品チェックしたらほとんど観てなかったけど名前は何故かよく知ってる
  若い頃もさぞおきれいでしたでしょうが、今もまだまだお美しい!)

テンプルの叔母役が          Catherine O'Hara
 (IMAGICAの無料放送で、またまた「ペネロピ」観てしまったけど、気のいいお母さん役とか
  ぴったりの俳優さん、第84回アカデミー賞受賞式の中の試写会シーンでも発見)

テンプルの才能を発見したカーロック先生役が David Strathairn
 (数々の映画やドラマ作品でよく見かけるお顔、早く「グッドナイト&グッドラック」を見ねば)

とまあ主要な登場人物はこのくらいで、お話はほぼテンプルさんの一人舞台
なにがそこまではまったのかって考えてみたら、自閉症ということもあり率直さが半端ないところとか
とにかく変わっているから幼い時からいじめは当たり前で、でも負けずにやり返すとか
苛められても苛められてもめげずに自分の意思を貫くところとか
{締めつけ機}には、へぇ~?!ってなってしまったけど
接触を嫌がる彼女なりの解決策として即行作ってしまうところとかなるほどだったし
図式や数字がすぐにイメージできるところなんか
算数の時代から理数系が苦手だった自分としては尊敬もの
ドラマの中で、テンプルの頭の中のイメージが何度も出てくるんだけど、これも面白い
(自動ドアがギロチンに思えてしまうところとか、なるほどだった)
クスッと笑えて、泣けて、テンプルさんの常に前向きな姿勢は尊敬もの
そしてなにより感心したのが、牛の目線発想
牛の鳴き声の異変に気づいて、それをとことん突き詰める
よくいる偽善動物保護活動家のように、牛ちゃんかわいそう~とかぬかして殺すことを否定するのではなく
殺すことは認めて、せめて死の直前まで不快感を味あわせたくないという思いから
牛の身になって(時には這いつくばって)必死で解決策を考えるところなんて
そんな改善されてたなんてまったく知らなかったから、すごいことなんだ~と感心するのみ
男社会の牧場関係者たちからの反発ももろともせず、チャレンジし続けるところとか
絶対あきらめないところとか、このお話観なかったら一生知らなかったでしょうから
その過程のテンプルさんの行動にクスッと笑えて、ほろりと泣けてワクワクさせられた
で、これはきっと原作があるに違いないと図書館検索して見つけたのが「我、自閉症に生まれて」
まだ全部読んだわけじゃないので、読了後感想も変わるかもしれませんが
子供時代の壮絶さに驚き、母親もただ者じゃなかったとわかりました(やっぱ選ばれし者よね)

例えば
テンプルの母は19歳で出産、その時大きな青い目と、たっぷりのふさふさした髪
顎にえくぼのあるノーマルで健康な新生児だったが
生後6ヶ月の時にすでに、母親に抱かれることを嫌がる(抱くと身体を硬直させることに母親が気づく)
その2,3ヶ月後には抱きあげられると、罠に落ちた獣のように母親を引っ掻いた
幼児期のテンプルはドラマではほとんど描かれてなかったけど、本を読むと
母親の並々ならぬ苦しみが想像でき、自分ならそれに耐えられるとは思えない壮絶さ
テンプルが3歳ちょっとの頃、スピーチセラピー学校へ送る車の中、母から帽子を与えられた際
その不快感から逃れたくて帽子を窓から放り出そうとしたため
母親の運転する車が事故を起こしてしまうとか
スピーチ・セラピー学校の先生は良い先生だったんだけど
その先生が持ってた指示棒に恐怖を覚えたテンプルの気持ちとか
(とがった物で人を指さないよう厳しいしつけを受けていたこともあり
 その棒が自分の目をえぐり出すんじゃないかと向けられるたびに恐怖を覚える)

くるくる回しが好き 周囲を自分でコントロールしているようなパワーを感じさせてくれたから
大きな音に対する反応、突然の大きな音は拷問にも等しい
叔母は大好きだったが、彼女にハグされると海底に引きずりこまれたようでパニックを起こし
マシュマロの山に押しつぶされているような感覚だった
香水のどぎつい香りには吐き気を催しそうになるのに、牛や馬の獣臭はなんでもない
幼稚園の時、すでに理解能力はあるのに、それを表現する能力が追いついてなかっただけ
身体が肌の触れ合いを求めていても、いざ触れられると痛みと混乱を感じて身体を引いてしまう
20歳半ばでやっと、握手をしたり目を合わせられるようになった
テンプルが小学生の頃初めて空想した機械は身体に圧力をかける{膨らまし服}

これはまだ読み始めたばかりで今のところ三分の一しか読めてないのですが
原作(自叙伝のような「我、自閉症に生まれて」が原作だとして)もまた別の意味で面白い
全部読み終えたら補足もあるかもしれませんが、久々に素敵な作品に巡り合えて幸せでした


 ドラマ版では、テンプルが「ナポレオン・ソロ」のイリヤ・クリヤキンに夢中ってエピがありましたが
 これには同感、昔夢中で観てた自分も、ロバート・ボーン演じるソロよりも
 デヴィッド・マッカラム演じるイリヤが大好きだったなぁと思いだした
 (理由は、女ったらしのソロに対して、そっちの方面に純情っぽいイリヤが可愛く思えたからだったと記憶)
 でも「我、自閉症に生まれて」にはそういうエピは出てこなくて
 TVドラマに関しては「トワイライト・ゾーン」が好きだったって程度でした
 3月28日補足

ポワロシリーズですっかりクリスティ作品に浸っていたら、3月に入ってIMAGICAの無料放送とか
後半になって海外ドラマの無料放送が集中して、本を読む時間も取れない始末
(字幕以外のドラマを見る場合、編み物は手放せないので
 そのため目が疲れてよけい読書時間が減る
 編み物も凝った編み模様だとそっちに気を取られるので、画面を見つつ手が動かせる程度の
 模様編みを入れつつ、すぐに編み終わってはつまらないから大物を作ることになる
 すると延々編み続けられるから、悪循環となるわけで・・・何にしても時間が足りない
 何年も前に作った自分にしては大作のフードつきコートをほどいて、カーディガンに作り直し中
 ニットブック通りの糸で作らないから、やたら重たいものが出来たりして結局着ないまま何年も放置
 それをほどいてまた一から作り直すことをここ2,3年続けてる気がする
 怨念は込めてないけど、手編みニットって素敵(高い)な毛糸で編まないと外に着ていけないのが難点)
 

IMAGICAを以前視聴していた時は、いつでも観られるという考えからほとんど観てなかったけど
今回BSで無料放送と知り、たまたまどんな作品があるかチェックして
ちらほら耳に入って来ていた「ミレニアム」に興味があったのでオリジナル3部作を見ることになり
これもはまりました

いや~、  リスベット強い!  好みです!
予備知識なしに観たから初めミカエルがヒーローとしてどうなの?とか思ってしまったりもしたけど
1作目で恋人になるのかと思ったら、続く2,3作ではそうでもなかったので
あれはあれでいいのかと納得した
1作目の「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」ではリスベットもミカエルもお初俳優さんでしたが
意外なことに以前NHKだかスパドラだかで観ていた「刑事マルティン・ベック」のベックさん発見
どのマルティン・ベック作品(2,3人のバージョンがある)だったか思い出せませんが
多分初の北欧系ドラマでものすごくリアリティがあって、重厚なドラマだったと記憶していたのですが
同じようにこの「ミレニアム」3部作も重かった~(でも好き)
リスベット役の俳優さん、けっして美人系じゃなくて、小柄でビアン設定にもぴったりで
心を閉ざしたタフなヒロインにもどんぴしゃり!
って検索したら、なんとまあ美人俳優さんじゃあありませんか!(ちょっとシェール入ってる感じ?)
いや~まっこと化粧の威力っつぅーんでしょうか?もともと土台が良いのを崩していただけなのか?
NHKのアカデミー賞受賞総集編で初めてダニエル・クレイグ主演版のリスベットさん観たら
なんとまあとっても可愛い人じゃぁありませんか!
(メイクで変わるのかもしれませんが、あんなに美系だとよけい痛い・・ってこれ、差別発言かしら?)
オリジナルの衝撃がすごかったので、米製作が加わったフィンチャー版はすぐに観なくても・・と
思っているのですが、ちょうど原作も図書館で5人くらい予約待ちなのでいつになるかわかりませんが
フィンチャー版を見るまでに原作を読んでおきたいと思っている次第です

マルティン・ベックを思いだしたところで、同じ北欧系のドラマ
スパドラで観ている「キリング」はデンマークのクライムサスペンスもの
今の時点ではまだ面白いのかつまらないのか判断できないのですが
なんか展開がじれったくって、脱落したい気持ちに傾いてる
演出でしょうが主役の女刑事の一点を見つめる思わせぶりな態度がややうっとうしいというか
なんなの?超能力でも持っているの?って初めの頃思ってしまったくらいわけわからず
一人で考え行動する展開だから、ちょっとまだ馴染めない感じ
それでもラストが気になるから毎回不満をくすぶらせながら観続けてる
最近海外ドラマの吹き替え版観てて気になるのが声優さんの落差が激しいこと
新人さんは育てて欲しいけど、ベテランに混じって棒読みの新人さんが入ってくるとガックリ
一方でベテランさんも耳になじみ過ぎてまたこの人か~?って思えてしまったり
ひと声聴いてよく知ってる声優さんの場合、ベテランさんであっても個性が強すぎると引くから
なかなか納得できず難しい世界です(やっぱ字幕が一番なんだけど、時間を拘束されるから辛い)

スパドラさんと言えば昔は良い作品一杯やってくれたのに~と思いだした
確かポワロシリーズも長編を何本かやってくれたはずだけど、最近はちょっと質が落ちた?
月曜日の「FBI失踪者を追え」はCSIシリーズと同じように今は惰性で観ているくらいですが
「コールド・ケース」や「ボーンズ」のようにキャラクターに不快感を感じないからまだ観続けられる
「キリング」はただただじれったいけど、犯人が分かるまでは観るしかないっしょ~ってところ
しっかし世界各国共通して警察がドンくさくて無能に描かれすぎてて悲しくなる
(うたい文句のツイン・ピークスの再来って?TPには面白い小ネタがたっぷりあったっチューの!)

火曜は唯一好きなキャラがケイシーだけの「チャック」
オタク軍団も嫌いじゃないけど主役同士の恋愛エピは勘弁して~!

今スパドラで一番楽しみなのが「フリンジ」、なんといってもウォルターが可愛すぎ!
オリヴィア・ダナムを演じるアナ・トーブさん、初めて観た時どこかで観た覚えが・・って
検索するまで気づかなかったけど、あのとんでもドラマ「ミストレス」のビアン役だったのでした~
「ミストレス」のジェシカ役も「テラノヴァ」では主役級で、「ミストレス」は自分の好みではなかったけど
それぞれ主役級に抜擢されてるところを見ると、そこそこ評判が良かったのかしら?
(「テラノヴァ」も内容は実は微妙で、主役のエリザベス役の吹き替えもちょっと文句あり
 あの若くて甘ったるい声は3人の子供の母でドクターでもある役に合わないと思うけど
 ご本人の声も甘ったるかったとしたらごめんなさい、でもあの吹き替えは配役ミスに思えるなぁ)

「テンプル・グランディン」繋がりで(とんでも繋がりですが)
牛牧場で思い出したのがダイアナ・パーマーのハート兄弟シリーズ
なんだか無性に読みたくなり5冊一気に再読(ダイアナ作品は久々でしたわ~)
ご先祖がスペイン系のハート兄弟
時系列的には
三男コリガン・ハートとドロシー(ドリー)・ウェインのお話が「クリスマスプレゼントは私」
  (クリスマス・ストーリー’98四つの愛の物語)
長男サイモン・ハートとティラ・ベックのお話が D-824 「最愛の人」
次男キャラハン・ハートとテス・ブレイディのお話が L-900 「結婚の代償」
五男レイナード(レイ)・ハートとメレディス・ジョンズのお話が D-989 「遅すぎた初恋」
四男レオポルド(レオ)・ハートとジャニー・ブルースターのお話が L-1070 「実らぬ純愛」

驚いたことに5冊とも設定やキャラクターに文句もなく、どれも面白かった
特にレオとジャニーのお話がダイアナ作品らしくて一番お気に入りで
ジャニーのキャラクターが可愛くて文句のつけようもなく再読できて満足でした
(カッチカチのビスケットを焼くのがジャニーです)

ハート兄弟と言えばビスケット
それをケンタッキーのビスケットのような感じだと想像して以前作ってみたことがありましたが
「遅すぎた初恋」のメレディスがオリーブオイルで作っていたので
レシピを探して今度はそれに挑戦してみるつもり

ビスケット繋がりで、1年に一度くらい無性に食べたくなるのがオレオクッキー
1年に一度って言うのは、我慢してのことで
買ってくるとついつい食べてしまうので普段は買わないことにしてる
このオレオクッキーが生誕100年ということでABCニュースでも取り上げられていた
しっかし自分で焼いたチョコチップクッキーよりオレオのほうがやみつきになってしまうってことは
ジャニーと同レベルの料理の腕前ってことかしら?

