本来はロマンス読書日記みたいなブログで、ロマンス関連以外はまずいか?と思い
普段は堪えてましたが、たまには毒も吐き出さなきゃ、ストレスもたまるかと
日頃からロマンス関連以外で覗くのは、政治的な時事問題を取り上げてるブログで
それも強烈に辛口なブログなどを楽しみにしているのですが(ハイ、趣味が悪いです)
知識もないからコメントなどしないし、某掲示版に至っては長文傾向の自分には不向きということで
人様の意見を見て、フムフムとかばっかじゃないの~とかもっぱらROM専門
(実は突っ込まれるとへこむタイプなので、気楽に参加できないまま)
ここにきて何か月ぶりかでロマンス本熱が戻ったのに
気になっておちおち読書もできない状況になったのが今ネット上で話題の例の問題
(TVはあくまでなかったことにしたいようで、あえてネット上としました)

まっこと見苦しい言い訳をする芸人達にむかっ腹がおさまりません!
もうTVはワイドショウもバラエティもほとんど観なくなって久しいのですが
朝や昼の情報番組は、家事のついでにつけっぱなしにしてたりするから、全く見てないとも言えない
ですが、芸能情報のリポーターたちのえこひいきもいいところの情報など知りたくもないし
(ジャニーズ系にデレデレだったり、バックが大きいと突っこまない女リポーター
 非常にわかりやすいけど、それでもリポーターかい!ってお茶の間から突っ込んでます)
男では関西系番組によく出てるリポーターも、偶然見ちゃうといったい何さまなの?ってムカつく

で、このまえの謝罪会見、なんじゃあれは?誰も突っ込まないの?、あ~イライラする!
大麻やコカインやった芸能人には飯のタネができたと嬉しそうに延々追いかけまくり
独身青年俳優(独身でっせ!!)の二股騒動には、こっちが引くくらい潰しにかかるのに
(ひとつ疑問なんだけど、女優で10股くらいかけてる人には突っ込まないのは何故?
 その人が結婚を口にしないから?もうまったく理解できない、モラルはどこ基準なのか聞きたい
 影響力があるってことなら、今回の騒動のほうが一般市民に実害が及ぶんだから
 こっちの方がもっと突っ込んで、こんなことしたら社会的に干されますよ!!
 だから不正受給もどきなんてとんでもないことですよ~とか深く追求して欲しいのに
 どいつもこいつも判で押したように大人しい質問ばかり)

そのあとTVやツイッターで芸人仲間が擁護したのを知り、再び怒りメーター上がりまくり
別にねあの人に興味もなかったし、たま~に観てた「火曜サプライズ」の都バスで~のコーナーで
慎吾君と京さまに突っ込む彼の口調がきつくて不快だわって観なくなって久しかったから
やっぱ人間だれでも調子に乗ってるとこういうことになるのよね~くらいに思ってたら
(自分にも調子に乗って恥ずかしい思いをしたことも何度もあるから理解はできる)
なんなのあの会見?!!!
そのあとTVに出てるコメンテーターもどきや、芸人仲間数人の片山さつき議員への攻撃?
ミッツはもともときらいだったから予測できたけど
マツコ・デラックスにはがっかり(そう言えば前にも一度ガッカリさせられたことあったわ)
復活した有吉君がまあまあ好きであの番組だけは観てたから、もう観れないのかと残念
TVの偏向報道は十分わかっているつもりだったけど
こういう時に筋違いの意見をTVで流されるともう日本はダメなんだなと実感する
(ネット見なくて、歳が若かったら信じちゃうかも
 歳はくってるけどネット見ないうちのOLの姉はこの話題さえ知らない)
あいつは良い奴で~とか、悪気はなかったとか、そんな問題じゃないっちゅーの
人間誰でも良いところも悪いところも持ってる、その悪い部分が出てしまったのは明らかで
それを会見で本人が謝ったんだから、友人だったら口をつぐむか、公の場で悪しざまに罵って
こんな馬鹿をやってしまいましたが、許してやってくださいくらい言ったら
まあまあそこまでやらなくても・・・ってことに、(いやいや、そこまで甘くないけど、怒りはおさまる)

たとえばお笑い界の重鎮(映画界の重鎮よりは理解できる)と言われてるたけしさん
とか、芸能界のご意見番みたいなポジションの和田さんとか
どうせお茶を濁すんだろうなと思ったら、結構まともな意見言ってくれて逆に驚いた
というか、さすが芸能界長いだけあって2人とも賢いなぁと感心した
たとえ本心は大したことないって思っていたにしろ、ああやって公の場でチクリと言ってくれれば
それで少しは(ほんの少しは)怒りメーター下がるのですよ
それを、どこが悪いんじゃボケ!!もどきの援護射撃って、もうこれでまたまた怒りメーター上昇中
えらい弁護士さんや、えらいコメンテーターさんが法的に問題はないって言ったって
今回のことで簡単に生活保護貰えるって勘違いした人が増えたらどうする?
もしくは、やたら擁護してるリヴェラル派や人権活動家とかのせいで
こんなラインまでOKなのか?と、思いこんだ人たちが(主に悪の組織とかね)
大挙して押しかけたらどうする?っちゅーことでございます!

だいたいあそこの会社の芸人さんたち(みんながみんなとは言いませんが)
先輩におごってもらうのが当然ってシステム、それで売れてる芸人についていくのは当たり前
御馳走してくれればヨイショの一つや二つ、いやいや上限なしにヨイショするでしょうし
それで後輩から慕われてって勘違いしてる人もいるんじゃないかと、常々思ってた
普段はそれでいいのですよ、ご本人が稼いだお金をどう使おうが好きにしてくださいってことで
ただし、ただし、そんな豪遊しまくったあげく、いざ母親が生活苦になったら生活保護?
(子供に対して酷い母親で縁も切れているならまた別)
どんだけかっこ悪いかわかってるのか?ってことですよ
この前「アメトーク」で観た、博多華丸大吉さんお2人は、この例に当てはまらないと思いたい
(って、結構観てるねって突っ込まれそうですが、この2人のキャラは嫌いになれない)

人間だから間違いもある、謝って深く反省して、その誠意として返金します、謹慎処分も受けます
までやってくれたら、一応腹立ちもおさまったと思うけど(馬鹿な援護射撃芸人は別物)
謹慎処分はなし、はぁ?
そのあとまた別の芸人(この人もまったく興味なかったけど、いわゆる高所得芸人ですよね)
も、不正受給もどきで自己申告、はぁ?
そもそも会社のやり方で売れるまで生活していけないシステムなのは
ここの芸人さんたちの笑いのネタでさんざん聞いてたけど
好きなことしてるんだから、収入が無ければアルバイトするのが世間の常識
涙をのんで夢をあきらめた人なんてざらなのに、芸人として食べていけないからその間・・とか
根本的に間違ってる(多分食べていけないけど先輩がおごってくれるシステムだから生きていける)
お金が無いからって、結婚できず子供も欲しいけど作れず我慢してる若者もいるでしょうにって


もちろんこんなこずるい考えの方ばかりではないでしょう
ビフォア・アフターで相当な物件(借家)に母親が住んでた芸人さんとか
ホームレス生活してた彼なんかの親孝行話聞いて、なんちゅー良い子って涙して感心もした

やっぱ謹慎期間を課さなかったのは、戦略的に失敗だったと思う
今後のあの人を見るたび、ああ、例の騒動の芸人ねって思ってしまう

それと、なんかオトコ義(男同志の義理)でも出したつもりか擁護している芸人仲間の馬鹿さ加減
素人考えでも火に油を注ぐでしょってことに何故気づかない?
人の噂も~やらで、しばらく大人しくしていれば良いものを
今回の騒動で良いことがあったとしたら、TVを見るとして(まあ自分の場合は洋ものがほとんど)
これからどの番組を観るか観ないかが出演者でわかること
30年来一貫して買い替え続けているのがホンダだったことを今回ほど喜んだことはない
(もちろん不買普及運動にも参加
 二ちゃんに参加してない普通の主婦でもきちんとやることやってます!)

そんな怒ることでもないって思われる方もいるんでしょうが、なんかスイッチ入っちゃったんで
久々読書も海外ドラマ観賞もそっちのけで、検索しまくりました~






そんな自分のモヤモヤな心に清々しさを取り戻すために観たのが

バンド・オブ・ブラザーズ Band of Brothers 2001

またまたIMAGICAの無料放送のおかげで観ることができたBOB
ずっと前に一度は観たから(ワウワウでかな)もういいかくらいに思っていたのに
これが観始めたらはまるはまる
これぞ男ぞ!これぞ求めていたもの!
戦争ものが好きってことでもなく、極限下の人間ドラマが大好きだから
2度目(3度目かも)なのに、なんなのこの観るたびに味わえる感動は?って汚れた心が洗われる
こういう作品を観ちゃうから、点数が辛くなってしまうのかも(あくまで好みの問題です)
どのキャラが好きって言えないくらい、どのキャラも好き
おっと、憎たらしいソベルだけは、心の底から憎かった
(「素晴らしき日々」や「フレンズ」では善人キャラだったから、初めて観た時には驚いた
 デヴィッド・シュワイマーさん、この前「エレンの部屋」で観ることができて
 結婚した相手とのいきさつを話していたけど、奥様となった方はロス役よりも
 BOBのソベル役が気にいってくれたって話していらっしゃったので
 へ~ぇ、そうかいろいろ感じ方はあるのねと驚いた、役者さんとしては悪役キャラはおいしいのか)

もうひとつ理想の男像を観たい~と思って、引っ張り出してきた古いVHSテープが

「二十日鼠と人間」   Of Mice and Men  1992


ジョン・スタインベックの原作を映画化したこの作品
初めてゲイリー・シニーズさんを知ったのがいつだったか今では思い出せないけど
マイお気に入り俳優さんとなったのは、多分この作品を観たからだったと思う
TVで観たのか、20年くらい前だったとしたらレンタルビデオ借りまくってた時期があったから
レンタルで観たのか、このへんはあやふや
その後TVでやったのをビデオ録画したまま、いつでも観られるからと安心してそのままだったりしても
とにかく初めて観た時の感動は、相当なものだったと記憶してる
もうね、自分の理想の男性像はジョージしかないと思ったくらい
女として惚れたというより、コウイウ人ニ、ワタシハナリタイって思いで
その後、スティーブン・キングの「ザ・スタンド」のシニーズさんも良かったし
(はずれの多いキング氏の映像作品の中では気に入ったほう)
「フォレスト・ガンプ」の小汚いダン・テイラー中尉のキャラも男前で好きだった
「アポロ13」では地味な役だったけど、作品自体なぜアカデミー賞取れなかったか納得できなかったり
(このあたりからアカデミー賞受賞式に関心無くなっていったような・・・)
「身代金」では悪キャラだったけど、主演のメル・ギブソンよりシニーズさん目当てで観た覚えも
(女性問題とか知られてない頃からメル・ギブソンさんは何故か好きになれなかったのよね~)
「グリーン・マイル」はシニーズさんがどんな役だったか思い出せないくらいだから
世間の評判ほど自分の中では記憶に残るお話ではなかったかも
と、すべての作品を観ているわけではないけど、やっぱりマイベストは「二十日鼠と人間」

そして今回検索して初めて知ったのですが、本作と1,2を争うお気に入り作品の「アラバマ物語」
これが同じホートン・フートさんという脚本家だったのでした~!偶然にしてはすごい

理想の父親像の1位がグレゴリー・ペックさん演じるアティカス・フィンチで
理想の男性像の1位がゲイリー・シニーズ演じるジョージ・ミルトン
本当に全く知らなかったから、なるほど、そういうことだったのか~!と納得
「アラバマ物語」の原作 To Kill A Mockingbird は、いまだ読めてないけど
今回読書熱が下がっている事情で、何か読みたいけど・・って悩んだ末に
「ハツカネズミと人間」を読んでみたら、原作に忠実だったんだと知り(原作は短編みたいに薄い文庫)
驚いたことに、原作のジョージさんは映画作品ほど格好良くはなかったのねと知った
展開も台詞もほとんど同じでも、やはり演じる俳優さんの存在が大きく影響してたのねと感じたくらい
映画作品のジョージのほうが素敵で格好良すぎた(原作のほうがより普通の人間っぽい気がした)
こういう意外な発見があるから、原作のある映像作品は比べてみるのも面白い


主な登場人物は

ジョージ・ミルトン Gary Sinise
 CSI:NYのマック・テイラー役が馴染んできたところですが
 初めはTVドラマに出るのかって驚いた記憶も
 まあ今の世の中死ぬまで映画や舞台のスターって俳優さんも難しいでしょうから文句はない
 もうこの役の印象しかシニーズさんにないから、たとえドラマの役柄に不満があっても
 何をやっても許せる俳優さんってところかな 

レニー・スモール  John Malkovich
 「キリング・フィールド」と「プレイス・イン・ザ・ハート」を映画館で観たのが同じ年だったせいか
 マルコヴィッチさんの印象は強烈で、当時お気に入り俳優さんだった
 後にそのマルコヴィッチさんがゲイリー・シニ-ズさんや「ナッシュ・ブリッジス」のハーヴェイ役の
 ジェフ・ペリーさんと創設したシカゴのステッペンウルフ劇団の一員だったと知り納得
 (去年だったか2008年でしたがステッペンウルフ劇団の団員がトニー賞受賞してました)
 前にナイトラインでマルコヴィッチさんの特集観た時、歳をとったってこともあるけど
 意外にほっそり小柄だったことに驚いた記憶が(レニー役は大男に見えたから)

キャンディ    飯場の掃除夫 Ray Walston
 この作品時、すでにおじいちゃんだから「白い犬とワルツを」のヒューム・クローニンと間違えそう
 って、違うでしょ!ってファンの方には突っ込まれそうですが、出演作を見るとスタトレシリーズやら
 ドラマのゲスト出演も多く、「ピケット・フェンス」で一番観てたのね
 ここでのキャンディ役は、犬嫌い(実際は犬怖い)の自分でももうね・・・切なすぎる

スリム       農場のリーダー的存在 ラバ使いの名人  John Terry
 よく見るお顔って思っていたら、確かにTVドラマなどのゲスト出演多かった
 このスリムってキャラも素敵なキャラだった

カールソン    大きな腹の、たくましい男 Richard Riehle
 この方も一度は見たことのある俳優さんで、出演作の数の多さにはびっくり
 「刑事コロンボ」出演時の頃のお顔を一番覚えていた

カーリー      親方の息子 小男  Casey Siemaszko
 同じく観たことのあるTVドラマ作品が多々あった俳優さん
 「ダメージ」にも出てらっしゃったのね(思い出せないけど・・)
 ここでの役はちっちゃい器の男でした

カーリーの妻     Sherilyn Fenn
 いわゆるゴールド・ディガー的な野心もあったのに辺境の土地にしばりつけられて
 不満をくすぶらせてる人妻役にまさにぴったりだったシェリリン・フェンさん
 初めて観たのが「ツイン・ピークス」かな、最近のドラマ「ロウ&オーダーSVU」で観て
 お歳を召しても色っぽいのはすごいと思った


チェックして初めて分かったけど、出演者のみなさん、亡くなられた方は別として
今もバリバリで活躍していらして、やっぱ芸達者さんを集めたのねって想像しました

いや~、映画って本当に素晴らしいですね(一時的でも現実逃避が出来て)!

The Mirror Cracked from Side to Side 1962

簡単なあらすじは
*セント・メアリ・ミード村にあるゴシントン・ホールの新しい所有者で
 華やかな映画スターと監督のカップル、マリーナ・グレッグとジェースン・ラッドが
 改造した屋敷をお披露目することになったセント・ジョン野戦病院協会の催しの当日
 映画スターが小さな村の住人になったということで興味津々の村人も多数訪れる中
 協会の幹事としてマリーナと直に話せる恩恵に預かったミセス・パドコックが
 パーティで出されたカクテルを飲んだ後急死する
 たまたまその場に居合わせた元持ち主でミス・マープルの友人でもあるバントリー夫人は
 ミセス・バドコックが死ぬ前マリーナと話をしているところを偶然見ていて
 その時のマリーナの凍りついた表情や、出来事の経緯など詳しくミス・マープルに伝え
 話を聞いたマープルは、いつものように事件の解明に一役買うことになるが
 その間にも次々殺人事件が起き、やがて意外な人物の仕業だったことが分かる*

登場人物 (原作の覚え書きも兼ねて)
ジェーン・マープル  
 原作のマープルさんは体調が悪く、付き添いに世話を焼かれている
 のどかだったセント・メアリ・ミード村にも時代の変化が容赦なく訪れていて
 ミス・マープルを含めて昔から変わらない住人たちは、変化を受け入れながらも
 村にできた新興住宅地に移って来た住人をやや警戒していたり
 一部の商店の近代化や、新しいスーパー・マーケットなどにまだ馴染めないでいる
 マープルさんご本人は、大好きな庭いじりができないだけでなく庭師も言うことを聞いてくれず
 甥のレイモンドがわざわざ雇ってくれた付き添い婦のミス・ナイトは
 親切の押し売り的傾向があるため少々閉口気味だったり
 マープルさんお得意の編み物も、視力が衰えたことで昔のようにはいかずイライラさせられたり
 過去を思い出す描写では、「牧師館の殺人」のアン・ブロズロウの名前が出てきたり
 牧師夫人のグリゼルダを懐かしむ様子も
 (牧師夫妻の息子も今では成人ってことは、20年は経ってるはずだから高齢の域?)
 そして時代の変化はお手伝いさんの質にも表れ、それについては目をつむるしかないと
 あきらめているというか、人生の経験者ならではの悟りということでしょうか


ドリー・パントリー   ミス・マープルの親友  
 かつて夫が隠居した際買い取ったゴシントン・ホールを住いにしていたバントリー夫妻
 見知らぬ女性の死体が書斎で発見されたことで、バントリー大佐が疑われることになった事件
 「書斎の死体」から20年近く(?)は経っているようで、数年前に夫アーサーを亡くしたドリーは
 その後世界中に散らばっている子供たちや孫に会いに飛び回る忙しい日々を過ごしている
 (息子、娘それぞれ2人ずつ、孫9人、ケニア、南アフリカ、テキサス、ロンドン在住)
 ゴシントン・ホールの持ち主は、1,2度変わっていて、最初は高級下宿屋(これは失敗)
 次に4人が共同で購入して、4分割してアパートのように使っていたがそれも喧嘩別れで終わりに
 最後は保健省が何かの施設にするために購入するが、結局は使われないまま
 映画女優マリーナ・グレッグと監督の夫ジェースン・ラッドが買い取り
 バントリー夫妻が住んでいた頃よりも、住みやすく改築している
 Joanna Lumley
 マープルシリーズ「書斎の死体」でもバントリー夫人役でしたが
 活動家としても有名なラムリーさん
 「ミストレス」の3シリーズ目に出ていらしたのね
 (むかつく展開でシリーズ2で脱落したから観てなかった、残念)
 

ミス・ナイト 56歳   ミス・マープルを気遣い甥のレイモンドが雇ってくれた付き添いの婦人
 ミス・マープルを悩ませるほど親切の押し売りも過ぎるぞ!気味のナイトさん
 メイドの他に付き添いもつくなんて、自分の老後を考えると羨ましいマープルさんですが
 それもこれも、気に入らない人に来てもらってもねぇって
 追い出す口実が無くて悩むマープルさんがかわいらしかった
 
チェリー・ベーカー  ミス・マープルのメイド
 お手伝いさんとしてはまだまだ新米の立場でも、ミス・マープルを理解してるって意味では
 良いお手伝いさんになるのは間違いなさそう?
 Olivia Darnley
 「アガサ・クリスティ 謎の失踪」2004年版で看護婦役

ジム・ベイカー チェリーの夫 

マリーナ・グレッグ  アメリカの映画女優 50近い
 5回の結婚のうち、最初は一般人、2番目は外国の王族か伯爵、次が映画スター
 4人目の劇作家との結婚ですでに養子を2,3人引き取っていたが、実子が産まれる
 しかし生まれてきた子供は障害児で、その後ノイローゼにかかったというゴシップも
 5番目の夫が2年前に結婚した歳下で映画プロデューサーのジェースン・ラッド
 原作のクラドック警部の印象では、いぶし銀のような美しさで、実年齢より若く見える
 Lindsay Duncan
 ポワロシリーズ「青列車の秘密」ではレディ・タムリン役
 「MI-5」、「オースティンに恋して」のキャサリン・デ・バーク夫人

ジェースン・ラッド (愛称ジンクス)  マリーナの夫 映画監督
 クラドック警部の印象は、個性的で表情からはなにも掴めない相手
 原作でもドラマ版でも女優マリーナを心から愛しているキャラでしたが
 女優さんと結婚するならこういうキャラじゃなくちゃ上手くいかないわな~って納得できる
 Nigel Harman
 「ラークライズ」のシリーズ1で、酒が原因で離婚するかどうかエピの夫役だったのね
  
エラ・ジーリンスキー(ドラマ版ではエラ・ブラント?) ジェースンの秘書
 35歳くらい、ショートカットの黒髪に広い額、感情を示さず事務的で自信家らしい態度
 ジェースンに恋をしている
 ドラマ版でもアレルギー持ちで花粉症ということでしたが、原作での表現は枯草熱となってた
 枯草熱=らしい花粉症は現代病だと思っていたから、結構昔からあったのねと驚いた 
 Victoria Smurfitt 
 ディカプリオ君の「ザ・ビーチ」
 