ジョージェット・ヘイヤーの「紳士と月夜の晒し台」を読むことができましたが
やはり原書で読んだ時の感想と同じでした
ケネスもアントニアも好きになれないキャラだったのは、嫌っているし悪口を言ってる人物の
遺産を貰うことを当然のように思っていることだったと再読してみて気づいた
嫌いな奴からは一銭たりとも貰いたくない自分としては(どうしてももらう必要がある場合は悪口は言わない)
若さゆえと寛大になりたくても
、どうしてもそこのところが引っかかったのと
ラストのあっけなさにも驚いた
(原書の感想で触れてなかったってことは、その時気づいてなかったっってことなのね)
あの人物が犯人だとしたら、やっぱり晒し台がどう関わってくるのか知りたかったし
ポワロさんのような顛末説明とまでいかなくてもいいけど
少なくとも探偵役の推測ではなく犯人の自白くらい聞きたかったかなと
唯一印象が違っていたのが、ロマンス担当の2人のやりとりでしたが
これも何故彼があんなおバカちゃんをずっと好きでいたのか?不思議で共感もできずと
GHのミステリーカテにはちょっとがっかりしてしまったので、今のところ残りの原書に手が出せないまま


他にもミネット・ウォルターズの「破壊者」を読み終えて
原書で読んだ時よりも、ニックに対するマギーの態度がトゲトゲしてなかったし
ニックのマギーに対する忍耐力は、ロマンス本のヒーローに重なるところもあり、印象が変わりました
自分にとってミネット・ウォルターズは読むたび感想が違ってくる作家さんで
以前「鉄の枷」や「昏い部屋」が今一だったなどと偉そうにほざいてしまいましたが
読み直してみれば、「鉄の枷」も「昏い部屋」も謎解きに関してもロマンス部分でも
納得できるお話だったと確認しました
唯一しっかり理解できてないんじゃないかと思ってる「囁く谺」の再読が残ってますが
これも今年中には制覇してみたいと考えております。




メリル・ストリープさん登場で、2011年に亡くなった方々を悼む In Memoriam

スザンナ・ヨーク    Susannah York
G・D・スプラドリン   G.D.Spradlin
ジェームズ・アーネス James Arness
ジェーン・ラッセル   Jane Russell
ババ・スミス       Bubba Smith
フランセス・ベイ     Frances Bay
ケネス・マース     Kenneth Mars 
サダ・トンプソン    Sada Thompson
ウィリアム・デュエル  William Duell
マイケル・トーラン   Michael Tolan
ドロレス・ホープ    Dolores Hope
ジョン・ダイ       John Dye
ピーター・フォーク   Peter Falk
クリフ・ロバートソン  Cliff Robertson
ベティ・ギャレット    Betty Garrett
ファーリー・グレンジャー Farley Granger
アンディ・ホイットフィールド Andy Whitfield (若すぎる)
ジョン・ウッド      John Wood
ダイアン・シレント   Diane Cilento
ロバート・イーストン  Robert Easton
ロバーツ・ブロッサム Roberts Blossom
フランチェスコ・クイン Francesco Quinn 
メアリー・フィケット   Mary Fickett
マイケル・サラザン  Michael Sarrazin
マリアン・マーサー  Marian Mercer
チャールズ・ネイピア Charles Napier
クラリス・テイラー   Clarice Taylor
ジャッキー・クーパー  Jackie Cooper
マイケル・ガフ     Michael Gough (「バットマン」の執事さん)
マリア・シュナイダー Maria Schnider (ラストタンゴ・イン・パリのジャンヌさん)
ジョン・ネヴィル John Neville  (Xファイルとバロンのシーン)
ドリス・ベラック Doris Belack
ダナ・ウィンター    Dana Wynter
レン・レッサー     Len Lesser
チャーリー・カラス   Charlie Callas
ハリー・モーガン    Harry Morgan
エリザベス・テイラー  Elizabeth Taylor

ダラスの出演者 リンダ・グレイ、パトリック・ダフィー、ラリー・ハグマンさん登場で
(あの精力的なJR役や「かわいい魔女ジニー」の頃を知っているだけにハグマンさんの変化に・・)
アンサンブル・キャスト賞の発表

「ボードウォーク・エンパイア 欲望の町」 Boardwalk Empire (2年連続受賞)
 (これも無料放送で1話だけ観たけど、面白そうなのでひたすら待ちます)

「ブレイキング・バッド」 Breaking Bad
 (1話観てすべてがわかったとは言えませんが、今はこういうのはいいかなと)

「デクスター~警察官は殺人鬼」 Dexter
 (シーズン2くらいまでは多分観てるはず
  まだ続いているということは捕まらずに殺しちゃってるってことですね、いいぞ~)

「氷と炎の歌」 Game of Thrones
 (これも出ている俳優さん目当てで是非観てみたいとは思っている作品、でも待てます)

「グッド・ワイフ」 The Good Wife
 (最新シーズンの作品紹介でアリシアとウィルが・・・、ってことは・・・)



キャシー・ベイツとオーウェン・ウィルソンさんは
「ミッドナイト・イン・パリ」 Midnight in Paris の作品紹介
 真夜中のパリで、散歩に出かけた男が思いがけず魅惑的な夜を過ごすことに
 ヘミングウェイやフィッツジェラルド、ポーター、ピカソ、スタイン
 歴史に名を刻む芸術家たちがよみがえる
 心躍る夢のような交流を繰り返しながら、主人公の脚本家は人生を見つめ直すという物語

ナタリー・ポートマンがプレゼンターを務めるのは
主演男優賞(映画部門)

デミアン・ビチル     Demian Bichir    「明日を継くために」 A Better Life
 (ご本人の発音も字幕もビチルってなってましたが、米発音のバシアのほうが良くない?)

ジョージ・クルーニー George Clooney 「ファミリー・ツリー」 The Descendants
 (「シリアナ」も「グッドナイト&グッドラック」も録ってあるのにまだ観てないまま
  以前「ER」で人気が出てきた時に、すごい謙虚なコメントしてたのが印象的
  恋人を次から次に変えるところも、ジョジ・クルさんなら許せるってところです)
 
レオナルド・デュカプリオ Leonardo Dicaprio 「J・エドガー」 J. Edgar
 (レオナルド君嫌いじゃないけど、子役時代が際立っていたせいか
  自分にとっては「ギルバート・グレイプ」が頂点かなぁ、大人の彼は観たくない気もする)

ジャン・デュジャルダン Jean Dajerdin 「アーティスト」 The Artist
 (フランスの人気コメディアンでいらっしゃるそうで
  無声映画までいかないけど、こういう顔立ちの俳優さん確かに昔の作品で観た覚えが、)

ブラッド・ピット  Brad Pitt 「マネー・ボール」 Moneyball


ベン・キングズレーさんが発表するのは
主演女優賞(映画部門)

グレン・クローズ    Glenn Close 「アルバート・ノブズ」          Albert Nobbs
 (グレンさんとジャネット・マクティアさんが出ているシーンがスクリーンで紹介されましたが
  お2人とも男装で、ベースとなる作品は作家ジョージ・ムーアの短編らしいのですが
  脚本も手がけるほどだから、グレンさんきっと取りたかったでしょうと勝手に想像してしまった)

ヴィオラ・デイヴィス  Viola Davis「ヘルプ~心がつなぐストーリー」  The Help
(過去4度のノミネートで今回初受賞)

メリル・ストリープ    Meryl Streep 「マーガレット・サッチャー~鉄の女の涙」 The Iron Lady
 (サッチャーさんと言えば、年配のイメージしか知らなかったので、若い頃は美しかったんだ~と
  メリルさんのなりきりぶりは、英国ではどういう評価なんだろうと気になります)

ティルダ・スウィントンTilda Swinton 「少年は残酷な弓を射る」We Need to Talk About Kevin
 (出演作はナルニア国しか観たことないけど、いつも変わった作品に出ている印象が)

ミシェル・ウィリアムズ Michelle Williams 「マリリン 7日間の恋」 My Week with Marilyn
 (「マリリン~」はキャスト名を観るだけでも興味深く、知ってる名前がたくさんでびっくり
 「大聖堂」のエディ・レッドメイン、ジュリア・オーモンド、ケネス・ブラナー
 「ハリー・ポッター」のハーマイオニー役エマ・ワトソン
 英国作品で度々見かけるお顔のマイケル・キッチンさん、トビー・ジョーンズさん
 ジャップ警部のフィリップ・ジャクソンさん、ジム・カーターさん
 「エヴァー・アフター」のダグレイ・スコットさん、「分別と多感」のウィロビー役ドミニク・クーパーさん
 デイム・ジュディ・デンチ、ゾーイ・ワナメイカーさん、デレク・ジャコビさん等々
 英国ものでこれまで観てきた俳優さんの名前が次々出てくるのでこれは是非観てみたい)


ブラッド・ピットは最後のプレゼンターで登場
最優秀作品賞(映画部門)

The Descendants
The Help

Bridesmaids
The Artist
Midnight in Paris


「ヘルプ」の出演者がステージにあがって、再びヴィオラ・デイヴィスさんの感激のスピーチ
(シシー・スペイセクさんも出演されてたのですね、まったく変わらないのがすごい!)

ブラッド・ピットの締めの言葉で終了となりました







冒頭のレッドカーペットで映し出されたお顔は
「ダラス」のリンダ・グレイさんとパトリック・ダフィさんのお2人と
「ヘルプ」のエマ・ストーンさん、ディック・ヴァン・ダイクさん、ケネス・ブラナーさん
「ハーパー・ボーイズ」のジョン・クライヤーさん

シャンパンを開けるのはマット・ズークリー(「グッド・ワイフ」のケイリーでした~)

2作品でノミネートされているグレン・クローズさん
ダイアン・レイン/ジョッシュ・ブローリン夫妻(まだ離婚されてなかったのね、良かった)
エミリー・ワトソンさんはちょっと貫禄がついたような・・・
「ヘルプ」のヴィオラ・デイヴィスさんはご主人(Julius Tennon)同伴かな
黒メガネをかけ、携帯でおどけるガイ・ピアースさんは、「LAコンフィデンシャル」の時とは別人のよう
「グッド・ワイフ」のジュリアナ・マーグリーズさんは弁護士(多分)のご主人同伴で
「モダン・ファミリー」からジェシー・タイラー・ファーガソン
ソフィア・ヴァーガラさんは深紅のドレスでお美しい
「ビギナーズ」でノミネートされている、クリストファー・プラマーさん
(トラップ大佐は今現在に至るまでコンスタントにご活躍、すごいわ!)
「30ロック」のアレック・ボールドウィンさんは噂の彼女ご同伴かしら
ビジー・フィリップス、ミシェル・ウィリアムズ、クリスティン・ウィグさんたち3人は
カメラ目線ではなくお互いの話に没頭してらした
「オフィス」のジョン・クラシンスキーさんは奥様エミリー・ブラントさんと
「ファミリー・ツリー」のジョージ・クルーニーさんは最新恋人ステーシー・キーブラーさんご同伴
(ジョジ・クルさんはいつまでも独身なのが賢い)
「ブライズメイズ」のメリッサ・マッカーシーさん、「アーティスト」のジャン・デュジャルダンさん
同じく「アーティスト」のベレニス・ベジョさんはご主人(監督さんなのね)と
「30ロック」のティナ・フェイさんとジェーン・クラコウスキーさん
Thurgood の ローレンス・フィッシュバーンさんは奥様のジーナ・トレスさんと
(なんと奥様は「エイリアス」の敵方スパイ アンナだったのね~)
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー
(アンジーさん、アカデミー賞での右足を強調する決めポーズが話題になっているようですが
 SAGではなかったようですね)
13回目のノミネートとなるメリル・ストリープさん

オープニングは会場全体が映し出されて、ジョン・クライヤーさんのコメントで始まり
続いてメキシコ出身俳優デミアン・ビチルさん、エミリー・ワトソンさん
「グリー」のアンバー・ライリーさん(字幕が違ってましたが26歳で高校生役なのですね)
「ビッグバン☆セオリー」のシェルドン役ジム・パーソンズさん
(児童劇団でハイエナ役を演じたこともあったそうです)
一瞬誰だか分らなかった「ダメージ」のローズ・バーンさん(オーストラリア出身だったのね)

 

最初のプレゼンターはショートヘアーがお似合いのミシェル・ウィリアムズが
助演男優賞の発表(以下受賞者は太字で)

ケネス・ブラナー      Kenneth Branagh 「マリリン 7日間の恋」 My Week with Marilyn
 (ブラナーさんは良い歳の取り方をされているようで、素敵な中年紳士って感じでしょうか)

アーミー・ハマー      Armie Hammer 「J・エドガー」 J. Edgar
 (「ゴシップ・ガール」に出演されてるようですが、観てないから初めて観るお顔)

ジョナ・ヒル         Jonah Hill   「マネーボール」 Money Ball
 (ナイトラインの特集か何かで観たばかりですが真剣に観てなかったので、ノミネートされるくらい
 評価されてたんだ~と驚きましたが、それにしてもIMDbのフォトと違いすぎやしませんか?)

ニック・ノルティ       Nick Nolte   「ウォリアー」  Warrior
 (80歳を過ぎているクリストファー・プラマーさんと同じくらいに見えるノルティさんの老衰ぶりに
 やや驚きですが、いろいろ問題児なのでそういうところも影響しているのか?)

クリストファー・プラマー Crhristopher Plummer 「人生はビギナーズ」  Beginners
 (今回がSAGでは初の受賞)
 ユーモアも交えてのスピーチは、ベテラン俳優さんならではの風格でしょうか
 俳優の娘さんアマンダ・プラマーさんのことや、闘病生活をされている奥様への感謝の言葉もあり
 やっぱトラップ大佐のイメージ壊れないわ
 スピーチで触れられた3度目の夫人とは40年以上連れ添っていらっしゃるようで
 結婚歴長い俳優さんのほうがお仕事も安定されているように思えるのは偏見かしら?

ジョージ・クルーニーとシェイリーン・ウッドリーさん登場で
映画部門のアンサンブル・キャスト賞にノミネートされている 
「ファミリー・ツリー」 The Descendants の作品紹介
 ハワイが舞台で、ある家族が悲劇に見舞われ楽園での生活に危機が訪れる
 家族を再生するべく苦悩するうち{許し}の必要性を感じる一家、そして絆の大切さに気づく

ドン・チードルさん(今回はダイヤのピアスなしで合格)登場で
助演女優賞の発表

ベレニス・ベジョ   Berenice Bejo 「アーティスト」 The Artist
 (アルゼンチン出身俳優さん、この作品の監督の奥様なのでした)

ジェシカ・チャスティン  Jessica Chastain 「ヘルプ~心がつなぐストーリー」 The Help
 (「オリエント急行の殺人」で観たばかりなのに、まったく気づかなかった)

メリッサ・マッカーシー  Melissa McCarthy 「ブライズメイズ」 Bridesmaids
 (会場の客席でもスクリーンの一場面でもご主人と一緒でした)

ジャネット・マクティア   Janet McTeer   「アルバート・ノブズ」 Albert Nobbs
 (うわっ、男装(?)のマクティアさんが一瞬ジェフリー・ラッシュさんに見えてしまった~)

オクタヴィア・スペンサー Octavia Spencer 「ヘルプ~」(初ノミネートで初受賞)
 (数々のドラマ作品でお見かけしたお顔
  感激しながらもしっかりしたスピーチでカンペがなかったことも良かった)

「グッド・ワイフ」のジュリアナ・マルグリーズと「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストン
(2人のコントはメル・ブルックスとアン・バンクロフトのエピソードでした)
が発表するのは主演男優賞(コメディシリーズ部門)

アレック・ボールドウィン Alec Baldwin 「30ロック」 30Rock (6年連続受賞)
 (トリヴィアで発見したのは、「ロウ&オーダー」のシーズン8で自分の経験をもとに
  脚本を書いていらっしゃるようで、この先観られるから楽しみ
  それにしても一時期は元奥様キム・ベイシンガーさんが波に乗っていらして
  今はアレックさんの時代ということでしょうか
  俳優カップルはこういうところが微妙なんじゃないかと想像してしまいます
  6年連続の受賞ってのもすごいけど「サインフェルド」がだめだった自分には
  アメリカで受けるコメディが合うかどうかは?)