ヘイリー・プレストン ジェースンの助手兼個人秘書
 ひょろりと背の高い雄弁な青年
 (あれれ、原作読んだのに、この方のここでのポジションって結局何だっけ?とボケてます
  やっぱ、新作版→ヒクソン版→アンジェラ・ランズベリー版と観たから、もうごっちゃだわ)    
 Brennan Brown
 アメリカ人俳優さんか、米ドラマ作品にゲスト出演多数あり

ヘザー・バドコック  協会幹事   40代、太り気味の角張った体つき
 自分がしていることに気づかずに、何かに頭を突っ込みそうなキャラで
 ミス・マープルは以前知っていたアリスン・ワイルドが同じだったと例えている
 ドラマ版では独身設定でした
 Caroline Quentin
 お初俳優さんでしたが出演作を見ると、最近のTVシリーズではそこそこ主役級の役者さんのよう

アーサー・バドコック ヘザーの夫 
 (ドラマ版には登場しなかったけど、原作では容疑をかけられる対象になるほど意外な過去が)

メアリ・ベイン(ペインかも) バドコック家のご近所さん

マーゴット・ベンス   
 写真家 (マリーナの養子の一人、他にはロッドとアンガス)
 クラドック警部の印象は魅力的ではないが、強い個性が感じられる          
 Charlotte Riley
 この方もお初俳優さんでした
 
ローラ・ブルースター 映画女優     アメリカ人
 マリーナの3番目の夫と結婚していた(マリーナの略奪によって離婚に至る)    
 Hannah Waddingham
 もお初俳優さんでしたが、ローラ・ブルースター役は、やっぱキム・ノヴァクさんが最強かな

アードウィック・フェン     

 マリーナの友人 テレビ/映画界の大物 アメリカ人、過去の一時期マリーナと恋愛関係があった
 ドラマ版では ヴィンセント・ホッグ(ジャーナリストでマリーナと結婚していた設定)にあたるとして
 Martin Jarvis
 100以上の出演作品がある中、確かにちょこちょこ観ていた作品もあったと見覚えのあるお顔

ヘイドック医師  
 「牧師館の殺人」では、村のゴシップの対象となっていたヘイドック先生も歳をとり老医師の域に
 それでもミス・マープルに的確なアドバイスをするところとか、さすが長~い付き合いの主治医?
 ドラマ版では若い先生だった(それにマリーナに失礼な会話をするところはキャラが違う感じも)
 Neil Stuke
 ポワロシリーズ「遺言書紛失事件」(「謎の遺言書」)

グラディス・ディクソン 撮影所の食堂に勤めるチェリーの友人
 事件のあった日、ゴシントン・ホールにも手伝いにかりだされていた
 彼女の言葉がミス・マープルを悩ませる原因に(マープルさんの機転で命拾い)
 ドラマ版ではプリムローズ・ディクソンに
 Lois Jones  お初俳優さん
 
ジュゼッペ ゴシントン・ホールの召使頭(イタリア人)
 原作では彼も殺されてしまうけど(毒ではなくピストルで)ドラマ版には登場しなかった


モーリス・キルグリスト医師  マリーナの主治医

ドナルド・マックニール    新聞記者


フランク・コーニッシュ     地元署の警部  
(原作では地元警察のコーニッシュと副総監の要請で出ばって来たクラドックが協力して捜査を)

ダーモット・クラドック     スコットランドヤードの主任警部  
 「予告殺人」ではミドルシャー警察の警部だったクラドックさんも順調に昇進したのね
 再会したミス・マープルに「私のなつかしい少年からさぞ出世したんでしょうね?」と
 親愛の情をこめて訊かれてたから、そうとうな年月を経ての再会ってことのようなのに
 ドラマ版に登場しなかったのは残念
 (原作通り登場するヒクソン版やランズベリー版では甥設定になってて
 訳本でも呼び方としておばさんと訳されていたけど血縁ではない)
 原作では、彼の名付け親でもあるクリザリング卿のことから「火曜クラブ」の話題も出てて
 ミス・マープル頼みは当然というスタンスで、関連作好きにはたまりません

ウィリアム(トムは綽名)・ティドラー 部長刑事 クラドックの部下 映画ファンということで起用
 (ドラマ版ではヒューイット警部の部下ティドラー巡査部長に変更されてた)    
 Samuel Barnett
 「SEXとアートと美しき男たち」(このタイトル何とかして~)のぼくちゃんジョン・ミレイ役でした~


ドラマ版オリジナルキャスト
ヒューイット警部 
 片腕義手(?)設定にしたのにはなにか理由あってのこと?
 ちょくちょくヒュー・ボネヴィルさん観る機会多いから、この先もドラマ版に登場するのかしら?
 Hugh Bonneville
 「ダウントン・アビー」、ポワロシリーズ「オリエント急行の殺人」「オースティンに恋して」
 BBC制作の「ボーンキッカーズ」等々
 (偶然地上波で「ボーンキッカーズ」を観ることができたのですが、これはなんだかなあだったなぁ)

ケイシー・クロフト          Will Young (ポップスシンガーなの?)

ハバード夫人                  Michele Dotrice
 ナターシャ・リトル版「虚栄の市」


脚本は ケヴィン・エリオット Kevin Elyot

 

以下ネタバレ含んでます
原作はクラドック警部が登場するヒクソン版がほぼ忠実かと思えたけど
(マープルさんが美容院の雑誌でゴシップ情報を集めるとか細かいところも)
今回の新作版も結構細かいところまで取り入れてあったし、まあ納得できる改変で満足
ただ過去にドラマ化されたアンジェラ・ランズベリー版マープル「クリスタル殺人事件」の
マリーナ役エリザベス・テイラーも、ヒクソン版のクレア・ブルームさんも
今回のリンゼイ・ダンカンさんもイマイチイメージと違うような・・
かと言って誰ならイメージ通りかも思い浮かばないので、文句を言う立場にないのですが・・
ということで今回はドラマ版にけちをつける気はありませんが
もともと原作の時点でマリーナに対するミス・マープルの同情ぶりには、やや納得がいかなかった
まあ大女優らしいと言えば納得できる気もするけど、子供が欲しくて養子をとったけど
実子が産まれたらあとは関係なしとか、実子に知的障害があると知って施設に放置とか
そうとうなタマでっせ、マリーナさん
そんな大女優さんを心から愛せる夫ジェーソンさんが素晴らしい!
原作やヒクソン版では、彼がけりをつけたっぽいけど
今回の新作版では施設の実子に会いに行ってるという原作にない描写もあって
自殺なの?って思えないこともない(エリザベス・テイラーのマリーナ役も自殺っぽい?)
無神経な女性に人生を狂わされたって気持ちもわからないではありませんが
なにしろ原作では3人も殺しているから、あまり同情もできなかった


今回の覚え書き
ミス・マープルがミス・ナイトに文句を言った図書館で借りてきた本は「春のめざめ」
お芝居にもなっているあの作品だとしたら、クリスティさんはお気に召さなかったってことか?

セント・メアリ・ミード村一番のご長寿は96歳のサンプスン爺さん
村のグレープヴァイン(情報網)は健在でも、ミス・ウェザビィはすでに亡くなっている
今回は検視医の庭師からブリッグス爺さんに、彼の娘から郵便局の女事務員→バントリー夫人へと

ゴシントン・ホールはヴィクトリア朝時代の建物

今回の毒は カルモー、青酸カリ

 

原作の冒頭にもあり、マリーナ・グレッグの凍りついた表情について引用されたのが

くもの糸は走り、ひろがれり
鏡は横にひび割れぬ
「ああ、呪いはわが身に」と、シャロット姫は叫べり。 
アルフレッド・テニスン

Out flew the web and floated wide;
The mirror crack'd from side to side;
"The curse is come upon me," cried The Lady of Shalott.
Alfred Tennyson

*web には織物という訳もあり
 シャルロット姫は「赤毛のアン」で、アンの数々の災難エピの内の一つでした


やっとクリスティ祭りから抜け出せそうですが、この機会にポワロシリーズも見直したら
感想が無いものもあったと気づき、原作をいろいろ読み始めたりして
そんなこんなで「鏡は横に~」の感想が、こんなに遅くなってしまいました
その間もビスケット兄弟で再びはまった、ダイアナ・パーマー祭りに突入してしまい
ジェイコブズビルシリーズを初めから読み直したりして、日々縮小していく脳細胞に鞭打っても
メモリー容量いっぱいいっぱいで、読んでは忘れ、読んでは忘れを繰り返す毎日
そんな状態だから、正しい記憶で感想言えてるのかもやや不安
ということで、勘違い解釈ミスなど突っ込みどころも多々あるかと思いますが
次の新作が放送されるまで、これで一応一区切り・・・(のつもりです)

マープルの最新シリーズ「鏡は横にひび割れて」の感想をと思って原作を読み始めたら
「書斎の死体」に登場したセント・メアリ・ミード村のお馴染メンバーのことを
すっかり忘れてしまっていることにがっくりし(毎度のこと)、過去記事を探してみて
「書斎の死体」の感想残してなかったと気がついた
多分私のことだから、原作も読んで(付箋だらけのまま放置してあった)感想UPするつもりが
他の興味あることに移ってしまってそのままだったのね(またやってしまった)
しかたなくもう一度原作読み直して
ついでに他の過去記事も観てみたらマクイーワンさんのバイオチェックすらしてなかったと知り
いまさらですが検索してみました


The Body in the Library 1941
時代設定は、原作が書かれた当時ではないかと推測するけど
ドラマ版では映画「陽のあたる場所」を観たという会話が出てくるから1951年くらいかな

簡単なあらすじは
*ある朝、セント・メアリ・ミード村にあるゴシントン・ホールの書斎で若い女の死体が発見される
お屋敷の主、バントリー大佐も妻のドリーもわけがわからず当惑するばかりで
早速ドリーは親しい友人であるミス・マープルに助けを求める
お屋敷にやって来たミス・マープルは、死体がどこの誰で、なぜそこに置かれたのかはもとより
小さな村ではあっという間に噂が広まることは必至で、夫アーサーの立場が悪くなると心配する
ドリーに頼まれ、事件の謎を解くために奔走することになり・・*


ジェーン・マープル 
Geraldine McEwan

古いところでは1961年の No Kidding という作品で(こちらでは未公開作品なのかな?)
先代マープルのジョーン・ヒクソンさんと共演されてたのを発見
(検索したら映画のポスターのみ発見、それを見ると、マクイーワンさんのほうがメインなのかな)
ケヴィン・コスナー版「ロビン・フッド」や、リース・ウィザースプーン版(虚栄の市)「悪女」の他には
TV作品出演が多い印象でしたが、舞台での活躍のほうが多いのかな(調べてない)
1998年トニー賞では演劇主演女優賞でノミネートされていたようで
(悔しいことに1997年、1999年あるのに1998年のトニー賞受賞式ビデオが見つからない)
50年近く連れ添って、2002年に亡くなられたご主人は
有名どころが多く卒業されてるRADA (王立演劇学校)の代表(校長?)をされてた時期もあり
ここも同じ分野のカップルだったってことですね