タイ・バーレル        Ty Burrell     「モダン・ファミリー」 Modern Family
 (特徴のあるお顔で、「ホワイトハウス」や「ダメージ」にゲスト出演されてた)
  
スティーヴ・カレル      Steve Carell  「ジ・オフィス」     The Office
 (カレルさんはレッド・カーペットなどでの奥様との様子も微笑ましく
  コメディ俳優さんにしては精神が安定した印象)

ジョン・クライヤー       John Cryer    「ハーパー☆ボーイズ」 Two and A Half Men
 (俳優夫妻の息子さんだったのね、それにしてもチャーリー・シーンと共演してたんだから
  忍耐力は相当なものじゃないかと想像してます)
 
エリック・ストーンストリート Eric Stonestreet 「モダン・ファミリー」
 (この方も数々のドラマ作品で観ていたのでしたが、お笑い系の俳優さんか?)


レジーナ・キングとカイル・チャンドラーが発表するのは
主演女優賞(コメディシリーズ部門)
(俳優になる前、候補者たちが何をしていたかというおまけつきで)

ジェリー・ボーエン Julie Bowen 「モダン・ファミリー」
(イタリア・ルネッサンスを学んでいた)

イーディ・ファルコ Edie Falco 「ナース・ジャッキー」 Nurse Jackie
(着ぐるみの仕事でクッキー・モンスターに扮したこともあるとか)

ティナ・フェイ Tina Fay 「30ロック」
(学校新聞でコラムを書いていた)

ソフィア・ヴァーガラSofia Vargara 「モダン・ファミリー」
(歯科医学を学んでいたと)

ベティ・ホワイト Betty White (歌を歌っていた?)
「ホット・イン・クリーブランド」Hot in Cleveland (2年連続の受賞)

 (ベティ・ホワイトさんのお隣にいた白髪の男性は見覚えがあるけど思い出せず・・・)

ジェシカ・チャスティンさんはSAGの活動を紹介、全米に広がる支部の無名俳優さんの紹介もあり


キラ・セジウィックとケビン・ベーコン夫妻(ケヴィンさんちょと痩せすぎじゃない?役作りならいいけど)は
アンサンブルキャスト賞(コメディシリーズ部門)の発表

「30ロック」         30Rock
「ビッグバン☆セオリー」 The Big Bang Theory
「グリー」           Glee
「モダン・ファミリー」   Modern Family (2年連続の受賞)
「ジ・オフィス」        The Office

「モダン・ファミリー」チームはスピーチもあらかじめ用意してあったようなコント仕立てということは
余裕の受賞だったのか?(観てる人には受けるのか?)



グレン・クローズとケネス・ブラナーさんが
主演女優賞(テレビ映画・ミニシリーズ部門)の発表を

ダイアン・レイン Diane Rane 「シネマ・ヴェリティ」 Cinema Verite
 (会場でのお姿はまだまだお美しいのに、作品の中では年齢相当なのが女優魂なのね)

マギー・スミス Maggie Smith 「ダウントン・アビー」 Downton Abbey
 (いつまで現役ばりばりですか?とお聞きしたいくらいコンスタントに出続けていらっしゃる
 息子さんの一人が「ジェイン・エア」のロチェスター役トビー・スティーヴンスさんで
 トビーさんはマープルの「青いゼラニウム」で観られるようで
 そしてもう一人の息子さんも同じく俳優のクリス・ラーキンさん
 こちらはロチェスター役ではないけれど1996年版「ジェイン・エア」に出演と
 マープルの新シリーズ「ポケットにライ麦を」に出演されているようで、ここも俳優一家なのね

エミリー・ワトソンEmily Watson 「アポロプリエイト・アダルト」 Aporropriate Adult
 (会場席のエミリーさんはスクリーンに映ったスッピンに見えた役柄とは別人のようで
 英国俳優さんは美人美人してないけど不思議な魅力がある方が多いような気もする
 この方もそんな印象で「奇跡の海」でのエミリーさんの純粋な目は今でも記憶に残ってます)

ベティ・ホワイト Betty White 「ザ・ロスト・ヴァレンタイン」 The Lost Valentine
 (2つもノミネートなんて、最年長現役ばりばり俳優さんってところでしょうか?)

ケイト・ウィンスレット Kate Winslet 「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」 Mildred Piarce
 (受賞されたご本人がいらっしゃらないのは、事情がおありでしょうがやっぱしらける?)

オクタヴィア・スペンサー、エマ・ストーンとヴァイオラ・デイヴィスが「ヘルプ」の作品紹介
南部に生きる女性たちの姿を通して、社会の現実を浮き彫りにした本作では
文化を超えた友情が描かれます
主人公は人生を見失いかけた女性、使命感に駆られた記者、自由を求める協力者
彼女たちが一致団結したことで、勇気を出せば世界を変えられることができるというテーマ

ゾーイ・サルダナとアーミー・ハマーさんが
主演男優賞(テレビ映画、ミニシリーズ部門)の発表を

「Thurgood」の ローレンス・フィッシュバーン   Laurence Fishburne
 (CSIの新シリーズはまだ観てないから、依然「ティナ」での悪印象のままですが
 この作品では判事役ということで、そろそろ悪役イメージを捨てるべきか・・・って
 
どこかで述べた覚えが・・って思ったら、62回トニー賞の感想でも同じこと言ってました)

「Too Big To Fail」の ポール・ジアマッティ
Paul Giamatti
 (どこにでもいそうなおっさんとか外見で判断してはいけないのですね
 お父上はイエール大の教授でご本人もイエール大卒
 お兄さんも数々のドラマにゲスト出演されている俳優さんだったんですね)

「The Kennedys」 「ケネディ家の人々」 の グレッグ・キニア Greg Kinnear
 (HNKもたまにはいいことするのね、面白かったとは言えないけれど観ておいてよかった
  しっかし最近のNHKって、かの国ごり押し半端ない某TV局に負けじと思ってでもいるのか
  チャンネル変えると某国特集やってる気がして、もう怒りを通り越してあきれます)

「Mildred Pierce」 「ミルドレッド・ピアーズ 幸せの代償」のガイ・ピアース Guy Pearce
 (ずっと「LAコンフィデンシャル」の二枚目俳優さんって印象が強いので
                           受賞式でのお茶目なイメージは好感度UP)

「Too Big To Fail」の ジェームズ・ウッズ James Woods
 (今回検索してみて長年に渡る大きな勘違いを発見、昔観ていた「プライベート・アイ」に出てた
 マイケル・ウッズさんが弟さんだとばかり思い込んでいたけど、全く別人でした・・またも勘違いだわ
 しかも弟さんのマイケル・ジェフリー・ウッズさんはすでに亡くなられていたのでした)

受賞したジアマッティさんも欠席で残念


全米映画俳優組合会長のケン・ハワードさん登場
(長~い出演履歴をお持ちの俳優さんでもいらっしゃったのですね、最新の「クローザー」にも)

マーヤ・ルドルフ、クリスティン・ウィグ(SNL)とメリッサ・マッカーシーの3人は
Bridesmaides の作品紹介
女同士の強い友情が描かれている作品で、人生の節目を迎える女性の物語ということです
(コメディ系の女優さんたちのせいか、おもしろゲームで場を盛り上げてましたが
 スコセッシ ネタは今一理解できず、監督が賞レースの真っ只中にいるからなのか?なんだろう?)

プレゼンターのデイック・ヴァン・ダイクさんが登場すると、会場総立ちで拍手喝采
生涯功労賞を授与されたメアリー・タイラー・ムーアの紹介を
(ヴァン・ダイクさんは「チキチキバンバン」よりも「ドクター・マーク・スローン」を良く覚えてましたが
 俳優仲間にも愛されてる人格故なのか、90近くでまだまだご活躍なのは嬉しい
 受賞したメアリー・タイラー・ムーアさんは彼より10以上歳下なんだけど
 スピーチがちょっと危くて大丈夫かな?の雰囲気で、ハラハラさせられた
 どちらも全盛期の活躍はすごくて、アメリカなら誰もが知る俳優さんということでしょうが
 微妙な空気も最後はヴァン・ダイクさんの愛情のこもったやり取りに救われたかな)

ジュディ・グりアとエド・ヘルムズが発表するのは
主演女優賞(ドラマシリーズ部門)

キャシー・ベイツ Kathy Bates 「ハリーズ・ロウ」 Harry's Law
 (無料放送で1話だけ観た弁護士役がなかなかおもしろそうで、いつかスパドラでやってくれないかな)

グレン・クローズ Glenn Close 「ダメージ」 Dmages
 (年齢が近いせいかついついメリル・ストリープさんと比べてしまいますが
 メリルさんより評価されてない気もする、というか俳優業も私生活もご円満らしいメリルさんより
 グレンさんを応援したくなるのは、自分が天の邪鬼だからかしら?)

ジェシカ・ラング Jessica Lange
         「アメリカン・ホラー・ストーリー」 American Horror Story

(初受賞、お歳を召しても色っぽいこと!サム・シェパードさんがそばにいないのに慣れなくてはね
 どんなに素敵なカップルだと思っても、別れは必ずやってくるのです~って、残念です)

ジュリアナ・マーグリース Julianna Margulies 「グッド・ワイフ」 The Good Wife
 (「ER」の時はジョジ・クルさんが好きだったから、あまり良い印象もてなかったけど
 「グッド・ワイフ」で頑張ってらして、私生活でもイケメン弁護士(?)の旦那さまで幸せそう)

キーラ・セジウィック Kyra Sedgwick 「ザ・クローザー」 The Closer
 (おしどり夫婦と言われているカップルが離婚するのも少なくないこの業界
  いつケヴィン・ベーコンさんとレッド・カーペットを歩かなくなるか毎年心配でしたが
  今年もしっかり寄り添うケヴィンさんを見られて良かったよかった
  そして「クローザー」はファイナルシーズンが早く観たい!)


ベレニス・ベジョとジャン・デュジャルダンは「アーティスト」の作品紹介を
 舞台は古き良きハリウッド、時代に取り残されて落ちぶれた俳優が
 美しい女優の力を借り、進む道を模索する物語だそうです


ティナ・フェイとジョン・クラシンスキーさん登場で
主演男優賞(ドラマシリーズ部門)の発表
(ティナさんなら盛り上げてくれると思ってましたよ~
 しっかし、美人で賢くて笑いのセンスもあるってタイプの女優さん日本にいないのは残念)

パトリック・J・アダム Patrick J. Adams 「スーツ」  Suits
 (「コールド・ケース」「アナベス・チェイス」「ナンバーズ」「マダム・プレジデント」「FBI失踪者を追え」
  等々で観ていたんだけど、もう覚えられないわ)

スティーヴ・ブシェミ Steve Buscemi 「ボードウォーク・エンパイア」 Boardwalk Empire
(2年連続の受賞、20年以上も結婚生活が続いている奥様とも仲良さげで
 役柄ゆえか、つい変人タイプかと思いこんでしまっていたのは自分の偏見だったってことですね
 受賞した喜びを手ぶりを交えて語るところでは、手が美しく見えて好感度さらにUP)

カイル・チャンドラー Kyle Chandler 「フライデー・ナイト・ライツ」 Friday Night Lights
 (出演作に見覚えなしと思っていたら、お気に入りの作品「グッドラック・サイゴン」に出てらした)

ブライアン・クランストン Bryan Cranston 「ブレイキング・バッド」 Breaking Bad
 (「ブレイキング・バッド」は数話観たけど、やっぱ「マルコム・イン・ザ・ミドル」のお父さんが良いわ)

マイケル・C・ホール Michael C. Hall 「デクスター ~警察官は殺人鬼」 Dexter
 (もう病気から回復されたのかな、立派なお髭は赤毛なのか?)

受賞されたブシェミさんのスピーチはカンペありでしたが、限られた時間の中感謝の気持ちが伝わって
名前を読み上げられた子役ちゃんの素直な喜びの表情を見て、このために皆さんカンペ持参なのねと納得

その2へ続く
今回読んだ翻訳本は 「知性と感性」 近代文芸社 工藤政司訳 
 オースティンの長編作品は全部持っていると思っていたら、これだけがなかった
 今回図書館で借りたハード・カバーを読んでみて、再読することもないだろうと
 自分の覚え書き用にあらすじ混じりの感想など残してみました

原作にほぼ忠実だったのはドラマ版のほうで、やはり時間が長い分
登場人物もほぼ同じだったり、それぞれのキャラクターも原作に沿ってる気もする

(この翻訳本ではエリノアはエリナ、マリアンヌはマリアンとなってましたので、原作表記どおりに)
映像版で理解してなかったのは、異母兄ジョンに追い出されたダッシュウッド一家の立場
 エリナやマリアンの父親であるミスター・ヘンリー・ダッシュウッドは
 サセックス州にあるノーランド・パークの前当主の甥にあたり、高齢の前当主を看取り
 その後法定相続人として、当主となっていたが
 エリナたちの母親と結婚する前の夫人(死別)との間に一人息子がいて
 そのミスター・ジョン・ダッシュウッドと彼の息子(2,3歳)に前当主から財産の半分が譲られた
 (ジョンは資産家だった亡き母から相当な財産を貰い、結婚してさらに財産が増えたため
 初めはノーランドの財産を相続することに関心が無かった)
 ヘンリーは伯父の遺言に失望させられるが、娘たちそれぞれに千ポンドずつ残されたことや
 まだ自分も先が長いと考えていたため楽観したまま伯父の死後わずか1年で他界する
 その時未亡人と娘たちに残されたのは一万ポンドだけ

ここにジョンの妻ファニーがしゃしゃり出てくるわけで、いつの世も嫁の器量一つってことで
ジョンも妻にいいように操られるしょぼい夫キャラでしたが、よくあるパターンと思えば納得できる

で、嫁のファニーが我が者顔でノーランド・パークにやって来た日にゃぁ
自分ならミセス・ダッシュウッドのように半年も我慢などできず、とっとと出ていくこと間違いなし
その部分の描写も、原作では屋敷にあった立派な家具調度品(ピアノを含めて)など
持って出ることになるから、映画版やTVドラマ版のように、みすぼらしく出ていく印象とは違い
女中も2人、下男も一人連れていくと、今の基準で考えるのもおかしいですが結構リッチでした
(映画版もドラマ版も貧乏アピール多々ありましたが、原作ではさほど感じなかった)

 この時姉宅を訪問したファニーの弟エドワード・フェラーズが、ダッシュウッド一家と親しくなる
 姉と違ってまことに気持ちの良い青年で、エリナは彼に恋心を抱き、相手の気持ちも同じだと考える

ダッシュウッド一家に救いの手を差し出したのは、母方の遠縁にあたるサー・ジョン・ミドルトン
サー・ジョンの妻の母がミセス・ジェニングズ
ミセス・ジェニングズの2人の娘が、サー・ジョン・ミドルトンの妻レディ・ミドルトンと
ミスター・パーマーに嫁いだシャーロット(クリーヴランド在住)
デヴォンシアでは彼らとの社交生活が描かれていて、サー・ジョンの多大な親切心にもびっくり

 デヴォンシアに来てからの社交生活は、マリアンにとっては退屈極まりないもので
 サー・ジョン・ミドルトンやジェニングズ夫人のお気に入りブランドン大佐も年寄り扱いして無視
 そこへ白馬の騎士のごとくさっそうと現れた美青年ウィロビーにころっと参ってしまう
 バートン・コテージに来たダッシュウッド一家を訪問した当初からマリアンに引かれていたブランドン大佐は
 若いライバルに勝ち目はないと傷心を隠すが、賢いエリナに慰められたりもする

ミセス・ジェニングズの親戚がスティール姉妹 
並みの容姿の姉アン(30近い)と、かなり美しい妹ルーシー(22.3歳ってことは18で婚約か)
(彼女たちが自分より上の立場の人々に媚びいる態度を観ていると世渡り上手ってことでしょうが
結局数々の策略をめぐらしたルーシーの結末がみじめでないのも、その性格が効いたのねと納得
ダッシュウッド家の経済状態は原作より映像版のほうが貧乏状態が強調されてた

 親切なミセス・ジェニングズの世話になることになったスティール姉妹
 マリアンもエリナもスティール姉妹を好きにはなれなかったが、狭い社交の場では避けることもできず
 そんなある日妹のルーシーがエリナにある打ち明け話をして、彼女を絶望のどん底に落とす 
 そしてウィロビーと婚約したも同然と周りから思われていたマリアンにも不幸の兆しが
 突然ロンドンへ発つと言い去って行ったウィロビーになすすべもなく戸惑うマリアン
 やがて親切なミセス・ジェニングズの好意でエリナとマリアンもロンドンへ行くことになり
 そこでマリアンは、愛するウィロビーが他の女性と婚約したことを知らされる
 失意のマリアンには周りのことなど構っていられず、エリナの説得でしばらくロンドンに留まるが
 母親の元に戻りたい気持ちが募り、帰途へとついたその途中病を患って生死の境をさまようことに
 回復した彼女のそばには、ブランドン大佐の姿が
 バートン・コテージに戻った姉妹はもとの生活に戻るが・・・

原作を読んでみて何が驚いたかって、登場人物の年齢に驚いた
マリアンは16歳半から17歳、エリナは19歳~20歳、マーガレットは13歳~って設定で
おいおい!17歳のマリアンはともかく、エリナも19歳でっせ!
だからエマ・トンプソンさんに違和感あったんだ~と納得(この時点では原作も読んでないのに)
マリアンは典型的なティーンエイジャーだし、マリアンと似た性格の母を持つエリナにしても
しっかりせざるを得ないとはいえ、19歳だからと思えば納得できる
なのに映画版ではエマ・トンプソンさんですわ~、脚本だけに何故しとかなかった?と聞きたい

ドラマ版のエリナは演じる俳優さんを知らないせいか、20歳に見えないこともないから
不自然でもなかった
映画版のレビューなど検索すると皆さま納得されてるみたいだけど
エリナの20歳くらいでのあの立場と、どうしても30過ぎにしか見えないエマさんでは
痛々しさが全然違う
映画版もドラマ版も不満というほどでもないけど、やはり映画版は配役に無理があるかと・・
アラン・リックマンさんとケイト・ウィンスレットにしても現実でも30近く離れているわけで
それじゃあほんとにロリ・・じゃぁありませんかってね、歳の2倍というくらいならまだ許せる
(まあ当時は15.6で結婚もありだから、現在に当てはめるのもおかしいのですが)

そしてもう一つのびっくりが、原作を読んでみて絶対嫌いなタイプだと思っていたマリアンが
いやいや案外素直なだけで、わがままなんかじゃなかったのね~と考えが変わった
(16.7ならあの思いこみも理解できるし失恋の痛手もわかる、まだ世界が自分中心の頃だから)
それに引き換えお気に入りキャラだと思っていたエリナにガッカリさせられたのが驚きでした
確かにあの一家の中でもっとも常識人だと言うこともわかるし
優しく良き母とは言えマリアンのようにどこかお花畑能で短絡的な母親だから
エリナがしっかりせざるを得ないってことも良くわかる
ですが、さんざん心の中で悪口言ってるエリナさんをみるにつけ、どんどん嫌いになってく
(自分も嫌ってる奴とは話もしたくないマリアンタイプだと気づいたから)
その点、私はあなたなんか嫌い!って行動もそれに伴うマリアンのほうが素直で良いってことに
もちろんそんなんじゃぁ世の中渡っていけないし、お金持ちのお嬢じゃぁあるまいしってことですが
なんだか徐々にエリナに共感できなくなり、とどめはラストで
許しを請いに来たウィロビーにエリナが同情する場面(ここが映像版と原作とで違っている)
これで一気にエリナさんの株が下がった

あんな自己中放蕩男のウィロビーに同情の余地などないし、彼のおかれた事情が事情だからって・・って?
ブランドン大佐の足元にも及ばない虫けらですことよ!
マリアンにしたことはともかく、もう一人の犠牲者にしたことはどうでもいいのか?と問いたい

そこでエリナさんにガッカリして、エドワードと上手くいってもさほど喜べず
エドワードだって言ってみれば優柔不断男じゃぁありませんか?(もっと言えばひきょう者)
確かに一家を肩に背負ったエリナさんが幸せになって欲しい気持ちはあるけど
エドワードの態度も矛盾ありすぎで、婚約者に忠誠を尽くすって男らしいこと言ってても
エリナの気持ちがわからなかったって言いわけでは納得いかない(気を持たせておいて!!)
そしてマリアンとブランドン大佐の結末も、原作ではもっとゆっくり進展していって
2年後の19歳でブランドン大佐と結婚するという原作ラストのほうがより納得できました
それにしてもブランドン大佐素敵過ぎです!
オースティン作品ではミスター・ダーシーに次いでお気に入りキャラとなりました












観るつもりはなかったのに、偶然チャンネル変えたらやってた「いつか晴れた日に」を観て
なんかモヤモヤしてしまい
ちょうどポワロの「オリエント急行の殺人」も観たばかりで、デヴィッド・モリッシーさんが出てたっけと思いだし
TVミニシリーズ版も見直してみようと!という気になって
LaLatvで放送された2008年版の保存DVDを観て、それでもまだなんだかモヤモヤ感が・・と
原作を読んでみることになりました
映画版もTVドラマ版も2度目(「高慢と偏見」のように10回近く観てます!ってことがなかった))で
原作に関しては初めて読んだわけで、以前観た時には簡単な感想しか残さなかったから
この機会に、がっつり取り組んでみました
とはいえ、あくまでミーハー目線での感想ですから、あしからず(ネタバレもしてます)

 

1995年映画版 「いつか晴れた日に」のキャストは

エリノア・ダッシュウッド役が 
Emma Thompson (この作品時36歳、以下()内は俳優さんの年齢)
 エマ・トンプソンさんと言えばケネス・ブラナー、という時代を知っているだけに
 2人が破局した時は、お互い多才でお似合いだったのに~とびっくりした記憶も
 今回バイオチェックして驚いたのは、歳下イケメンと結婚していたと知ったこと
 才女のイメージで、男なんかいらないわ!って印象の俳優さんだったので意外でした(思いこみです)

マリアンヌ・ダッシュウッド役が Kate Winslet (20歳)
 何だろう、またまた個人の好みの問題で申し訳ないのですが
 ケイト・ウィンスレットさんってあまり好きじゃない・・・ので
 自己中、本能のまま、無分別マリアンヌ役がよけいに嫌いになってしまった

マーガレット・ダッシュウッド役が Emilie Francois

ダッシュウッド夫人役が Gemma Jones (53歳)
 長~い出演履歴を観るとベテラン俳優さんのようで、映画版は時間も短いせいか影が薄く
 控え目で、娘たちを愛しているけど精力的に何かをするタイプではないキャラも難なくこなし
 「MI-5」では強い意志を持つスパイキャラだったと記憶(勘違いでなければ)
 原作を読むと、ドラマ版のダッシュウッド夫人のほうが原作に忠実のような
 
ミスター・ダッシュウッド役が Tom Wilkinson(47歳)
 冒頭見逃してしまったし、以前観た時のこともうろ覚えだけど
 ウィルキンソンさん出てたんだ~と、その出演シーンを見逃してしまうなんて
 もったいないことをした~

ジョン・ダッシュウッド役が James Fleet (41歳)
 「リトル・ドリット」ではフレデリック・ドリット役


ファニー・フェラーズ・ダッシュウッド役は Harriet Waiter (45歳)
 ポワロの「鳩の中の猫」では凛々しいバルストロード校長役でしたね
 「リトル・ドリット」ではミセス・ゴーワン役、ミス・マープル「スリーピング・マーダー」にもご出演


エドワード・フェラーズ役が Hugh grant (当時35歳)
 誰もが知ってる英国俳優さんでしょうが、昔からそんなにハンサムとも思わなかったし
 あの騒動には驚いた記憶も残っていたので、今回過去の出演作見直してみて
 「モーリス」と「フォー・ウェディング」「ブリジット・ジョーンズの日記」くらいしか観てなかったとわかり
 ついついコリン・ファースさまと比べてしまっていたのは「ブリジット・ジョーンズ」の役柄が
 大いに影響していたんだと気づきました
 それでも、この役に関しては原作のキャラがもともとハンサムでもないし見た目ぱっとしないという
 キャラだったので、そういう意味でははまっていたかと
 (この役に関してはご本人の良い男キャラをわざと消していたんじゃないかと)
 
 
ミセス・ジェニングズ役が Elizabeth Spriggs
 ポワロの「満潮に乗って」、ホームズシリーズでは「サセックスの吸血鬼」などにも

サー・ジョン・ミドルトン役が Robert Hardy
 ホームズシリーズ「犯人は2人」 ミス・マープル「シタフォードの謎」、「リトル・ドリット」等々

ブランドン大佐役が Alan Rickman (当時49歳)
 思いこみで申し訳ないのですが、どうしても悪役キャラが真っ先に思い浮かんでしまうので
 この役柄には違和感ありありで、しかも演じた当時の年齢も無理があるんじゃないかと
 一歩間違えればロ・コ・って言われてもおかしくない絵図ら?
 決してリックマンさんは嫌いじゃないですし、多才な方だと思いますが
 この配役に関しては・・ということで、お許しを

ジョン・ウィロビー役が Greg Wise (当時29歳)
 「クランフォード」のモルヴァー卿だわ~って気づいて、検索してみたら、びっくり!
 私生活ではエマ・トンプソンさんと結婚していらしたなんて~~~
 若い頃は確かにイケメンですが、役のせいもあってちょと軽薄っぽい容貌
 年齢を重ねての「クランフォード」の頃のほうがずっと渋くて良い男になってらして
 エマさんってば羨ましい!

ジェンキンス夫人の娘 シャーロット・ジェンキンズ・パーマー役は Imelda Staunton
 これに出ていらしたのね~と気づかなかったけど
 「クランフォード」のお茶目なミス・ポールとダブる役でした(原作のキャラは特に)
 (こういうキャラ専門の俳優さんなのかしら?)

シャーロットの夫、ミスター・パーマー役が Hugh Laurie
 ドクター・ハウスもこれに出演していらしたのね~!と驚いたけど
 初め嫌なキャラかと思ったら、結構普通の人役だったのね(奥さまがあれじゃあね・・)

ルーシー・スティール役が Imogen Stubbs (当時34歳)
 しっかしHQの悪女キャラもまっつぁおな策略家、ルーシーさん
 一番近づきたくないキャラだけど、邪険にするわけにもいかないのねエリノアさん
 観ててじれったかったってことは、自分は結構マリアンヌキャラに近いのかと

ロバート・フェラーズ役が Richard Lumsden (当時30歳)
 ロバートのキャラはオースティン作品ではちょくちょく登場する存在で
 「高慢と偏見」ではミスタ・コリンズ、「エマ」ではエルトンが思い浮かびましたが
 演じるリチャードさんはエマ・トンプソンの妹さんソフィー・トンプソンさんの旦那さま
 ソフィーさんはポワロの「ハロウィーン・パーティ」のジョイス・レイノルズ役で観たばかりでした




 

2008年TVミニシリーズ版のキャストは

エリノア役が Hattie Morahan (出演時30歳)
 映画版がなんか平均年齢高く感じてしまっただけに、TV版は新鮮でした
 (エマさんとは6歳くらいしか違わないわけですから、やはり知名度があるかないかの差かしら)
 お初俳優さんで、すこぶる美人ではないけど、好みのあっさり系のお顔
 と思って検索したら、髪やメイクが違うだけで、とても美人じゃぁありませんか!
 バイオチェックしてみたら、Blake Ritson さん と婚約されているようです(今もそうかは?)
 (ブレイクさんは「エマ」の牧師役や「マンスフィールド・パーク」のエドマンド役でした)
 3月に観られる予定のミス・マープル「ポケットにライ麦を」でお目にかかれるようで楽しみ

 原作では、顔色は繊細で整い際立って美しい容姿でも、妹の方が美人となってました

マリアンヌ役が Charity Wakefield (出演時27歳)
 うわぁ、演じた当時は逆に映画版のケイト・ウィンスレットさんより歳くっていらしたのね
 原作のマリアンヌは16歳半から17歳設定(これ原作読んでびっくり)
 それでもチャリティさん年齢より若く見えるから、まあ納得

 原作では、姉ほど背筋がまっすぐではなかったが背が高く、人目を引く美しさ
 肌は濃い褐色でも顔色はすきとおって並はずれてあでやか、目鼻立ちが整い
 にこやかな笑みは魅力的、黒い瞳には見る者を歓ばさずにはおかない生気と熱心さがあると

ミセス・ダッシュウッド役が Janet McTeer (出演時47歳)
 ミス・マープル「牧師館の殺人」、「ミセス・プリチャード」
 ブロードウェイだけでなくアメリカでもTV界にも進出されたのか
 最新版の「ダメージ」にもゲスト出演されてるよう
 大人しく控え目な印象だった映画版のミセス・ダッシュウッドよりも
 ちょっぴり個性が出ていたような印象でしたが、背が高いことがいつも印象に残る俳優さん