今回も(牧師館の殺人に続き)不倫相手の軍人さん(マーク・ウォレン)を思い続けているって
設定のようでしたが、これもなんとも納得できないマープルキャラ
愛する人がいなかったって設定も確かに悲しいけど、少なくとも昔愛した相手がいたとしたら
戦死した軍人(絶対に独身です)くらいにしておいて欲しかった~
チェックしたら、回想シーンもあった「牧師館の殺人」、その脚色をした Stephen Churchett さんが
戦犯のようで、他にも「スリーピング・マーダー」「パディントン発4時50分」「シタフォードの謎」
「復讐の女神」「殺人は容易だ」を手掛けていらっしゃった
なるほど気に入らない改変が多かったわと気がついた


アーサー・バントリー大佐 ゴシントン・ホールの住人
James Fox
「チムニーズ館の秘密」に出演されてたエドワード・フォックスさんの弟さん
ポワロシリーズでは「ナイルに死す」、1996年テッド・ダンソン版「ガリヴァー」
映画作品では「インドへの道」
(単純な自分に高尚な作品はどうも合わないのか
 この作品確かヒロインにむかついて観終わった後不快感がいつまでも残ったなぁと記憶している)
「グレイストーク/類人猿の王者ターザンの伝説」
(TVドラマのターザンも好きだったけど、これ観てしばらくクリストファー・ランバートも好きだったなぁ)
「チャーリーとチョコレート工場」(関係ないけど、このジョニー・デップさんも好きだわ~)
ロバート・ダウニー・ジュニア版「シャーロック」
(これはシャーロックとは断じて認めないけど、そこそこ面白かった)等にも

原作でも、とんでもない事件に巻き込まれて迷惑千万という途方に暮れたアーサーさんでしたが
ドラマ版では飼い豚を観て心を静めたり、庭木の剪定に精を出したりと、寡黙に耐える大佐に同情した

ドリー・バントリー  アーサーの妻
Joanna Lumley
俳優さんとしてより活動家としてBBCのニュース画面で知ったほうが先でしたが
そういう印象が強いせいか、生まれつき気性が激しく(今回は愛する夫のために奔走する)
好奇心の強い活動的なドリー役に文句はなかった
出演作はあまり観た覚えがないものばかりでしたが、ロマンスファンとしては懐かしいタイトル発見!
ジュディス・クランツの「ミストラルの娘」のドラマ版に出演されてたのね
imdbのトリヴィアでは、ドリー役には、アイリーン・アトキンスさんや他の候補も挙がっていたようで
クリスティ大ファンのラムリーさんのプッシュかコネでもあったのか、結局獲得したってなってましたが
まあファンだったら作品に出てみたいのは当然でしょうと納得


コンウェイ・ジェファーソン   
 マジェスティック・ホテルに滞在中の資産家老人、バントリー大佐夫妻とも知り合い
 飛行機事故で両足を失い車椅子生活を送っているが、不屈の精神が身体からみなぎる老人
Ian Richardson
「ブリーク・ハウス」より「コナン・ドイルの事件簿」のドクター・ベル役で覚えてましたが
一番強烈な印象はLaLatvかなんかで観た「野望の階段」でのいやらしい悪徳政治家役
これが強烈不快なキャラで、そのイメージが今もぬぐい切れず
名前も才能も知られた俳優さんなのでしょうが、それ以来お顔を見ると、うわっって思ってしまう
息子さんのMiles さんもフランク・ジェファーソン役でチョイ出番ですが親子共演ということかな

imdbのトリヴィアでは、彼の死後、2007年BAFTA受賞式で
最優秀主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンさんが彼のサポートなしには今の自分はなかったと
謝辞を述べているようで、死ぬまで役者さんの典型のような方だったのね

 コンウェイさんの行動って、今も昔も男って変わらないんだなぁと思える典型で(もちろん女の場合も)
 原作でミス・マープルが、テニスンの詩をもとにしたエドワード・バーン=ジョーンズ作(かな?)
 「コフェテュア王と乞食娘」King Cophetua and the Beggar Maid を、例えに出したり
 (コフェテュア王コンプレックスって、例の歳の差カップル、カトちゃんにも当てはまるのかな?)
 過去に起きた村の住人の例え話で鋭い解説をしてましたが
 歳とった老人(もちろんリッチが条件)が若い子に目をかけるって
 よくあるパターンですが、はたから見ると本当に愚かに見える
 まあ基本お金持ちが何をしようが勝手にやればいいことなのですが
 孫ほどの若い女の子を気に入ったからと疑うことなく養子にするとか、遺産を分けるとか
 自分は馬鹿じゃないから人柄は見抜けるとかご本人は言ってましたが
 もちろんそうじゃなかったし、あとでルビーの本性を知ってころっと考えを変えているなんて不様
 むしろ金目当てでそばにいることを了解していた方がよほど、人生の経験者だわ~って思えるし
 人間誰でも孤独と向き合っていくしかないのよ~、金で孤独を避けるなんてまっこと情けない!
 って、まあ結局は貧乏人のヒガミにしか聞こえないか?
 
ロケット弾によるお屋敷被爆シーンはドラマ版オリジナルで
原作では8年前フランスから帰る際、飛行機事故で妻や子供2人を一度に亡くしている
コンウェイ本人はその事故で両足切断するも、不屈の精神で生き延びると

アダレイド(アデレイド)・ジェファーソン 
 最初の夫で戦闘機のパイロットのマイク・カーモディとの間に一人息子ピーターをもうけるが
 夫は戦死、その後マイクの友人だったコンウェイの息子フランクと再婚、フランクも飛行機事故で死亡
演じるTara Fitzgerald さんは
最近偶然「ブラス!」を観たばかりだったからお顔に見覚えがあったのね
「ウェールズの山」も観た覚えがあるのに、まったく思い出せないわ・・・
2006年TVミニシリーズ版「ジェイン・エア」ではミセス・リード役
「修道士カドフェル」等

ピーター・カーモディ  アデレイドと最初の夫マイク(戦死)の息子
 原作では推理小説好きで、遭遇した事件にワクワクしてる少年探偵さながらの機転で
 ミス・マープルの役に立ってて、ドラマ版の子役ちゃんもなかなかだった
 (爪を発見したのはメルチェット大佐にとられてしまったけど)
Steven Williams   

ヒューゴ・マックリーン  
原作ではアデレイドの求婚者として地味に登場してましたが、ドラマ版では出番なし

マーク・ガスケル(ギャスケル)   
 コンウェイの義理の息子(飛行機事故で死んだロザムンドの夫)
 原作では捜査をするメルチェット大佐の彼に対する印象は悪く
 いかにも犯人っぽいから、実はそうじゃないのかとひねって考えてみたりもした
演じる Jamie Theakston さん
バイオチェックしてみたら俳優としての活躍は少なそうだけど、ご本人が有名なのか?
MENSAのメンバーってあって、なんなのそれ?って(この程度です)ググってみたら
高知能団体のメンバーだということで、IQ高いことだけはわかった(役には関係なかった?)

ジョセフィン(ジョージー)・ターナー 
 20代後半の魅力あふれる美人
 3年前からデインマウスのマジェスティック・ホテルでダンサー兼ブリッジ・ホステスをしている
Mary Stockley
ポワロシリーズ「マギンティ夫人は死んだ」のイヴ・カーペンター役
「バレー・シューズ」、2007年版「説得」等

ルビー・キーン(芸名で本名はロージィ・レッグ) 
 行方不明の18歳 ダンサー プラチナ・ブロンド
 ジョージーとは、母親がいとこ同士
Emma Williams
お初俳優さんだと思ったら「ブリーク・ハウス」で観てたのね

レイモンド・スター 
 マジェスティック・ホテル専属のダンサー兼テニスコーチ
 (いわゆる有閑マダムのお相手、ジゴロってところでしょうか)
Adam Garcia
俳優としての出演作に観たものはなかったから、お初俳優さんかな
(と思ったら、米ドラマ「しあわせの処方箋」にゲスト出演してらしたから、観たことあったのね)
バイオでは、オーストラリア出身でタップダンサーとありましたが
やはりダンサー役だからそっち方面で才能ある方起用というところなのかな

ベイジル(バジル)・ブレイク 
 母親がドリー・バントリーの学友で、映画関係の仕事をしているということで俄然関心の的だったが
 実際は下っぱの大道具係だったとわかり、村のご婦人達の顰蹙を買ってるって原作キャラでしたが
 その原作ではバントリー大佐に嫌われてたけど、実は良いところもある奴だったって落ちも
Ben Miller
コメディからスタートした俳優さんのようで
「予告殺人」でクラドック警部役だった Alexander Armstrong さんとは
医大時代(中退された?)からの友人のようで、2人の名前がタイトルとなっている
ショウが知られているのかな
俳優としての出演作は、1,2話くらいで脱落した「プライミーバル」くらいしかわからなかった

ダイナ・リー  ベイジルの恋人
Emma Cooke  お初俳優さん

パメラ・リーヴズ    行方不明の16歳、ガール・ガイド団員
Florence Hoath
「オースティンに恋して」ではキティ・ベネット役だったのね
2002年TV版「チップス先生さようなら」にも出演されてた
(ピーター・オトゥール版は別格だけどこれもなかなか良かった)

フローレンス   ガール・ガイド団員でパメラの友人
Zoe Thorne
「ドクター・フー」他、16歳くらいから活躍しているようで、ってことは2004年のこの作品時
え~、20歳だったなんて、12,3歳にしか見えなかったわ~

ジョージ・バートレット ルビー・キーンが最後にあった人物
David Walliams  
記憶に残っている出演作はなかったけど、ご自身としての出演番組や
俳優としても脚本家としてもたくさん作品履歴があったから著名な人物なのかなとググってみたら
サイモン・コーウェルやピアース・モーガンが審査員をしていた
Britain's Got Talent(英国版アメ・アイ)の審査員を一時期務めていたのですね
(YTで、サイモンとの面白掛け合いや、海パンいっちょうで踊る姿も発見、コメディ系なのかな)
映画「スターダスト」
「華麗なるペテン師たち」