マーガレット役は Lucy Boynton 
 そうか、ちょっと前にレニー・ゼルウィガーの「ミス・ポター」で観てたんだわ・・

ジョン・ダッシュウッド役は Mark Gatiss
 ポワロの「死との約束」レオナード役、現代版「シャーロック」ではマイクロフト役
 俳優だけでなくポワロの「ハロウィーン・パーティ」「鳩のなかの猫」の脚本を書かれたり
 現代版「シャーロック」、「ドクター・フー」なども手掛けていらっしゃる方で
 「ハロウィーン・パーティ」のエドマンド・ドレイク役の俳優さんとはパートナーなんですね

ファニー・ダッシュウッド役は Claire Skinner
 「セカンド・サイト」のタリー役で初めて知って、ミス・マープル「予告殺人」ではマーガトロイド役
 「ラークライズ」、ポワロでは「鳩のなかの猫」と立て続けに観てるからかしっかり覚えました

ミセス・ジェニングス役が Linda Bassett
 なんと、以前観た時は「ラークライズ」を知らなかったから、今回観て得した気分
 クィニーさんじゃぁありませんか、おでこが目立ったけど、ここでも人の良いキャラでニンマリ

 ミセス・ジェニングズはレディ・ミドルトンとミセス・パーマー(シャーロット)の母親
 たいそう幸せそうに喋る多弁な彼女はいくぶん低俗そうにみえ
 気さくで陽気な太った年配の女性ということでした

ブランドン大佐役は David Morrissey (出演時44歳)
 デヴィッド・モリッシーさん目当てで、今回観直してみたのですが
 やっぱ素敵!!
 映画版のアラン・リックマンさんはやっぱ悪役のイメージ強すぎで
 モリッシーさんを初めて観たこの作品のほうが印象が強く残った
 (ただし、IMDbのフォトでは別人か?と思ったほどちょっとガッカリでしたわ~)

 原作の大佐は、35歳くらいの生真面目な口数の少ない男性
 (マリアンヌやマーガレットの目から見れば老いた独身男という印象)

ジョン・ウィロビー役は Dominic Cooper (30歳)
 お初俳優さんでしたが、映画版を見てからだったので、う~っ悪い奴め~と
 初めから偏見入ってますから、ちょっと申し訳なかった

 原作では、アレナム・コートに住む親戚で彼が相続人になっている老婦人を訪問した際
 マリアンヌと出逢う美青年(25歳)、サマーセットシアにちょっとした美しい屋敷を持っている

エドワード・フェラーズ役は Dan Stevens
 見覚えが・・と思ったら、ミス・マープル「復讐の女神」でしたね~
 この方も、見た目ぱっとしない、決してハンサムではないという原作キャラになりきっていたような
 角度によっては、とてもハンサム(と、ここでヨイショ!)
 映画版のヒュー・グラントとエマ・トンプソンはどうしても違和感あったけど
 こちらのまだ無名っぽい(私が知らないだけ?)俳優カップルのほうが納得できた

 18歳で目的もなかった彼は19歳でオックスフォードに入り世話になっていた人物の姪に
 恋したと思い込み極秘に婚約(4年間も隠していたなんて~)

サー・ジョン・ミドルトン役は Mark Williams
 原作では、ミセス・ダッシュウッドの遠縁でデヴォンシアに住む資産家で有力者
 ダッシュウッド一家に自分のコテージ(バートン・コテージ)を提供し、なにくれとなく世話を焼く
 40がらみのハンサムで、お喋りで親しみのもてる親切な人物(やや親切を押し付け気味)

レディ・ミドルトン役は Rosanna Lavelle
 原作では26.7歳で、背が高く際立った容姿で、品の良い話し方をする女性でも
 物腰は夫に欠けた優雅さが備わっていても、夫のような率直さと温かみが無い
 非の打ちどころがないほど育ちはいいが打ち解けないところがあって月並みなことを言う以外
 取り柄らしい取り柄もない、4人の子供が唯一の関心という母性的な女性


ミスター・パーマー役は Tim McMullan
 原作では25.6歳のぶっきらぼうな青年ということで、映像版でも常に不機嫌そうでしたが
 実は気配りもできる常識人だったって落ちですね

ミセス・パーマー(ジェニングズ夫人の娘シャーロット)役は Tabitha Wady
 原作では20くらいの設定で、姉のレディ・ミドルトンより容姿は劣るけど
 母親似のようで、ぽっちゃりして笑みを絶やさず愛想のいい温かみのある女性
 このシャーロットのキャラがとても強烈で、全くの勘違い女か
 ものすごい大きな器の女性か?と考えさせられる場面が何度も出てきて面白かった

ミス・スティール(アン)役は Daisy Haggard

妹のルーシー・スティール役は Anna Madeley
 「アン・リスター 秘密の日記」で観ていたのでしたが
 ミス・マープルの「ポケットにライ麦を」でもお目にかかれるようです

エドワードの弟ロバート・フェラーズ役は Leo Bill
 「ジェイン・オースティン 秘められた愛」「ジキル」「キンキー・ブーツ」等で観ていたのでした

 それにしてもミスタ・コリンズといい、エルトンといい、このロバートさんにしても
 役者さんは演じがいがあるのかもしれませんが
 登場すると、うわ~出た~ってキャラです

ブランドン大佐の保護する イライザ役は Caroline Hayes

原作と映像版の感想は その2で

久々のポワロ シリーズで、今回はさっさと感想を残しておこうと意気込んでいたのに
ついつい寄り道してしまって
原作の繋がりを探して、検索に時間を費やしたり
ドラマ版に登場する俳優さんの出演作チェックで
ホームズやポワロ、ミス・マープル シリーズに出ていたことがあると知ると
保存テープやDVDを引っ張り出して来て、いちいち観てしまうので時間がいくらあっても足りなくなる
今回のシリーズでは「オリエント急行の殺人」でデヴィッド・モリッシーさんを見つけ
TV版「分別と多感」のブランドン大佐じゃぁありませんか!と
ちょうどBSプレミアムでやってた映画版「いつか晴れた日に」を観直したこともあって
お話自体あまり好みじゃないかなと1度しか観てなかったTV版「分別と多感」も観直してしまったり
それだけじゃ納得できず、只今原作を読書中(訳本なのにあの時代の言葉使いに四苦八苦)
と、一人英国祭りの真っ只中


Hallowe'en Party 1969


*舞台はコーンウォール ウドリー・コモン
 船旅で知り合い友人となったジュディス・バトラーの家に滞在中のオリヴァ夫人は
 町の社交の中心人物であるミセス・ドレイクの家で開かれたハロウィーン・パーティに参加し
 殺人事件に遭遇したことで友人のポワロに助けを求める
 パーティの最中、「人殺しを見たことがある」とみんなの前で自慢した13歳のジョイスが
 パーティ終了後、リンゴ食い競争のバケツの中に顔を突っ込んで死亡しているのが発見されたと
 オリヴァ夫人からパーティの詳細を聞いたポワロは、ウドリー・コモンに自ら出向いて
 引退して妹と暮らしていたロンドン警視庁の元警視スペンスから情報を得たり
 オリヴァ夫人とともに情報を集めるうちに、またしても子供の犠牲者が出る
 ジョイスの言葉から過去に起きた事件を探すポワロは、別々に起きた事件に共通点を見つけ
 やがて冷酷な犯人を突き止めるが・・・*
 
 
登場人物は(役者名がないのはドラマ版に登場せず)

アリアドニ・オリヴァ  探偵作家
 Zoë Wanamaker
 ゾーイ・ワナメーカーさんについては過去に述べてますので省略しますが
 またお目にかかれて嬉しかった
 次回作「死者のあやまち」「象は忘れない」がもう今から待ち遠しい!

ジュディス・バトラー 35歳くらい オリヴァ夫人の友人(ポワロの印象は水の精)
 Amelia Bullmore
 古いところでは「心理探偵フィッツ」、「ステイト・オブ・プレイ」「内部告発」などで観てたんだ

ミランダ・バトラー ジュディスの娘 12歳 (ポワロの印象は、木の精か森の精)
 Mary Higgins
 これがデビュー作となるのでしょうか、原作の通り妖精の雰囲気のある少女役にぴったりでした

ジョイス・レイノルズ ミランダの友人 (13歳)
 Macy Nyman
 
ミセス・レイノルズ ジョイスの母
 Sophie Thompson
 ホームズシリーズ「レディ・フランシスの失踪」 TVシリーズ「ミスター・ビーン」
 1996年映画版「エマ」、「ゴスフォード・パーク」「眺めのいい部屋」
 脇役(?)でしょうか、多くの作品に出演されているよう
 そうか、名前が同じだと思ったらエマ・トンプソン女史の妹さんなのでした

レオポルド  ジョイスの弟11歳 (原作では16歳のアンという姉もいる)
 Richard Breislin (ドラマ版では兄設定でした)

ルウェリン・スマイス夫人 富豪の未亡人(故人)
 Phyllida Law
 初期のポワロシリーズ「なぞの盗難事件」にも出演されてるようで
 回想シーンといえどもベテランの役者さんを配しているところが、手を抜いてない?
 なんと、エマ・トンプソンさんの母親ということは
 ミセス・レイノルズ役を演じたソフィー・トンプソンさんは母娘共演と言うことですね
 (旦那さまも俳優さんだったようで、ということは家族どころか義理の息子まで、まさに俳優一家)
 

ヒューゴー・ドレイク ルウェリンの甥(故人)
 (原作では銀行家で、ポリオのため足が不自由で、道路を渡っている時ひき逃げされて死亡)

ロウィーナ・ドレイク ヒューゴーの妻でルウェリンの姪
 Deborah Findlay
 背が高く金髪には白髪がチラホラでも、輝くばかりの青い瞳を持つ40過ぎの美人という
 原作の美人設定とはちょっと?でしたが、お顔を一目見て
 「クランフォード」のミス・トムキンソンじゃぁありませんか!とニンマリしたものの
 「クランフォード」でオールドミス役を観たばかりなので、今回の設定に・・・・でした

ジェレミー・フラートン ドレイク家の顧問弁護士役は Eric Sykes
(原作では、当時彼の甥が「マギンティ夫人は死んだ」の容疑者ジェイムズ・ベントリイの
 弁護人だったと、ここにもつながりを持たせている)
 ホームズシリーズ「六つのナポレオン」
 過去の出演作を見ると英国では知られた俳優さんなのか?
 それにしても英国にはベテラン俳優さん無尽蔵にいるって感じですね

マイケル・ガーフィールド 造園師(人類が到達できる美の極致とポワロをうならせる美男子)
 Julian Rhind-Tutt
 以前チェックしていたのにすっかり記憶が抜け落ちていた(怖い怖い)
 今回また検索したら、ミス・マープルシリーズ「無実はさいなむ」のドクター・カルガリでしたわ!
 確かにイケメンだったけど髪型が違ったから・・・と言い訳しておきましょう
 他にも「マーリン」とか、古いところでは「外科医の恋」で観てたんだった

ミス・エムリン   学校の校長
ドラマ版には登場しなかったけれど
原作では「鳩のなかの猫」の女校長の長年の友人という設定でした
(こういうちょっとしたクリスティさんのサービス精神は嬉しい)

ミス・ホイッテカー(ドラマ版ではウィチカーってなってました) 教師 
(原作ではミセス・ドレイクが花瓶を落としたところを見たのはオリヴァ夫人ではなくこの人)
 Fenella Woolgar
 同じくポワロシリーズの「エッジウェア卿の死」では鼻眼鏡がポイントのメイド役
 偶然か原作のホイッテカーさんも鼻眼鏡を使っていた
 「ドクター・フー」「ジキル」等々に出演

ハロウィーン・パーティで魔女役を演じた グッドボディ 掃除婦
 Paola Dhionisotti
 ヒクソン版ミス・マープル「予告殺人」のヒンチリフィ(ヒンチクリフ)さんでした~

オルガ・セミノフ ミセス・スマイスのオーペアで夫人の死後消息不明
Vara Filatova

ファーガソン博士 医師

ニコラス(18歳)/デズモンド(16歳) ハロウィーン・パーティの参加者
 (原作では彼らの活躍もあったけど、ドラマ版ではポワロさんが頑張っていらした)

スペンス      引退した元警視 (脚本家が同じだったらスペンス元警視登場もあったのかな?)

エルスペス・マッケイ  スペンスの妹  なかなか個性的で面白い存在

ラグラン警部 役は Paul Thornley (原作よりドラマ版のほうが出番が多かった)

エルキュール・ポワロ  探偵 David Suchet

ポワロの執事のジョージ   David Yelland


ドラマ版オリジナルキャストは

フランシス・ドレイク 役 Georfia King
 「リトル・ドリット」のペット役、「ジェイン・エア」「マーリン」等出演

エドムンド・ドレイク 役 Ian Hallard
 (原作ではロウィーナに子供はいないのに何故2人の子供ありにしたのか疑問
 この作品の脚本は Maek Gatiss さん、「鳩のなかの猫」の脚本に文句はなかったけど
 今回の歳下美青年に溺れている女性に子供がいたのは生々しくはありませんか?ってね
 穿った見方をすれば、脚本のゲティスさんがパートナーのために・・・って考えすぎか?)
 ミス・マープル「シタフォードの謎」ではレポーター役
 そして現代版「シャーロック」にも御出演・・・ねっ、ついつい想像しちゃいますよね
 
コットレル牧師役は Timothy West
 「ブリーク・ハウス」のサー・デッドロック役、ヒクソン版「ポケットにライ麦を」等にも
 
 


今回のドラマ版は原作とほぼ同じ展開で、大きく変えられてはいなかったから文句はありませんが
どうしてもドレイク夫人に2人の子供がいたことが解せない
原作のように夫人を40代設定にして、12.3歳の子供がいるということなら
パーティの主催者になるってことも納得できたけど、何故に大きな子供なのか?
そんな2人が母親の行動に気づかないものか?とか、モヤモヤ感が残ったし
あの結末で2人はどうなる?・・・って考えると(まあ2人とも性格悪そうだからどうでもいいか?)