ヘンリー・クリザリング卿 バントリー大佐の友人でミス・マープルの支持者
今回のドラマ版には登場しなかった


メルチェット大佐  
 ラドフォートシャ州警察の本部長(マッチ・ベンハムにある) バントリー大佐の友人
 「牧師館の殺人」の時点でミス・マープルとは知り合いで、彼女の名探偵ぶりを知っているはずだから
 ドラマ版のようにミス・マープルを鬱陶しがる役割は、本来スラック警部だったのに
 今回スラック警部が登場しない分だけ、ミス・マープルへの対応が違っていた
Simon Callow
この方も俳優としての出演作品が100近くあり、ご自身で出演されてる番組も多いベテラン俳優さん
チャールズ・ディケンズ役を何回もやってらっしゃるのは、なにか特別な理由でもあるのかしら?
2004年版「オペラ座の怪人」、「恋におちたシェイクスピア」
古いところでは昔観た一連の英国作品
「ハワーズ・エンド」「モーリス」「眺めのいい部屋」や「アマデウス」等に出演されてたよう

スラック警部   
ドラマ版に登場しなかったスラックは、原作では非常に精力的な男で、他人の感情に頓着せず
せっかちにことを処理する傾向があり、メルチェット大佐の部下だが大佐はスラックが苦手とあり

 ドラマ版は、3人(クリザリング卿を入れて4人)も捜査官がいては紛らわしいから
 カットされてしまったのかな(やっぱ実質2時間ものにしてほしいわ)
 原作ではメルチェット、ハーパーが中心で、スラック、クリザリング卿も関わってくるから
 過去の解決事件にふれるところなんかが面白かったのに、短い時間では仕方ないのね
 クリザリング卿とメルチェット大佐がミス・マープルのすごさを知ることになった事件(短編「溺死」)
 について触れられてて、こういうエピソードが原作を読む楽しみでもある

ハーパー警視 グレンシャ州警察の捜査官 
 友人(バントリー大佐)のため熱血捜査を続けるメルチェットに初めは管轄違いと不満も抱いていたが
 次第に良いコンビに、ミス・マープルの意見を素直に尊重するところも好感度高い
Jack Davenport
この方も俳優カップルのご子息のようで、奥様も同業
知ってる作品では米ドラマ「フラッシュフォワード」(これも微妙なお話だったなぁ)
映画「リプリー」「パイレーツ・オブ・カリビアン」等々に出演されてたのね

ドクター・ヘイドック 警察医  肩幅の広い大柄な人物
Robin Soans 

プレスコット マジェスティック・ホテルの支配人
Richard Durden
「MI-5]「ハテル・バビロン」「奥様は首相、ミセス・プリチャードの挑戦」
ポワロシリーズの「満潮に乗って」「遺言書紛失事件」等々

 

フムフム原作に忠実だわ~って油断して観てたら、なんとまあまたまたビアンネタ投入ですか~!!
犯人を変えてしまうことにも納得できなかったけど、まさかビアン設定とはね~・・
(なんか米も英も、ショウビズ界では日本での○流ごり押しのように、同性愛ごり押しって感じで
 まことにガッカリ・・・同性愛でも愛に変わりはないって、理解できるし今は改革の時なんでしょうが
 にしても、ここで主張しないで~!!って言いたい、現代ものの恋愛ドラマでやってくれ~)

ネタバレ↓


ドラマ版の犯人はジョージーとアデレイドでしたが、原作の犯人はマーク・ガスケルとジョージー
(犯人の一人ジョージーは同じでも、ドラマ版のほうが女の恐ろしさがさらに強調されてる気も)
確かにひねりは無いかもしれないけど、それでもいいじゃないって思うんだけどなぁ
(残されたピーターが可哀そう過ぎる、何故救われない結末にするのか?)

原作でアデレイドはレイモンド・スターにまんざらでもなさそう・・って感じでも
結局は手堅い求婚者のヒューゴを選んで第3の人生をやり直す・・めでたしめでたしってラストでした

だからドラマ感想残してなかったのかもと、まったくラストを忘れていた自分もボケでした
脚色を担当されたケヴィン・エリオットさんは
マープルシリーズでは「動く指」「ゼロ時間へ」「ポケットにライ麦を」「鏡は横にひび割れて」
ポワロシリーズも「五匹の子豚」「ナイルに死す」など結構納得できるものを手掛けているのに
期待以上に原作に忠実だったのに、結末があんななんて、今回は不満が残った

 

今回の覚え書き
原作に登場したセント・メアリ・ミードのお馴染の住人
鼻の長い気難しいオールド・ミスのミス・ウェザビィ
どら声の持ち主、ミス・ハートネルはやや親切の押し売り的傾向がある
ブライス・リドリー夫人、牧師館の隣の大きな家に住む、独裁的な未亡人
おとなしい中年男という描写のクレメント牧師と赤ちゃんが生まれて新米ママのグリセルダも

この時の村の巡査はポーク 上司はスラック

バジル・ブレイクの白い家は、ポワロシリーズのドラマ版のどれかで(古いのかな)観た覚えがあるような・・
どのお話か思い出せず(まったくの勘違いか?)

甥のレイモンドは、ジェインの心は悪の巣窟だと冗談にするほどミス・マープルの猜疑心は強い
それに対するミス・マープルの答えは
「ヴィクトリア時代人はほとんどがそうで、人間の本性をよく知っていた」というもの
犯人を早くから知っていたミス・マープルが動機を確かめたいとサマーセット・ハウスへ行ったのは
婚姻関係を調べるため?(サマセット・ハウスは実在するけど、今もそういう機関があるのか?)

原作のラストには、ジゴロはやっぱりジゴロだったという落ちも

は~ぁ、これでやっと「鏡は横にひび割れて」に取り掛かれる

あんまりな改変に気分が悪くなり、初見はラストまで観られないまま
しばらく放置して原作を読みなおしてから、もう一度最後まで通して観てみた次第ですので

なかなか感想をまとめるにも気が乗らず今頃になってしまいました


Why Didn't They Ask Evans? 1934

*事件の発端はウェールズの小さな海辺の町、マーチボルト
崖沿いのコースでトーマス医師とゴルフの最中、崖から落ちたと思われる瀕死の男を発見したボビー
トーマス医師が助けを呼びに行く間、その場に残っていたボビーは男の最後の言葉を聞く
「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」という言葉を、その時はさほど気に留めることもなく
父親の手伝いとして夜の祈祷の時間に遅れそうになっていたため
偶然通りがかったバッシントン=フレンチという男の親切な申し出を受け、その場を後にする
その後検死審問で事故死と片づけられた男の所持品について漠然とした疑問を持ったことや
ボビィ自身の身に不審な出来事が続いて起こり
たまたま再会した幼馴染の伯爵令嬢フランキーがそんなボビィの体験を聞いて興味を持ったことで
2人は死んだ男のダイイングメッセージの謎を解くため行動を起こすことになるが
謎が解けないまま思わぬ事件に巻き込まれることになり・・・*


原作の登場人物は
ロバート(ボビィ)・ジョーンズ      牧師の4男坊 もと海軍軍人
 27,8歳くらい、ハンサムとは言えないが人好きのする正直そうな顔立ち
 4男坊のせいなのか、軍人を辞めた後焦ることなく自分の進む道を模索中 

トーマス・ジョーンズ          牧師 ボビィの父親
 なかなか進路が決まらない4男坊に対する父親の悩みを表す言葉として引用されてたのが
 シェイクスピアのリア王に出てくる一節のようで
 「恩を知らない子供を持つことは、蛇の歯に咬まれるよりも苦しい」

フランシス(フランキー)・ダーウェント ボビィの幼馴染 伯爵令嬢 
 恐れを知らぬ行動力は、生まれは良家の子女でも幼い頃はボビィたち兄弟と
 野を駆け回って遊んでいたからなのか?
 ボビィの話を聞いて積極的に計画を立てて主導権を握るとか
 謎を解くため父親の称号や財力をフルに利用するところなんて、若さと良家の子女ならではのキャラ
  
バジャー・ビートン            ボビィの親友
 吃音症でちょっと頭の回転の遅い・・人の良いキャラかとか思っていたら
 結構な活躍で驚いた(しかも結構なキーパーソン)

ジョージ・アーバスノット  フランキーの友人で医師
 メロウェイ・コートに潜入するため画策したフランキーの計画に一役買う友人
 
アレックス・プリチャード       死んだ男

ケイマン夫妻               プリチャードの姉夫婦
 死んだ男を検死審問で自分の身内だと証言した夫妻

ヘンリイ・バッシントン=フレンチ  ハンプシャー、ステイヴァリイ村にある名家の当主、治安判事
 死んだ男の手がかりをたどってフランキーが潜入したメロウェイ・コートの主人
 物腰は優しいが、どことなく放心したようなところのある印象

シルヴィア                 ヘンリィの妻
 赤毛で青い瞳、背の高い30代の女性(結婚前はアメリカ人資産家の娘)

トミィ  バッシントン=フレンチ夫妻の息子、7歳 

ロジャー・バッシントン=フレンチ    ヘンリィの弟
 すらりと背の高いハンサムな30代で、フランキーが心惹かれる相手
   
ジャスパー・ニコルソン医師      ステイヴァリィ村で精神病院を運営 ヘンリーの主治医
 精力的な印象を与える大男 

モイラ・ニコルソン            ジャスパーの妻  27歳
 体つきの華奢な美人  死んだ男のポケットにあった写真の女性でボビィが心惹かれる相手

アラン・カーステアーズ        カナダ人の探検家
ジョン・サヴィッジ           億万長者
フレデリック・スプラッグ       弁護士
ロバーツ夫人             ジョーンズ家(牧師館)の家政婦


原作は若き素人カップル探偵の冒険活劇みたいな楽しい展開で、過去にドラマ化もされていて
トミー&タペンス シリーズでお馴染のフランセスカ・アニスとジェイムズ・ワーウィックさんコンビが
それぞれフランキーとボビィ役となってる1980年版の「なぜ、エヴァンズに~」では
ほぼ原作のキャラや展開に沿っているので(台詞までほぼ忠実)原作を読むまでは・・という方にはお薦め
もちろん今見ると古臭いけど、もともとクリスティは古い作品として観た方が好みにあう自分としては
今回また見直してみて、以前は気づかなかったけどまったく原作通りだったのね~と驚いた
(ラストのみ原作と違っていて、アホっぽいフランキーの行動にはちょっと不満もあったけど
 原作もラストに納得いかなかったから仕方ないのかな)

ネタバレ↓

モイラは捕まるけど、ロジャーはまんまと逃げ切り
異国の地からフランキーに宛てた手紙で事件の真相を語るという結末
つまり正義の裁きは下されてないままだったから、モヤモヤ感は残った
(自己中な欲のために兄やその息子まで殺そうとするなんて、見逃していいのか~?!!とね)



原作の覚え書きは
フランキーのマクベス評がわかりやすくて面白かった
ロンドンには、1シリング払うと遺言書を読ませてくれるところがあったのか?(今でも?)

ボビィの好きな本
「第三の血痕」「オーストリア大公殺害事件」「フローレンス製短刀の不思議な冒険」(探偵小説)

フランキーがボビィのお見舞いに持ってきた本
ウィーダ Ouida(Marie Louise de la Ramée)
ミューラック夫人の「紳士ジョン・ハリファックス」


そして今回ミス・マープル4,5シリーズ8作品の中で、自分の中では原作と程遠いというだけでなく
児童書としても出されているお話なのに、少年少女が何気なくこれを観てしまったら・・と思うと
まっこと許されない改変で、一番酷い作品となってしまったドラマ版の


登場人物は

ボビィ・アットフィールド  Sean Biggerstaff
「ハリー・ポッターと賢者の石」ではオリヴァー・ウッド役
(ハリ・ポタは「炎のゴブレット」までは観た記憶があるけどそれ以降はもういいかと観てないので
 誰だっけ?ってくらいの印象で、YTで検索してみたら、記憶にあるような、ないような・・)

フランキー・ダーウェント Georgia Moffett
 ご本人の出演作は「マーリン」くらいしかわからなかったけど
 お父上がヒクソン版「ポケットにライ麦を」でランス役だったPeter Davison(Moffett)
 母上は1986年米製作版「死者のあやまち」(ピーター・ユスチノフ版ポワロ)にちらっと出演や
 英国では有名な(こちらでもそうなのか?)「銀河ヒッチハイク・ガイド」シリーズに出演とか
 ベテラン俳優カップル(離婚されてるけど)の娘さんのよう
 (原作のフランキーは行動力あるリッチなお姫様キャラでも好感度高かったけど
  このドラマ版のフランキーはなんだかイラっとくるキャラで、観ていていい気分じゃなかった)
 

マージョリー・アットフィールド Helen Lederer
 出演作は観た覚えのない作品ばかりだったから、お初俳優さん

シルヴィア・サヴェッジ     Samantha Bond
 ヒクソン版「予告殺人」、ポワロシリーズ「安マンションの事件」、ケイト・ベッキンセール版「エマ」
 「ラークライズ」2-8ではホテル支配人ジェイムズのパトロン役、「ダウントン・アビー」等々

アレック・ニコルソン医師  Rik Mayall
 100を超える出演履歴の中、観た記憶のあるものが一つもなかったってことで、お初俳優さん

モイラ・ニコルソン アレックの妻 Natalie Dormer
 この方もお初俳優さんでしたが、「The Tudors 背徳の王冠」でアン・ブーリン役をされてたのね
 (この時代のお話も好みじゃないから、観ないままになりそう)

ロジャー・バッシントン ドロシーとトムのピアノ教師   Rafe Spall
 「セックスとアートと美しき男たち」のハント役でしたね~、2006年版「心理探偵フィッツ」にも

クロード・エヴァンズ    Mark Williams
 「ハリ・ポタ」シリーズや「マーリン」等ゲスト出演あり
 映画「スターダスト」、2008年TVミニシリーズ版「分別と多感」等にも

ピータース警視長     Warren Clarke 
 警視長ってよくわからないポジションでしたが、相当インパクトのあるお顔の俳優さん(悪役商会か?って)
 映画「時計じかけのオレンジ」「グリーン・フィンガーズ」、ミニシリーズ「ブリークハウス」は観てたけど
 観たことない「ダルジール警視」の主役もされているようで、この方もベテラン俳優さんのお一人か

ドロシー・サヴェッジ シルヴィアの娘   Hannah Murray
 お初俳優さんでした

トム・サヴェッジ  シルヴィアの息子   Freddie Fox
 相当気持ち悪い少年役を演じられてましたが、そのように思えるってことは上手いってことなのか
 ミス・マープルシリーズ「チムニーズ館の秘密」のエドワード・フォックスさんの息子で
 imdbの出演履歴をみると、これがデビュー作になるようで
 2009年と2011年でもだいぶお顔の印象が違うから、まだまだ変貌するのかな

ウィルソン         Richard Briers
 最近観た2003年映画版「ピーター・パン」にも出演されてたのね、とにかくベテラン俳優さんらしく
 古いところではマーガレット・ラザフォード版マープル「夜行特急の殺人」(パディントン発~)にも

ロバーツ夫人(フローリー)        Siwan Morris


ジョン・カーステアーズ           David Buchanan


これからも続けてミス・マープル シリーズ作って欲しいからあまり文句は言いたくないけど
今回の作品も許せる範囲を超えてたので、ひとこと言いたい!

もともとクリスティ作品の中で特に好きってお話でもないのだから
そこまで目くじら立てなくても・・とは思いますが
先にフランセスカ・アニスとジェイムズ・ワーウィックコンビの作品を観てしまっていたせいや
原作は大きな文字で児童書にもなってるんだから、ここまでのメロドラマは気持ち悪すぎ
「チムニーズ館~」もそうだけど、冒険活劇ものは現代に受け入れられないの?
いくらミス・マープル投入とはいえ、やはり冒険活劇ジャンルを期待していたので裏切られ感は高い
(トリックや展開がしょぼくても、それなりに楽しいと思える自分は少数意見なのか?)


いったいこんな最悪のお話になってしまったのは誰の仕業なの?って検索してみたら
一応 脚色家として Patrick Barlow さんの名前があって
俳優としてもマープルシリーズの「親指のうずき」で鑑定家のティモシー氏を演じていらっしゃった方のよう
英国のクリスティファンから文句は出なかったのか?と思わずレヴューを検索してしまったくらい
楽しい冒険活劇を見られる~って期待した自分が馬鹿だったってことですね
唯一の救いはマープルシリーズはこの1作だけ、この先もクリスティ作品には手を出さないで欲しい
今回は8作品中で順位をつけるなら最下位という残念なお話でした
(観終わった後の不快感をどうしてくれるの~?!!ってことです)


The Pale Horse 1961

登場人物は

マーク・イースターブルック   
原作ではムガール建築のある側面に関して本を執筆中の学者で
チェルシーの家具付きフラットを借りて3ヶ月
ドラマ版では元空軍パイロットで今は民俗学の学者
亡くなったレディ・ヘスケス・デュヴォア(名前リストの一人)は名付け親

Jonathan Cake
少し前に「ロウ&オーダー」で悪徳弁護士をやっていた時にチェックして今回の役を知ったのですが
英国俳優さんなのに、なんか見覚えがあるお顔と思ったら、幼馴染み(大人になった)とよく似てた
確か自分に似た人が世界中に最低3人はいるって前にどこかで聞いたことがありますが
そうか、国籍関係なしに、似た人はいるんだなと実感
で、今回のジョナサンさんは悪徳弁護士役の印象を多少引きずって観始めたけど
原作を先に読んでいたため、どんなキャラかわかっていたのですぐに頭を切り替えられた
アメリカ人女優さんと結婚したせいか米ドラマ出演も多いのかなと推測してみたりして
過去の出演作にはポワロシリーズの「ホロー荘の殺人」ジョン・クリストウ役
「チャック」や「ロウ&オーダー」の各シリーズや
「リゾーリ&アイルズ」「デスパレートな妻たち」等にもゲスト出演あり
そしてなんとなんと!HQの御大ダイアナ・パーマーの「ダイアモンド・ガール」のドラマ化作品では
リーガン役を演じておられたのでありました~!!と発見(観てみたいような・・観たくないような・・・)

アリアドニ・オリヴァ       推理作家 マークの友人
 マープル シリーズに無理やりしちゃったんだから仕方ないとはいえ
 数少ないオリヴァ夫人の登場作品なのにとまっこと残念(とは言え原作でも出番は少ない)
 原作でのオリヴァ夫人は相変わらずで、創作に悩みつつマークとのトンチンカンな会話の中にも
 偶然なのかきらりと光る洞察力(ご本人の意図とは別に)のようなものを感じさせるキャラで
 あ~ぁ、原作をいじるにしてもオリヴァ夫人だけは登場させて欲しかった~と、ここだけは恨み節

ゴーマン神父          司祭 
 登場早々殺されてしまうキャラでしたが  
 ドラマ版では従軍神父をしていた戦争中にミス・マープルと知り合ったことに
 ドラマ版ではデイヴィス夫人の名前リストをミス・マープルに郵送したってことでしたが
 細かいことを言えば、下宿を出てすぐに殺されたはずなのに、いつの間に出したんだ~と気になった
 
 Nicholas Parsons
 俳優として観た覚えのある出演作はなかったけど
 ご本人の出演番組が多いってことは英国では知名度のある人物なのかな
 
デイヴィス夫人  ゴーマン神父が最後を看取った女性(謎の名前リストを残していた)
 デイヴィス夫人が疑った名前リストのメモは、ドラマ版ではミス・マープルの手に渡ってましたが
 原作では警察がゴーマン神父の靴の中から発見する

 Elizabeth Rider
 出演履歴を拝見すると、英国俳優さんをチェックすると必ず出てくるお馴染作品がいっぱい
 脇役専門なのかもしれないけど、コンスタントに出続けていらっしゃることがすごい
 ポワロシリーズ1993年「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」にも
 
ヒュー/ローダ・デスパート夫妻      夫人のローダがマークのいとこ
 ドラマ版には登場しないこの夫妻
 夫人のローダはマープルものでお馴染のバントリー夫人のポジションキャラかと

ジム・コリガン(ドラマ版ではケリガン医師)     警察医
 原作ではコリガンが2人出てきてややこしかったから、ケリガンにしたのかな
 マークとはオックスフォード時代の友人で偶然再会して事件の経緯を話しあう
 (ドラマ版ではマークがルジューン警部と知り合いに変更)

 Jason Merrells
 そうだそうだ「ラークライズ」のシリーズ2で登場したホテル支配人ジェイムズでしたね

ルジューン警部
 ドラマ版ではマークと知人設定(戦時中マークはパイロット、ルジューンは整備士)               
 原作では初対面、黒っぽい髪に灰色の目をした頑丈そのものの男
 穏やかな物腰に惑わされそうになるが、時おり見せる驚くほどの大仰な身振りから
 先祖がフランスのユグノー教徒であったことがうかがえるとあり
 この部分クリスティ女史がけなしているのか褒めているのかいまいちわからなかった
 ドラマ版はミス・マープルがメインだから、もちろんマープルさんがすべての謎を解くって設定でも
 今回のルジューン警部さん、なかなか有能な警部さんでホッとした

 Neil Pearson
 映画では「ブリジット・ジョーンズの日記」、TVミニシリーズ「ステート・ウィズイン」や
 最近では「コーラス~ハート&ソウル」のマイケル役・・・って、え~~~!!あの浮気亭主野郎!
 なんてこったい!まったく別人にしか見えなかった~

ハーミア・レッドクリフ      マークの女友達
 (今回のドラマ版には登場しなかったハーミアさん、マークの結婚相手同然な感じの女性でしたが
  何もかも揃ってる女性なのに退屈に思えてしまうってことは、運命のお相手ではなかったってことね
  ノン・シリーズとしてつくられた1997年のTVドラマ版「蒼ざめた馬」では
  「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」や「MI-5」のHermione Norris さんがハーミアを演じてらしたけど
  原作の役を膨らませていて、なかなか良かった)