ミセス・オリヴァ好きだから、原作ほどドラマ版では活躍しなかったけど
まあポワロさんメインだから仕方ないか、できればミセス・オリヴァ主役のドラマ観てみたいわ

原作の覚え書きとして
ポワロが調査した過去の事件は
2年前に死んだ富豪の婦人ミセス・ルウェリン・スマイス(ドレイク夫妻のおば)
 自然死と思われ、事件性はないと判断されていた
レズリー・フェリア 28歳
 1年半前、ミセス・スマイスの弁護士事務所の書記 男女関係のもつれでナイフで刺された
ジャネット・ホワイト 24歳の教師
 2年半前、絞殺死体で発見される
 当時仲の良かったノラ・アンブローズは事件後学校を辞め北イングランドで教職につく

ミセス・スマイスの死後、遺言書偽造が発覚して失踪した
スマイス夫人のオーペア オルガ・セミノフ

クオリ・ガーデン(石切場園) ミセス・スマイスが造園師マイケル・ガーフィールドに造らせた庭園
を見ている時、ポワロの心に浮かんだのは「ヘラクレスの冒険」と名付けた事件

ミセス・スマイスからクオリ・ハウスを譲られたガーフィールドは、ウェストン大佐夫妻に売却

オリヴァ夫人がポワロに助けを求めるシーンは、「死者のあやまち」(次シーズン作)と同じ
オリヴァ夫人はリンゴが大好き、プラスティック製品は嫌い

「マギンティ夫人は死んだ」で登場した元警視のスペンスは、{パイン・クレスト荘}で隠居状態
原作では、そのスペンス元警視とマギンティ事件のその後について触れていて
2人が救った青年についても、彼を好きだった女性についても
よくあんな男と結婚したなどと、結構辛辣な会話が


「マギンティ夫人は死んだ」でもオリヴァ夫人とスペンス警視、ポワロのトリオ

遺言補足書    codicil
住みこみ女秘書 オ・ペール(オーペア) Au Pair (仏語)
ポワロさんが好むパテントレザー(エナメル)の靴、小さめのものを履くのは見栄えのためなのか?

オリヴァ夫人の名前(アリアドニ)から、ギリシア神話に触れられていて
アリアドネは、孤島に恋人と置き去りにされた乙女






今年もスーパーボール観ました、といっても毎度のことですが試合ではなく
国歌斉唱のオープニングとハーフタイムショウがお目当てですから
今回の国歌斉唱はケリー・クラークソン
(なかなか良かったけど、腕に文字が書いてあったのはカンペかしら?ってタトゥーだったのね)
HTショウのマドンナはいかにもマドンナって(あまり興味がないから知ったかぶりもできないけど)感じで
それにしても、規模が半端じゃないのには毎回驚く

スーパーボール繋がりで
ホイットニー・ヒューストンさんの死亡が伝えられて、こちらでもワイドショウに取り上げられていましたが
米ABCワールド・ニュースでの特集で1991年のスーパーボールの国歌斉唱を観ました
映画「ボディガード」がおいおいって内容だったので、それ以来関心がなくなっちゃったけど
やっぱ波に乗ってる当時の肺活量のすごさをまざまざと見せられた感じで、すごいとしか言えない
マライア・キャリーは伝えられるディーヴァ行動がお馬鹿タレントみたいで
どれほど歌が上手いって言われても・・・・ピンとこなかったし
セリーヌ・ディオンの場合は、こちらの大物演歌歌手でもいるけど
{私、上手でしょ}感出し出しで、ちょっと引いてしまうところもあったので(上手いのは確かです)
あの当時のホイットニーさんは本当にうまかったんだなぁと確認しました

もうひとつ今面白いTV番組についてもちょこっと
「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」の途中経過は
カーソンが脱落して残念!
(まあでも確かに彼の場合、毎回運動音痴っぽさが見えてハラハラさせられたから
 仕方ない気もする、そういう自分も「フットルース」のウィラードレベルですから批判はできない)
でももうコミカル路線がなくなってしまうのかと、楽しみも半減

サッカー選手のホープなんとかさんが残っているのも納得いかない
それなら先に脱落した、綺麗どころ2,3人いたけど彼女たちのほうが断然うまかった気もするし
アスリートならではなんでしょうが負けず嫌いのわりに、生意気ばかり抜かしてるように見えて
練習シーンなど観るたび不快
逆にアスリートなんだから、番組出たんならこういうショウの趣旨を理解しろ!と言いたい

チャズさんは、やっぱり観てて痛い気もしてたから脱落は仕方ないかと
おデブでもダンスは上手いって、こちらでは故ウガンダさんや
古いところでは大好きな「ブルース・ブラザーズ」の故ジョン・ベルーシさんで知ってたけど
やっぱセンスがないとダメなのね~ということはよくわかった
(それでも「ブルース・ブラザーズ」を初めて観た時、惚れたのはエルウッドのほうでしたが・・)

だからぽっちゃり系(失礼)のリッキーさんとグレースさんの場合、似たようなタイプかと思いきや
元検事のグレースさんは分野が全く違うのに良く頑張っていらっしゃるとは思うけど
やはりショウビズ界に関わっているリッキーさんのほうがダンスのセンスがあるように思える

デヴィッド・アークエットさんは、俳優さんだから舞台もするでしょうしと思っていたけど
以外に踊れないんだ~と知って驚いた
もちろんブロードウェイでもミュージカルとドラマに分かれているから
誰もが歌って踊れるわけではないことはわかりましたが
やはり彼も、「フットルース」のウィラードを思い出さずにはいられないから
残っているのが意外ですし、毎回のジョークだかなんだかのハイテンションは
お薬でもやっているのかと想像してしまうのですが、照れ隠しなのかな?

そしてイラク帰還兵のマルチネスさん
いや~、やっぱラテンの血が他の参加者とは違うのでしょうか、毎回の高得点も頷ける
そうなってくると、お顔をみても初めの頃は大変だろうな的な思いもあったけど
回を重ねるごとに、そんなことはどうでもよくなるし、まったく気にならなくなるから不思議
練習シーンを見ても文句言ってるところみたことないし、もともと人柄が良いのかしらと
優勝しても納得できる存在になってます


The Clocks  1963

登場人物は
コリン・ラム  秘密諜報員 海洋生物学者
ドラマ版では海軍大尉を装うMI6の諜報員だったし、コリン・レースと姓も変わってましたが
原作ではスパイという職業柄か偽名を使っているという設定だったし
父親がポワロの長年の友人の警視ってことでしたが(最後まで名前には触れられておらず)
ドラマ版ではその父親についてポワロがレース大佐と言ってたからレースは本名なのか?
(それにしても原作の元警視の父親というのが誰なのか非常に気になる)

演じる  Tom Burke さんは特徴あるお顔なのに
「ステイト・オブ・プレイ」のシド役は思い出せなかった
バイオチェックしてみたら
お父上が「シャーロック・ホームズ」シリーズの初代ドクター・ワトソンを演じた David Burke
母上が、ポワロシリーズの「葬儀を終えて」ではモード・アバーナシー役 Anna Calder-Marshall
と、サラブレッドのようですが、今回の配役、スパイにしてはちょっと個性的過ぎるんじゃないかと
(原作のコリンはありふれた顔設定でしたから、ちょっと気になった)

ベック大佐  コリンの上司

ミリセント・ペブマーシュ  
死体が発見された家に住む盲目の女性で、以前小学校の教師をしていて
今は身体障害者のための学校で点字を教えているというのが原作設定でしたが
ドラマ版では、町の写真館に勤めていると変わってました
演じる Anna Massey さん
原作では中年よりちょっと上って印象だったので、この方が登場された時には、ややびっくり
老女設定にしたのは、原作ラストのほのぼのエピ変更のためか?

 アンナ・マッセイさんの個性的なお顔はとても見覚えがあるのに、出演作観てもピンとこない
 結局ふと思い浮かんだのがムーミンに出てくるミー(最近はCMでちょこちょこ観るせいか)
 別の女優さんも確か似ていると当てはめたことがあるけど、何故かこれで納得してしまった
 過去の作品をチェックしてみて「アナザー・カントリー」に出演されてたようですが、それさえ30年前
 50年くらい前の新人時代はさぞかしおきれいだったんじゃないかと想像できます
 しかもあのジェレミー・ブレットさんと結婚していたこともあったり
 (4年くらいの間とはいえ、ジェレミーさんのこと、てっきりそっち系だと思い込んでたので)
 昨年お亡くなりになっていたのだと知り驚きました

 2008年TV版「テス」出演やアガサのドキュメンタリーでは晩年のご本人役をされてました

ミス・K・マーティンデール カヴェンディッシュ秘書・タイプ派遣所 所長役は Lesley Sharp
有名なスリラー作家ギャリー・グレグソンの元秘書をしていた関係で
作家の仕事を引き受けることが多い

 つい最近観たのでは「クランフォード」シリーズ2のミセス・ベル役

シェイラ・ウェッブ  カヴェンディッシュ派遣所の速記タイピスト役は Jaime Winstone
ドラマ版ではシーラと呼んでましたが、美人設定は合格でもキャラが違っていたのは残念

エドナ・ブレント   シェイラの同僚 ドラマ版ではノラ・ブレント役は Sinead Keenan

 そうかそうか、観たお顔だと思ったら「ビーイング・ヒューマン」のニーナ役でしたのね
 「トゥルー・ブラッド」や今度始まる「ヴァンパイア・ダイアリーズ」はもういいかなって思っているのですが
 英国版ヴァンパイアものは意外に面白く、はまった(ただし6話の最後のほうは残念だった)
 

ミセス・ロートン     シェイラの叔母

ミセス・ヘミングス    猫好きの老女
 原作では、庭や家の中に至るまで何匹もいる猫の強烈な匂いに触れられてまして
 この部分読んだ時に、近所のお宅のことを思い出した
 猫のためでしょうか(5.6匹かな)、普段から玄関の硝子戸が少し開けられてて
 そこから漂ってくる強烈な獣臭(クリスティさんはアンモニア臭と書いておられましたが)
 しかもそのお宅は一人住まいではなく、結構大家族(3世代くらい同居しているよう)
 家族はこの臭い平気なのかと驚いた(家も古いことは古い)
 完全に猫と人間の立場が逆転しているような印象
 そうかと思えば、うちのお隣さんは年配のご夫婦でどちらも猫好き
 3,4匹は出入りしているみたいだけど、別に玄関も臭くないし気遣いもあるからか気にならない
 この差はなんなのか良くわからないけど、ミセス・ヘミングスのお家の様子はよくわかりました

演じる Beatie Edney さんは 1990年に同じくポワロ シリーズで
「スタイルズ荘の怪事件」にメアリ・カヴェンディッシュ役で出演されてた
思わず古いテープ引っ張り出して来て、観てしまった
(ビーティさんは面影が残ってなかったけど、ポワロさんは元気いっぱいでした)

ジェイムズ・ウォーターハウス  弁護士
ドラマ版ではマシュー・ウォーターハウスに、演じるのは Guy Henry
 「オースティンに恋して」ではミスタ・コリンズ役

レイチェル・ウォーターハウス 弁護士の妹役は Abigail Thaw

ジョサイア・ブランド   建設業者
ドラマ版ではジョー・ブランド 演じる Jason Watkins さんは
 つい最近観てた「ビーング・ヒューマン」の悪ヴァンパイア ヘリック役でしたね~
 「リトル・ドリット」でも観てたはずなのに、全く思い出せず・・

ミセス・ブランド     ジョサイアの妻役は Tessa Peake-Jones

マリーナ・ライヴァル  殺された男の元妻と名乗り出た女性役は Frances Barber
 この方も同じくポワロ シリーズ 1990年「ベールをかけた女」でレディ・ミリセント役
 (これも観てしまったけど、フランシス・バーバーさんってば同じような役が多いのね)
 ちょっとふっくらされたけど「氷の家」のダイアナさんだわ

ゼラルディン  クレセント通りの住宅を見降ろすアパートに住む10歳の少女
          (ポワロ並みの観察眼を持つ)

パーディ教授役は Andrew Forbes

ディック・ハードカッスル クローディン警察署捜査課警部役は Phil Daniels

ドラマ版オリジナルのその他のキャストは
海軍の副提督役は Geoffrey Palmer

スパイのアナベラ・ラーキン役は Olivia Grant
(原作のラーキンは男性で、MI6に捕まったが生きてます、ひき逃げされたのはMI6の諜報員)

 冒頭でオリヴィアさんが出てきたので驚いたけど、すぐに死んでしまったことにもっと驚いた
 「ラークライズ」ではレディ・アデレイド役、「PAs 秘書たちのゴシップライフ」ではグレース役

コリンの恋人フィオナ役は Anna Skellern


冒頭の舞台シーンで出てくる、オリヴァ夫人の作品の探偵スヴェン役は Andrew Havil
同じく舞台シーンでの夫人役は Victoria Wicks

クレセント通りの住人の一人 クリストファー・マバット役は Stephen Boxer
彼の2人の娘 メイ役は Phoebe Strickland 
ジェニー役は Isabella Parriss  (「ミス・マープルの「鏡は横にひび割れて」にも出演)


原作のあらすじは
事件が起きたのは 9月9日(ミス・ペブマーシュの言葉から1963年ではないかと)
その日指名を受けて出向いたカヴェンディッシュ秘書・タイプ派遣所のシェイラ・ウェッブは
依頼者が不在の場合中で待つようにという指定通り、その家に入っていき
居間の床に大の字に横たわる男の死体を見つけることになる
ショックと恐怖とで呆然とする中、その家の住人らしき女性が戻ってくるが
その女性が盲目だとわかり、死体があると伝えたあと恐怖から表に飛び出してしまう
その時ちょうど任務である事件を追っていた秘密諜報員のコリンが通りがかり
ショックを受けて支離滅裂なシェイラを落ち着かせ、状況を聞き出すと
自分の目で確かめるためその家に入り警察に連絡したことで、奇妙な事件に関わることになる

秘密諜報員のコリンは、すでに捕まったスパイのラーキンの協力者を追っていた同僚の諜報員が
ひき逃げされて死亡した後、残された暗号めいたメモを頼りに手がかりを追っている最中
殺人事件に遭遇したことで、スパイ事件を追う一方で、時にはハードカッスル警部の部下を装って
事件解決に協力することになるが、殺された男の身元がわからないまま捜査は行き詰まり
ロンドンに戻った際に、友人であるポワロに事件の詳細を話し協力を得ることになり
殺人事件の真相が明らかになった時、スパイ事件の協力者も見つかるが・・*

本書は事件の発生から解決に至るまで、ポワロさんはあくまで表に出てこなくて
コリン君目線で語られる章が多く挟まれて進行するため
前半はコリンとハードカッスル警部の情報収集
中盤になってスパイ活動の傍ら、ロンドンのポワロさんを訪問したコリンが
事件の経緯を詳細に伝え、ポワロは事件に関心を向けるがそれでもロンドンから一歩も出ずに
現場に登場するのはラストの事件解決の場面くらいという、実質コリン青年中心の展開でした
そしてコリンと彼が助けたシェイラの間に芽生えたロマンスも、ひっそり進行するわけで
なかなか面白く読めたのと、ラストのラストで意外な人物の繋がりがあったりと
若い2人の結末エピまで盛り込まれてて、読後感はさわやかだった