デイヴィッド・アーディングリー マークの友人 ドラマ版には登場せず
(原作でマークが捜査に乗り出すきっかけとなった友人繋がりで

 オックスフォードで歴史学の講師をしている)

ポピー (パメラ・スターリング) メイフェアの花屋の店員   デイヴィッドの女友達
 (原作ではマークが彼女から{蒼ざめた馬}の名前を訊く)

ザカライア(ドラマ版では、ポール)・オズボーン     薬剤師
 原作では頭の真中が丸く禿げた小柄な中年男で、人の良さそうな丸顔に眼鏡をかけている
 ドラマ版のオズボーンは、人の良さげなハンサム青年だったから
 ミス・マープル的に推測すると、こういうやつが怪しいのよね・・・って、思いながら観てたら
 案の定でしたが、原作のキャラよりもハンサムガイだっただけによけい始末が悪い気もする

 JJ Field
 ポワロシリーズの「ナイルに死す」、TVミニシリーズ「ノーサンガー・アビー」で観てましたね
 そういえば前にジュード・ロウと勘違いした俳優だったわ
 最新情報では恋人はネーヴ・キャンベルさんで、彼女との間にお子さんも生まれたとのこと 
 (そうなんだ~と驚いた)

ケイレブ・デイン・キャッスロップ マッチ・ディーピング村の牧師

デイン・キャッスロップ夫人  牧師夫人
(ドラマ版には登場しないこの方も、原作ではマークの捜査や恋愛を後押しするミス・マープル的存在かな)


キャサリン(ジンジャー)・コリガン   マークがマッチ・ディーピング村で出会った女性
 原作では、赤毛のモップ髪 愛きょうたっぷりのそばかす顔、表情豊かな緑の瞳
 ロンドン・ギャラリーに努めているせいか、服装もアーティスティック? 
 マッチ・ディーピングではそれなりの大人しい格好でも
 ロンドンでは芸術家御用達のぴったりしたパンツに、だぶだぶセーター
 ウールの黒い靴下という格好
 マークとは、彼の従姉妹にあたるローダ主催の村のバザーで出会うことに
 ドラマ版でターゲットとなったミス・マープルはさすがに犯人の毒牙に引っかからなかったけど
 原作のジンジャーは、しっかり中毒症状が出て(髪が抜けて、やせ細る)マークをハラハラさせることに
     
 Amy Manson
 そっか~、美人系だとは思ったけど「セックスとアートと美しき男たち」のリジー役でした~
 「ビーング・ヒューマン」の2010年エピにも出演されてるよう

サーザ・グレイ           {蒼ざめた馬}の住人
 (ドラマ版で{蒼ざめた馬}は宿屋でしたが
 原作では元宿屋で、3人の中年女性の住むハーフティンバー様式(イギリス中世)の家)
 原作では背が高く、いかつい体つきでツイードの上着にスカート
 頭のてっぺんから噴き出すように垂れ下がった白髪交じりのぼさぼさ髪
 大きな鉤鼻に鋭い眼光を放つ薄青色の瞳の持ち主

 Pauline Collins 
 ベテラン俳優さんのようで、1989年トニー賞「シャーリー・ヴァレンタイン」で演劇主演女優賞


シビル・スタンフォーディス    {蒼ざめた馬}の住人
 原作では、やや脂じみた濃い色の髪をした、長身のすらりとした女性、魚のような口もと
 エメラルド・グリーンのサリーを身につけ、消え入りそうなか細い声で話すが
 儀式で霊魂マカンダルが降りてくると、男のような外国訛りのあるしわがれ声になる


 Susan Lynch       
 「心理探偵フィッツ」、「アン・リスターの秘密の日記」
 映画出演作では2,3本観た作品もあったけど(覚えてないわな~)


ベラ・ウェッブ(ドラマ版ではエリス)    {蒼ざめた馬}の 料理人
 村の魔女と噂される女性


 Jenny Galloway
 ローレンス・オリヴィエ賞ではノミネートや受賞もしていらっしゃる舞台俳優のベテランさんか

ヴェナブルズ           プライヤーズ・コートの住人
 原作では歳は50前後、鷹を思わせる細い顔に、尊大に突き出た鉤鼻
 襟の角の折れ曲がったウィングカラーのせいで、やや古風な印象
 3年前に{プライアーズ・コート}を購入
 何年か前にポリオにかかって以来車椅子生活、職業など謎めいたキャラ

 Nigel Planer
 ベテラン俳優さんっぽかったけど、出演作に見覚えはなく
 唯一ホームズシリーズ「金縁の鼻眼鏡」のホプキンズ警部役だけ発見

ブラッドリー            元弁護士
  この方も出演作を見ると100作以上だから、ベテラン俳優の部類でしょうか?


 Bill Paterson
 TVミニシリーズ「リトル・ドリット」のミスター・ミーグルズ役
 映画「キリング・フィールド」ではドクター役(思いだせないけど)

コピンズ夫人  デイヴィス夫人の部屋の大家     
           赤ら顔をした大柄な婦人、原作でもほんのチョイ出番でした

 Lynda Baron
 映画「愛のイェントル」くらいしか観た作品はなかったけど、はやりベテラン俳優さんっぽい
 

トマシナ・タッカートン(通称 トミー・タッカー)  Jukia Molony
 原作では故人として名前のみ登場

ドラマ版オリジナルキャストは
(メロドラマ部門はどうしても必要なのか?視聴者の求めるものなの?そこが知りたい)

ルパート・コッタム大尉  
 家が火事にみまわれ、蒼ざめた馬に妻と家政婦ともども滞在中
 Tom Ward
 1995年版「高慢と偏見」ではチョイ役(青年兵士役かな)
 1998年版「虚栄の市」ではジョージ・オズボーン役

カンガ・コッタム     ルパートの妻
 Holly Valance
 オーストラリア出身俳優さんなのね、お初俳優さんだと思っていたら
 「プリズン・ブレイク」に出演?って、えっ~!あのマイケル君に面会に来たギャル役?
 (セクシーギャルのイメージが残っていたけど、時代設定のせいか今回は老けて見えた)
 他にも「CSI」シリーズや「アントラージュ」などドラマ作品にゲスト出演あり
 あらっ、リーアム・ニーソン主演の「96時間」でも観てたのね

リディア・ハーズネット  コッタム家の家政婦
 Sara Alexander
 出た~!「コーラス~ハート&ソウル」の不倫開き直り女レイラ役(不倫カップルが出演って偶然なの?)
 またしても同じような役柄ってことは、見た目フェロモンプンプン系だからなのかしら?
 実生活のご主人もご同業のようで、同じマープルシリーズの
 「スリーピング・マーダー」に出演されてた
 

舞台はロンドンとハンプシャーのマッチ・ディーピング村(ボーンマスから25キロくらいのところ)
役名や登場人物に追加や変更があったものの、今回はほぼ原作に忠実で面白かった
原作は主人公であるマークが執筆活動の息抜きに偶然入ったチェルシーのカフェで
女の子同士の喧嘩に遭遇し、その喧嘩騒動の後に引きぬかれた髪の束が落ちていたのが
印象に残っていたことで、店の主人からたまたま聞いたその若い女性の名前を
1週間後新聞の死亡記事で見つけたことや、偶然出会ったコリガン医師との会話で
最近亡くなった名付け親の名前が死んだ女性のリストにあったと知り
連続殺人事件の謎を追及することになるって感じで
マークさん語りでほぼ進行していくお話なので、彼とジンジャーのカップルの行動は
トミ&タペや「なぜ、エヴァンスに~」を思い出させる冒険小説っぽい展開で
言ってみれば連続殺人事件だし、オカルトもどきも出てくる割に明るい印象なのも意外でした

以前NHKBS(多分)で放送された、ミス・マープルが出てこない「蒼ざめた馬」(1997年)は
当時わざわざ原作を読まなかったせいか、そういう話なのか~と単純に受け入れてたけど
今回原作とドラマ版2作品を比べて観ることができ、どれもそれなりに面白かった
1997版のマークさんは、ちょっと世をすねた青年のようなキャラで初めから犯人と疑われたけど
演じるColin Buchanan さんが魅力的だったから、今回初めて検索してみたら
「ダルジール警視」ってシリーズものに出演されてたのね(活躍されてて良かった)
ジンジャーは出てこなくて、かわりにおしとやかなケイトさんがお相手だったり
今回のドラマ版には登場しなかったハーミアさんが金持ちお嬢キャラでインパクト強かったり
警部は相変わらず無能だったけど、有能な部下役が「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム役だったり
なかなか興味深いキャスト陣だったことも知りました



今回の覚え書き
キャッスロップ牧師夫人の言葉
人は悪行を自慢したがるもの
本当の悪人は自慢などしたがらない、自分の犯した悪行には口をつぐんでいられる
逆に罪がたいしたものでなければ、つい人に話したくなる
善人は決して自慢などしない、善人は自分が善人だということさえ知らない
善良な人々は、悪というものをきちんと理解していない(なるほどでした)


マークが事件に関わるきっかけになったお芝居を見た後ファンタジーで出会った時の
会話にあった芝居談義で「刺激が肝心」を観てきたとあったけど
「真面目が肝心」ではないのか原書で確認すること(それともパロディ的なお芝居なのか?)
 ( Do It for Kicks というお芝居だったと原書で確認、全然関係なかったのね
  ついでにラストでマークがオールド・ヴィク劇場にジンジャーを誘うお芝居のタイトルは
  「恋の骨折り損」Love's Labour's Lost でした)
同じ時の会話でデイヴィッドが、一見普通に見えるおばさんが「暖炉の裏に誰かが埋められている」
という話をしたけど、この話題は定番なのか?(クリスティもので出てくるのも確か3回目?)

マクベスについての会話や台詞の引用はクリスティ作品にちょくちょく出てくるけど
英国人なら基本の会話なのか、マクベスのお話が嫌いな自分には魅力がわからない


オリヴァ夫人の覚え書き
オリヴァ夫人の言葉から、この時代(原作では1960年頃)のチェルシーは
今でいう流行の最先端となるイケてる町のよう
オリヴァ夫人のメイドであるミリーは有能な監視役で、外界の猛攻撃から厳重に守っている
オリヴァ夫人はビートニク、スプートニク、スクエア、ビート・ゼネレーションは苦手?
苦しんで書きあげた新作は「白いオウム」(マークがジンジャーとお茶した店の名前も同じ)


タイトルの蒼ざめた馬は
「ヨハネ黙示録」第六章、第八節
「われ見しに、視よ青ざめたる馬あり。これに乗る者の名を死と言い、陰府これに従う・・」
"And I looked, and behold a pale horse:and his name that sat on

him was Death, and Hell followed with him...."