これも原作を先に読んでしまっていたことが災いしたのか
多分ドラマ版は1930年代の終わり頃くらいの時代設定
(ラスト近くのスパイ協力者の告白で、チャーチルが首相のチェンバレンに代わるのを阻止するという
 台詞があったから、ということは1939年か1940年くらいかと)
時代は変わっていても大筋は原作から大きく外れているってことはなかったけど
どうしても一つ不満が残ったのは、コリンとシーラのキャラや状況設定を変えたこと
原作にはない設定でコリンは冒頭で恋人を亡くしている(それもスパイとしての彼の本分を疑うようなヘマ)
それを悲しんでいるはずなのに、そんなにあっさりシーラになびいちゃう?
シーラも原作では幼い頃両親を亡くし叔母と2人暮らしということもあり
ドラマ版のように一人ぼっちではないので、身持ちも堅く純情そうなキャラで好感度高かった
ただ時計を隠したという疑惑を引っ張るから、コリンも悩むことになるわけで
ドラマ版のミス・マーチンデールの証言のように、クライアントと度々親密な関係があったなんて
ちょっと応援できないキャラにチェンジされてて
顧客のパーディ教授との男女の関係のもつれのような口論も聞かされ怪しい怪しい
そのあとにコリンとのお熱いシーン(そこまで行きつかないけど)見せられても
え~~!!ってこちらはなるわけで、なんつー設定だー!とガッカリした
(スパイとしてのコリンの資質が試される場面だったのかもしれませんが、なんだかなぁ)
へたなロマンスは加えないで欲しい~(こんな2人応援できるかい!)
毎度のことですが、警察もMI6のコリン君(原作のコリン君の方が有能)も無能過ぎ~
(まあドラマ版ではポワロさんの引き立て役だからしかたないのか)
ということで、ドラマ版に関してはちょこっとですが不満の残る作品となりました



原作の覚え書きとして
今回ポワロさん、研究中の様々な犯罪小説についてコリン青年に雄弁に語っておられまして
アーサー・コナン・ドイルには敬意を払っておられたようですが
シャーロック・ホームズについてはライヴァル視しているのか、結構な辛口でした

ポワロが引用したのは、「不思議の国のアリス」の{セイウチと大工}

オリヴァ夫人の小説は三文小説なのね

ミス・レモンは登場せず、お世話しているのは執事のジョージ
ヘイスティングスはポワロさんによると、南米に行って以来消息を聞かなくなって数年経つと

ホワイトヘイブン・マンション(203号)が改装中で、機嫌が悪いポワロさんでした












自分の感想UPしてから、この作品についての皆さまの感想チェックしてみたら
結構原作に関しては不満なファンも多いと知り驚いた
(逆にドラマ版のほうが評判がいいって、またまた・・)
まあ確かにミステリー部分は、突っ込みどころもあったけど、さほど気にならなかった
それで自分がどこを気に入ったのかと、改めて思い返してみたら
コリンのシェイラに対する強い想い(コリン君語りだから、彼の心情が良くわかる)
その部分で、{この女性は自分のものだ}ってまるでロマンスヒーローのような心の中での台詞があって
そこにくいついてしまったのかなと
原作のコリン君には恋人の存在もなく、任務一筋って感じで
その彼が飛び出してきたシェイラを受け止めるなんて
まさに{運命の出会い}そのまんまロマンスの世界じゃぁあ~りませんか
それゆえ、シェイラの怪しい行動に思い悩むことになるコリン君を
きっと彼女は犯人じゃないよ~と励ましたくなる
そういう意味で、面白く読めたという自分は少数派なのだと知りました






Three Act Tragedy 1935

邦訳ではタイトルが 「三幕の悲劇」 「三幕の殺人」とかいろいろあるようで
自分が今回読んだのは新潮文庫版「三幕殺人事件」中村妙子訳
読み終わってから、訳者あとがきで結末が2通りある(厳密には、犯人の動機が違うと)と知り
幸いなことに今回は英版を読むことができ(米版は Murder in Three Act というタイトルらしい)
違いを比較しているブログもあったりして、しっかり読みたかったけど
なにせあと2冊読む必要があり(この時点で「複数の時計」は読了)、時間が足りず今回はパス
自分が持ってるクリスティの文庫シリーズは、やたら古くて文字も細かいから
再販版がないかと図書館を当たってみて、適当に借りたとはいえ
(結局25年くらい前の文庫しかなかったので
 児童書でも2004年版の最新版だからいいかと両方借りてみた)
その児童書(青い鳥文庫)と新潮文庫でも訳が結構違っていたことに驚いたり
文庫版の訳者あとがきを読むまで、米版と英版の違いを知らなかったりと
今更ながら自分の勉強不足を再認識



原作の登場人物は(ドラマ版登場人物は役者さんの名前があるもののみ)

エルキュール・ポワロはもちろん David Suchet
ドラマ版ではカートライトの友人ということでしたが、原作ではその役割はサタースウェイトで
単に有名な探偵を自分の別荘に招待したというくらいの間柄でした

チャールズ・カートライト 元俳優 52歳 クロウズ・ネスト荘の主 役は Martin Shaw  
「クランフォード」シリーズ1のラストにちょこっと出演されてたピーターさんじゃありませんか!
「紅はこべ」出演

サタースウェイト     芸術一般と演劇のパトロン
原作ではポワロは後半になってやっと登場といった展開で、冴えない容貌で
人間観察に興味があるという人物ゆえか、この方が案内役という役割でしたが
ドラマではポワロさんを前に出さないといけないからカットされてしまったのね

バーソロミュー(トーリー)・ストレンジ 55歳 神経科の専門医役は Art Malik 

アンジェラ・サトクリフ     女優

シンシア・デイカーズ   アンブロージン商会(服飾系)の経営者役は Anastasia Hille

フレディ・デイカーズ   大尉 シンシアの夫役は Ronan Vibert 
見覚えのあるお顔でしたが、この俳優さんも「紅はこべ」出演あり

アントニー・アスター  劇作家 (本名はミュリエル・ウィルズ)
原作では、不器量キャラでも瞳に知性のひらめきが・・とありましたが
演じた Kate Ashfield のミス・ウィルズはとっても美人でしたわ

オリヴァー・マンダーズ  エッグの友人でジャーナリストの青年役は Tom Wisdom

スティーヴン・バビントン 牧師役 Nigel Pegram

バビントン夫人  牧師の妻役は Anne Carteret

メアリ・リットン・ゴア 55歳  役は Jane Asher
夫を亡くし財産もなく、3歳の娘とルーマスに移って来た貴族の未亡人
どこかで観たお顔と思っていたら、ミス・マープル「牧師館の殺人」ではミセス・レスター役でした

ハーマイオニ・リットン・ゴア メアリの娘(愛称エッグ)役は Kimberley Nixon 
美人ではないが人を引き付け、はじけるような若さと生命力に溢れている
事前チェックしてなかったらきっと気づかなかったと思うくらい、印象が違って見えたけど
「クランフォード」では、医師のハリソンと恋に落ちる牧師の娘ソフィ役でした

ミス・ミルレー  50歳くらい   チャールズの秘書役は Suzanne Bertish 
この方も 「紅はこべ」出演ありでしたけど(何か関連があるのかな)

ジョン・エリス バーソロミューの執事(ドラマ版でも原作でも登場しますがネタバレになるので・・)


クロスフィールド警部(警視)役は Tony Maudsley

原作ではポワロさんがホワイトへイヴン・マンションに帰る暇もないから登場しないけど
ドラマ版でお目にかかれてうれしいポワロの執事ジョージ役は David Yelland
(こんな執事さん欲しい~~)


簡単なあらすじは

*コーンウォールのルーマスにある引退した俳優チャールズ・カートライトの別荘
クロウズ・ネストで開かれた夕食会の席で、牧師のバビントンがカクテルを飲んだ後急死する
状況からその場に客として居合わせたポワロは事件性はないと判断するが
その後、ヨークシャーの自分の屋敷に同じゲストを招待したストレンジ医師が
まったく同じ状況で死亡したことから、事件に関わることになったポワロが捜査をはじめると
今度はストレンジ医師の療養所の患者の婦人が、送られてきたチョコレートを食べ死亡する
3つの事件に関連性を見つけたポワロはこれ以上犠牲者を出させないと事件解明に奔走し
再び同じメンバーに集まってもらい、事件の真相を明かすことになる*


原作は70年以上も前の時代設定なので、今の時代で考えれば年齢は若いけど
ドラマ版のように全体的に10歳くらい上をいってる登場人物の印象(若い男女はそのままで)
この時代ならありなんだろうけど、52歳で俳優が引退するとも思えないかと

原作を読んだ感想としては
*中年の危機
*秘書は雇い主に恋心を抱く
 (ロマンス物の場合、秘書は美人が多いけど、不美人の場合は報われない愛なのよね)
*幼くして父親を亡くした娘は年上の男性に走る(ドラマ版よりもっと細かくロマンス模様が描かれてた)
*地位も名誉もある男性が結婚してないのは・・・ネタバレになるので言えませんが
と、他のクリスティ作品でもちょくちょくありそうな展開でしたが
やはり登場人物一人ひとりのキャラが細かく描かれていて手に取るようにわかり
不細工キャラのミス・ウィルズとか良い味出ててこの人主役のお話読みたいわ~くらい印象的で
多分昔読んだ時には頭を素通りしてた台詞や、格言めいたお言葉の数々など
今読むとやたら心に響くなぁと感じた

タイトルにちなんでか、冒頭に


演出    チャールズ・カートライト卿
演出助手 サタースウェイト氏
       ハーマイオニ・リットン=ゴア嬢
衣装    アンブロージン商会調製
照明    エルキュール・ポワロ

第一幕 疑惑
第二幕 確信
第三幕 発見

と、なかなか心憎い演出でした

ただし推理物としては、ほぼ初めのうちから犯人の見当がついてしまう
(これはタイトルに大いに関係があると気づいた)
自分の推理がたまたま冴えてたのか?
遠い昔に読んだ記憶の一部が断片的にでも残っていたのか?は定かではありません
もちろん犯人の見当はついても、残る動機は見当違いでしたが
ド・ラッシュブリッジャー夫人が奥さんだと、推測してたのは外れました
それでも早く関係者一同を集めてのポワロの真相説明部分が読みたくなるから
(2冊読むのに2日連続で徹夜しました、昼間は何故か集中できない)
やはりアガサ・クリスティ恐るべし!


で、ドラマ版をワクワクして待っていた自分ですが
なんと言いましょうか、やはり原作は先に読まないほうが良かったのかと・・・
これまでは読んでも読んでも忘れてしまうから
推理物といえど常に新しい作品を観るように楽しめたのに
先に読んでしまっているから、犯人はわかってるし、ついつい原作と比べてしまう
今回は幸いお話の流れに大きな違いはなかったけど
やはり人物描写が時間的に限られていることもあり、決して深くないので
そんなにあっさり?とか、エッグとチャールズの歳の差恋愛もやや唐突な印象が(原作のほうが生々しい)
原作ではエッグが玉の輿狙うみたいに(本人は純粋なんでしょうが)策略をめぐらせてるし
チャールズはチャールズで・・・って、ここはネタバレになるので我慢ですが
つまり原作はやはりあとで読んだ方がいいのかと、いまさらですが気づいた
そうは言っても、まあ概ね楽しめたし(犯人を知って観たのは自己責任)
重箱の隅をつつくような不満もなく、久々のポワロさんを十分堪能できた

ただ、やはり角度によってはポワロを演じるスーシェさんのお歳を感じずにはいられなくて
もうただただ、ポワロが登場する残りの作品すべて早く撮っちゃってください!と願わずにはいられない
いまだジェレミー・ブレットのホームズ以外ありえないとかたく信じてる頑固者ですから
ポワロもスーシェさん以外は考えられない
そしてポワロの声優を担当されてる熊倉一雄さまも
(「黄金の扉」も観ましたよ~!しっかし5分なんてケチ臭すぎるぞNHK!!!)
あのお歳で頑張っていらっしゃるだけでなく、ポワロのイメージをしっかり確立されて
今回もその質を落とされることなくなりきっていらして、安心できました
普段は字幕派でも、スーシェさんの声より熊倉さんの声で観るのが当たり前となっているので
どうかどうか大往生される前に熊倉さんのお声でアテレコだけでも済ませておいてと祈るばかり
縁起でもないですが、もし万が一熊倉さんがスーシェさんより先に・・って場合は(年齢的にはです)
もう字幕でしか観ない!と断言できます



覚え書きとして
この時点でのポワロは名探偵としての名声も得て引退し
悠々自適で気ままに旅行などして楽しむ状況(でも退屈してる)

さらにサタースウェイト氏に打ち明けたポワロの過去が新発見だった
大家族の貧しい家庭に生まれたため、自立する必要があり警察官に(ベルギーででしょうね)
次第に出世し国際的な名声まで得るようになったのち引退、その時世界大戦(第一次)が勃発
負傷して避難民として英国入り、親切な婦人の世話になるが、その婦人が殺害されたことで
名探偵ポワロとしての初めての事件(スタイルズ荘の怪事件)を手掛け、第二の人生が始まるってことで
それにしても大家族の貧しい家庭というのはびっくりでした、兄弟おったんかい?ってね



















今回のお話がちょうどゴシップネタになっている歳の差恋愛と被ったので
ちょこっと語らせてもらいますと(カラいです)
よくある男性の中年の危機は理解できるとしても、自分の娘より歳下と結婚する男は・・って
世間一般の声と同じで、オロカモノっぽい気もする(もちろん男性からすればウラヤマでしょうが)
ですがそれほど目くじらたてて腹が立つ程でもなく、あくまで推測ですが
結局大昔のスターたちも若い女と結婚して晩年いいことなさそうだから
神様はいたのね(普段神は信じないのにね)とか、自業自得な感じもあり
ただこれが自分の身内なら嫌だろうなと想像はできる

それより痛いのが、歳下イケメンと結婚した女たち
同性だからついつい厳しくなってしまうけど、最近ではデミ・ムーアさん
もともとアシュトン・カッチャーって、ナイトラインのインタビューなんかで観たリしたけど
やんちゃどころか{嫌な奴}感満載で(イケメンだから仕方ない?)、その時からなんとなく予感はしていた
多分出会った時には愛していたのでしょうが(キャリアアップのためとか逆玉とは思いたくない)
所詮現実の結婚なんて(決して悲観的ではなく、あくまで現実です)
のぼせあがりも持って4,5年、{7年目の浮気}なんて良く言ったと思うくらいで
(死ぬまでラヴラヴカップルなんて、千組か一万組に1カップルいればいいところでしょう?
 不謹慎ですが、奥様が先に逝かれてあとを追う夫は、たとえ自殺であっても尊敬します)
愛は冷めても、相手に対して身内意識ができてるとか、思いやりの心があるとか
尊敬できるとか、稼いでくれるとか諸々の要素が残っていれば儲けものってところじゃないかと
考えている自分としては、歳下夫に浮気されて傷心でリハブ入りなんて醜態はみたくなかった
そこは、いくつになってもエロエロフェロモン撒き散らしているスーザン・サランドン姐さんのように
歳下夫を捨てるくらいの根性持っててほしかった~(あくまでゴシップ情報がソースですが)
まあスーザンさんの場合、イケメン夫でもなかったと言ってしまえばそれまでですが
ティム・ロビンスさんもゴシップネタのとおりなら、さぞかし傷ついたことでしょうが
将来的に考えると、勝ち組はいくらでも歳下女性を獲得できる男性に軍配が上がりそうだから
一時我慢すればいいこと
(それともロビンスさん、一生に一度の恋しかできないとしたら「あんたは偉い!」と表彰ものです)
と、ついつい最近話題になっている歳の差婚について考えさせられた作品でもありました

マクシミリアン(マックス)・フェリンジャーを父親に持つ3人の異母兄弟が

それぞれ愛する相手を見つけることになるこのシリーズ
父親の死後それぞれの存在を知ることになった3人は
父方の祖母リディアのオレゴンの牧場で初めて顔を合わせた時(まだ子供)はぎくしゃくするが
一緒に過ごす機会を経て、年長のブランドン、C・J、マギーの間に本物の兄弟のような絆ができる


「赤い髪の伝説」 Maggie's Man 1997       Alicia Scott (Lisa Baumgertner)


マギー・フェリンジャー 27歳 赤毛(母方はハザウェイ・レッドの末裔)
カイン・キャノン     ?歳  脱獄犯


*その日陪審員の義務を果たすため裁判所に出向いたマギーは、
看守の隙をついて脱獄を図った恋人殺しの犯人カインの逃亡劇につきあわされることになる
はじめは殺人犯の人質となった恐怖から何とか逃げ出そうと抵抗してみるが
一緒に過ごすうち、目的地に着くことだけを望んでいるカインが冷酷な殺人犯とは思えなくなり
やがて内気で奥手だったマギーは自分が彼に惹かれていることに気づき
目的地に到着する頃には彼の無実を信じるようになっていたため、ためらうことなく身を捧げる

無実の罪ですでに6年服役していたカインにとって身の潔白を証明するには脱獄という手段しかなく
たまたま巻き込んでしまったマギーに対して、心のうちでは申し訳ないと思いつつ
目的のためには時に冷酷な殺人犯を装い脅してでも言うことを聞かせるしかなかったが
マギーが人質に選んだ時に思っていたような大人しく従順な女性ではなく
怯えながらも自分の意見を通すためには一歩も引かないことがわかり
そんな勇気あるマギーに次第に惹かれていく
何度も追っ手をふりきった末目的の場所に近づく頃には
誰ひとり味方のいなかった彼にとって大切な存在になっていたマギーに真実を話すことになり
貴重な贈りものまでもらうことになるが、カインには成し遂げるべきことがあり
マギーを守るためあえて遠ざけると、一人対決の場に向かい・・・*

マギーが7歳の時父マックスの乗った飛行機がインドネシアで墜落し死亡したと伝えられ
遺体が無いまま1年後ブランドン、C・Jとともに追悼式をしてけじめをつけた
マギーは父親がスパイだったのではないかと考えていた
母親は相手を次から次へと変える恋多き女で、そんな母を持つマギーは自然と奥手に
マギーの兄C・Jは元海兵隊員(偵察部隊)、ブランドンはウォール街の投資家

マギーの職業は結婚カウンセラーということなんだけど
独身でVでもありなのか?と気になっても、あの性格なら納得できるかも
それにしてもとっても良い子ちゃんのマギーは、どこの世界で生きてきたの?ってくらい
父親からも母親からもある意味裏切られているから荒んだ性格でもありなのに
もうとことん善人キャラでまいったまいった
今時修道院育ちでもこんな善人いないでしょってくらいの描き方ですが
オイオイと突っ込み入れつつも
こういう人間がいることを信じられなくなっている自分に問題ありかと反省し
最初から最後まで引きこまれて満足できました


12の時母親を亡くしているカインの父親と兄はアーリア人至上主義の極右武装集団
その子供時代を想像すると、よくもこんな正義感のある大人に育ったと感心
やはり遺伝子の力は大きいのかしら?
読みながらすぐにトム・ベレンジャー主演の「背信の日々」を思い出し
映画館で観た当時は大好きなトム・ベレンジャーがこんな役を~!?という
ショックが大きかったことくらいしか今では記憶も定かではなかったから
今回チェックしてみて、同じくZOGに抵抗する極右グループだったのねと知りました
多分この映画でこういうグループの恐ろしさを初めて知ったと思うのですが
本当にこんな世界があるのねと信じられないくらい怖かった(そのあと現実のニュースでもみた)
だからそういう親を持つ家庭に育った子供が洗脳されずに我慢し続けたってことが
どれほどだったか想像できるだけに、なんかカインの魅力が何倍にも増した

マギーとカインのやり取りは、ハピエンありきとわかって読んでるから安心できたけど
ちょっと引いてみると、マギーちゃんやりすぎじゃない!って場面もあったことも確かで
それでもカインが本当に素敵なヒーローで
同じようなシチュエーションのサンドラ・ブラウンの「侵入者」や
リンダ・ハワードの「2人だけの荒野」を久々に再読したくなった1冊でした


一か所だけ引っかかったのは、額にあざのあるカインをマギーがゴルバチョフに例えるところは
ヒーローを例える相手としてどうなの?と疑問も残ったのは私だけ?
(そのあとずっとゴルビーさんの顔が浮かんでしまったわ)


「月夜の復讐」  Macnamara's Woman 1997

前作から1年後 アリゾナ州 セドナ

C.J.マクナマラ  36歳 元海兵隊員 バー{エインシャント・マリナー}のオーナー ブロンド
             18で海兵隊に入り12年で除隊後、バーの経営者に

タマラ・アリステア 30歳 NYの広告代理店のエリート
        

*10年前、両親とボーイフレンドが死に自分も重傷を負った当て逃げ事故の真相を究明するため
 偽名を使ってセドナに戻ってきたタマラ・アリステア
 時期大統領選に立候補した地元の上院議員のボランティアを務めながら真相を探るつもりが
 まるで何者かがタマラの目的を知っているかのように、不審な出来事が次々ふりかかり
 危険な目にあった際バーの経営者で元海兵隊員のC・Jに助けられたことがきっかけで
 彼に関心を示されるが、事故後頼る者は自分だけと強い意志で生きてきた彼女は
 素直にC・Jに頼ることができず、何度か窮地を救われても頑なに拒み続ける

 6年前買い取ったバーを経営するかたわら、時には保安官の手伝いをすることもあるC・J
 ある夜車のトラブルにあったタマラと遭遇し、助けを申し出るがすげなく断られ
 それでも彼女が気になったC・Jは、何かと口実をつけてアプローチを続け
 なかなか心を開いてくれないタマラの真の目的と、そのせいで危険な目にあっていることを知る

 そんな2人の距離が近づいた時、犯人では?と疑っていた人物が関係なかったとわかり
 タマラは真相追及をあきらめてNYへ戻ることを考え始めるが
 事件の真相を知られたくない人物はC・Jにまで手を引くよう脅しをかけてきて
 タマラもさらなる窮地に陥ることになり、ついにC・Jの救いの手を受け入れた彼女は
 彼と2人で犯人を突き止めることになり・・・*
 
 

タマラは10年前の事故の際、愛する者たちが死んでいくのを見ているしかなかった状況で
彼らを救えなかったことと一人生き残ったことに罪悪感と怒りを抱えていたため
なかなか心を開こうとせず
白馬の騎士のようなC・Jが現れても、自分が楽しんだり幸せになることに消極的

 

マギーやブランドンとは違って母親と2人貧しい環境で育ったC・Jは
母が病気になって死んでいく時、子供の彼には何もできなかったことで
普段から困っている相手を助けたいという思いが強い

過去の出来事で心身ともに傷を抱えたタマラの心の壁を突き破るC・Jのキャラが良い
サスペンスも適度にあって
ロマンスは文庫本シリーズより(まだこの時点で2冊しか読んでないけど)ホットで
なにより3人の母親違いの子供をつくったマックスがいったいどういう人物なのか知りたくて
本がおけなかったけど、この2作目では彼についての真相解明はなくラストの3作目に期待
 

 

C・Jの母親が病死した時彼は11歳、未婚の母だったため一人ぼっちになったC・Jは
母の死後戻ってきたマックスに同行して1年あまり世界中を飛び回るが
その後飛行機事故でマックスも死亡し、祖母リディアの牧場で存在を知らなかった異母兄弟と対面
父親はいかがわしい職業に関わっていたと推測している(詐欺や密輸など)

 


「探し求めたものは・・・」  Brandon's Bride 1998


ブランドン・フェリンジャー 37歳 元ウォール街の投資家で億万長者 登山家 

ビクトリア・ミーズ   27歳 女手一つで牧場を経営し一人息子を育てる 
                  別れた夫ロナルドは麻薬取引の罪で服役中
ランディ・ミーズ     8歳 ビクトリアの息子    

 

オレゴン州ビーバービル
*マクシミリアンの子供の中で、一番父親の死の謎に関心を持つブランドンは
 手がかりを追ってビーバービルまでたどり着き、森林消防隊の消防士となって滞在するかたわら
 父親のパートナーだった人物の消息を探るつもりだった
 ブランドンが滞在先に選んだのは、女手一つで息子を育てるビクトリアの牧場で
 出会ってすぐに、4年前妻を亡くして以来失っていた感情を呼びさまされることになる
 半年だけの滞在で、森林消防士として呼ばれればいつ戻って来られるかわからないこともあり
 気楽な気持ちで相手にすることはできないと、必死の思いで自制するが
 ブランドンのまわりで不審な出来事が次々起こり、怪我を負ってビクトリアの看病を受けるうち
 求めあう気持ちが高まって2人は愛を交わすことになる
 だがブランドンがマックスの死の謎を解明することをよく思わない人物は
 ブランドンを亡きものにしようとチャンスを狙っていて
 やがて彼が父親の過去の真相に近づいた時
 出動要請が出てチームと共に森林火災の消火活動にあたることになったブランドンは
 それまでチームプレイを不得意としてきた生き方を試され
 さらに生死をかけた闘いを強いられることになり・・*

ブランドンは4年前NYのウォール街で投資家として仕事優先で生きていた時期
妻のジュリアを強盗に殺され、その時の自分が妻を顧みなかったことの罪悪感もあって
父親の謎の死について調べていた妻が死んだのは、父親と関係があるに違いないと思い込み
とりつかれたように危険な生き方を選んだり、妻の死の罪悪感の大元の金など欲しくないと
資産を減らそうとするが、逆に財産は増えるばかりという悪循環を続けていて
他の2人よりも、父親の死に強い関心がある

 

高校卒業の2ヶ月後に妊娠、結婚したビクトリアは、愛した相手がまだまだ子供だったと思い知り
それでも結婚生活を続ける努力をするが、夫が麻薬のために貯金にまで手をつけた時点で離婚
8歳の息子と共に、両親の援助で手に入れた牧場経営に精を出す日々を送っていた
そこへ現れたブランドンにすぐに心惹かれるが、彼は去っていく人とわかって先には進めず
それでも怪我を負ったブランドンを看病するうちに女として惹かれる気持ちが募る

いよいよマックスの死の真相が明らかになる3話目のこのお話では
ヒーローが死んだ妻に心を残しているという苦手な展開かと心配でしたが
シリーズ3作に共通する、一目見たとたん衝撃を受けるほど惹かれるという好みのパターンで
ブランドンの妻への思いも、愛していたからというよりも自分が顧みなかったという罪悪感からで
4年後ということもあり、自分の中の基準
(前妻を愛していた場合5年以内に愛する相手を見つけたら、ちょっと引くという狭い了見)では
なんとかクリア

そしてこのお話もドラマか映画で観た覚えが・・と必死で思いだしたのは
多分スコット・グレン目当てに観た「ファイアーストーム」という映画で
銀色のシートを被って炎を逃れるシーンは
この映画(多分)で観てたから、お~まさにあの場面ね~!と面白かった

3作中ではこのお話のビクトリアの存在感がやや薄く思えてしまったけど
ブランドンのキャラも好みで
ヒーローは 1作目(カイン)→3作目(ブランドン)→2作目(C・J)
ヒロインは 1作目(マギー)→2作目(タマラ)→3作目(ビク)の順番でお気に入りとなりました

マックスはマギーとブランドンの母とは結婚したものの金目当て
C・Jの母親とは貧しかったせいか結婚せず、C・Jだけフェリンジャー姓ではない
で、結局このマックスですが、どうして母親違いの子供をつくったのかわからないまま
マギーの母とブランドンの母はリッチで、彼女たちの金目当てって言っても
彼の職業でどうしてそんなにお金が必要だったの?って謎だったし(経費で落ちるはず?)
ブランドンとC・Jなんて1年違いの異母兄弟ってことは、倫理観ゼロってキャラなのか
もっと正当な理由を期待していたから、そこだけ納得できなかったような・・
まあ、なんにせよ子供たちは単に父親にないがしろにされたことよりも
他にも家庭があったってことで心に傷を負うわけで
無責任もいいところなやりたい放題の男だったってことなのかしら
まあそれゆえ傷を負ったヒロイン、ヒーローのお話となるわけで追求するところではないのかな

以前どこかのロマンスサイトの紹介で面白そうと知り、探しまくって入手したのに
いざ読もうとしたら、何だか乗れなくて(その当時の心境のせい)何年も放置したまま
いつしか処分本エリアにほおり込んでおいたのを必死で探しまくって救出
せっかくリサ・ガードナーにはまれたんだから、過去の初期作品を読むのは必修と
手放す前に読めて良かったと
特に謎解きもの、シリーズもの大好きな自分には、3作とも面白く読めました