今回の毒はタリウム



原書は短編を集めた The Thirteen Problems 1932 訳本「火曜クラブ」のなかの1話
 冒頭にはクリスティ女史のお言葉もあり
 初登場となるミス・マープルについて、祖母に似たところもあるとか
 ファンレターにはミス・マープル派とポワロ派
 それぞれ自分のお気に入りをもっとという要望が多々あることや
 どちらかと言えばクリスティ女史がミス・マープルのほうに愛着を抱いている感じも伝わってきて
 自分はドラマ版ポワロ歴のほうが長いから、ポワロ派になるかもしれないけど
 この先短編などもすべてドラマ化されたらマープル派に変わるかも?
 (何にしてもミス・マープルの初登場となる原作を読み返すことができて良かった)

訳本のタイトルにもなっている「火曜クラブ」は 
セント・メアリ・ミード村でミス・マープルの家に親しい人が集まった夕食会のあとの余興として
ミス・マープルの甥で作家でもあるレイモンド・ウェストの思いつきで
過去に起こった迷宮入り事件と思われるような一風変わった事件について語りあう会を
週に一回ひらくことになり、参加者はそれぞれが体験したり見聞きした事件について話して聞かせ
話をした当事者以外から様々な意見が出る中、ミス・マープルが村の人々のたとえ話を持ちだして
事件の謎を解いてしまうという展開で、マープルさんの控え目ながらなんでもお見通しの名回答に
毎回一同感心することに
ミス・マープルの家に毎週火曜日に集まる会に参加していたのは
レイモンド・ウェスト    ミス・マープルの甥
ジョイス・ランプリエール レイモンドの恋人 女流画家(ショートカットの黒髪にハシバミ色の瞳)
サー・クリザリング     元警視総監  身だしなみの良い世慣れた感じの紳士
ペンダー博士       教区の老牧師
ペザリック氏        弁護士
ミス・マープル     胸元にメクリンレースが滝のようにあしらわれた腰回りをつめた黒いブロケードの服
              黒いレースの指なし手袋をはめ、高く結いあげた雪白の髪には黒いレースのキャップ

その「火曜クラブ」の時から1年後という設定で
 (ミス・マープルもので6話の短編を発表した後、好評によりさらに6話を追加したとあり
  だから7話目に当たる「青いゼラニウム」が1年後の設定なのねと納得)
ミス・マープルが、ただ者ではないと知った元警視総監のクリザリング卿が
客として滞在していたバントリー大佐夫妻宅で、ミス・マープルを夕食に呼ぶことを勧め
同じ村でミス・マープルのことは知っていても、どこにでもいる老婦人と思っていたバントリー夫人が
ミス・マープルを知るきっかけとなるお話で
バントリー大佐夫妻のお屋敷(ゴシントン・ホールか?)に集まった今回のメンバーは

アーサー・バントリー大佐
ドリー・バントリー
サー・ヘンリー・クリザリング 前警視総監
ロイド医師            年配の医師
ジェーン・ヘリア         女優
ミス・マープル  この時の外見は黒いレースのミトンをはめ、肩には古めかしいレースの肩掛け
           高く結いあげた白い髪にレースの髪飾りをのせていた

バントリー大佐夫妻が持ちだした、いわゆる悪妻に悩まされていたジョージ・プリチャードについての
お話が「青いゼラニウム」

The Blue Geranium

文庫でも25ページ足らずのお話で、登場人物も
ジョージ・プリチャード   
プリチャード夫人      
コプリング   夫人の看護婦
カーステア   コプリングの前任者
ザリーダ    占い師
ジーン・インストウ(名前のみ)
と、少ないので
姉妹や兄弟、その他のキャラも加えて膨らませたドラマ版の登場人物は

メアリー・プリチャード   
 原作ではドラマ版のような裕福な夫人って設定ではなく
 心気症っぽい、優しい夫(妻を愛していたらしい)に不平不満ばかり言ってひたすら困らせる妻
 ドラマ版のメアリーはそれに輪をかけて人前でもおかまいなくジョージを困らせる妻で
 誰もが心に殺意を抱くのは理解できる
 
 Sharon Small
 「ミストレス」のトゥルーディ役にはガッカリさせられたけど(あくまでキャラです)
 「リンリー警部」シリーズのハヴァーズ役は評判良さそうだから、いつかは観てみたい
 今回は役柄上、肉襦袢をつけているようにも見えたけど(まさか本物ではないよね?)
 
ジョージ・プリチャード   
 わがまま放題の妻にも優しい夫でも頑固な一面もあるという原作設定では
 話がすぐに終わってしまうからなのか、ドラマ版では不倫設定ありのやや傲慢夫っぽい役
 奥様の財産でぬくぬくしているわけじゃないし、あの奥様なら我慢も限界だわなと同情できても
 たとえ相手がその気だったとしても使用人に手を出したってところでは、同情もすぐに冷めた

 Toby Stephens
 大女優マギー・スミスさんと、同じく俳優のロバート・スティーヴンさんの俳優カップルの息子で
 兄上も俳優さん(「ポケットにライ麦を」のジェラルド・ライト役でした)
 奥様も「スリーピング・マーダー」に出ていらした俳優さんという、これまた俳優一家
 2006年版「ジェイン・エア」の素敵なロチェスター役は記憶に新しいけど
 今回の役は、原作のように嫌な妻が死んで良かったねと、あっさり同情もできない役柄でした
 
サマーセット警部      
 原作は検死解剖の結果何も出なかったため、事件にもなってないし
 可哀そうな夫ジョージが好意を持っていた相手と妻の死後気まずくなっている程度のお話で
 当然捜査に当たる警部さんも出てこないのでオリジナル

 Kevin R. McNally
 「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや、古いところでは「007、私を愛したスパイ」等
 TVドラマにも多数出演されているよう
 この方の奥様も俳優さんで、ポワロシリーズ「杉の柩」に出ていらっしゃるよう

ヘスター       プリチャード家のお手伝い ダーモット牧師の姪   
 Joanna Page
 ダニエル・ラドクリフ出演のTV版「デヴィッド・コパーフィールド」や
 映画「ラヴ・アクチュアリー」(まだ観てなかったわ)等

フィリパ・プリチャード   メアリーの妹  
 姉に婚約者を取られちゃう妹なんて、この時点で即絶交しないなら事件が起きても不思議はない?

 Claudie Blakley
 「ラークライズ」のエマ母さん、「クランフォード」のマーサ役でもお馴染となった俳優さん
 映画出演作品では「プライドと偏見」、「ゴスフォード・パーク」等にも
 
ルイス・プリチャード    ジョージの兄でフィリパの夫  売れない作家
 ドラマ版オリジナルキャラとはいえ、実際こんな旦那も困りもの

 Paul Rhys
 ポワロシリーズの「マギンティ夫人は死んだ」や、TVドラマ作品のゲスト出演では
 「ビーング・ヒューマン」2010年や、「マードック・ミステリー」の最新版などにも

ヘイゼル       芸術家 1年半前に村に来た画家   
 原作では名前のみで登場するジーン・インストウがジョージとお互い密かに惹かれあっていた
 って設定だったから(あくまでマープルさんの推測として語られてるけど)
 ドラマ版ではヘイゼルさんがその役割になるのかな 
  

 Caroline Catz
 お初俳優さんでした

ジョナサン・フレイン    医師  
 このドクター、患者の家の金目の物をくすねて結婚資金にするつもりだったとか
 やってることも自己弁護も見苦しかった

 Patrick Baladi
 どこかで観たお顔と思ったら、あの「ミストレス」でトルーディの誠実なお相手かと思いきや・・
 って、リチャード役でしたが今回の役といいどちらもちょっと情けないキャラだったから
 そのイメージがしばらく拭えないわ
 ポワロシリーズでは「満潮に乗って」にも出演されてたのね

キャロライン・コプリング  メアリーの看護婦

 Claire Rushbrook
 この方もお初俳優さん

サー・ヘンリー・クリザリング 
 Donald Sinden
 クリザリング卿にふさわしい映画や舞台のベテラン俳優さんのよう?

ダーモット牧師 
 ミス・マープルの知り合いだからまさかとは思いつつ、なんだか怪しげな牧師様で 
 何かあるのか?と想像したけど、単に教会の存続を心配していたってことなのね
 
 David Calder
 この方も100以上の出演作品が並ぶベテラン俳優さんのよう
 見たことあるのは少なかったけど「心理探偵フィッツ」や「華麗なるペテン師たち」にゲスト出演
 最近ではミニシリーズの「ラスト・エネミー」等にも

スーザン・カーステアス  メアリーの元看護婦
 
 Rebekah Manning
 「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」等

エディ・スワード   資産家の息子 
 Jason Durr

ピーター/マイケル/スーザン・プリチャード(ルイスとフィリパの子供たち)
 可愛い子役さんもいつかは大物俳優さんになる可能性もありってことで

 ピーター役が Benjamin Harcourt
 マイケル役が Thomas Harcourt 
 スーザン役が Molly Harcourt (3人とも姓が同じってことは本当の兄弟か?)

短い原作で犯人の動機は、素敵なご主人ジョージへの恋心からってことでしたが
ドラマ版では単純に金目当てだったということで、それはそれで納得
あまりに短編だから、原作と違う~!って文句も出ないし
最近のマープルものの傾向としてドロドロ設定は欠かせないようですが、それなりに楽しめた
どこの町がロケーション現場なのか知らないけど素敵な場所で
(英国ものはこういうところが強みなのよね)
今回は重箱の隅をつつかなくていいので、景色や建物、屋敷の調度品
衣装などにも目がいく余裕で、普通に観れたのが一番良かった
へたに長編を改変するよりもっと短編を映像化すればいいのにと思うのは単純すぎるのかしら?









今回のドラマ版もノン・シリーズものをミス・マープルものにしたせいか原作とは全く別物
別物でもそれなりに納得できれば文句も出ませんが、なんとも納得いかない展開に
文句タラタラでネタバレなど構っていられない状況ですので
ドラマ版の犯人を知りたくない方は完璧スルーでお願いします


The Secret of Chimneys 1925

登場人物は(名前や職業など訳本表記のまま、ネタバレも含んでます)

アンソニー・ケイド   キャッスル旅行社の旅行案内人 
 原作ではメインキャラとなるケイドさん、スラリと伸びた長身、日焼けした顔、人を和ませる気さくな物腰
 18歳で英国を出てから14年ぶりに戻って来たとあるから32歳
 南アフリカの地で始まる冒頭からラストに至るまで大活躍のキャラで
 後半を過ぎても彼が悪役なのかヒーローなのかわからないまま
 ヴァージニアとのほのかなロマンスといい、最後のどんでん返しといい
 キング・ヴィクターなの?とまでは疑いましたが、実は○○だったなんて~驚愕の結末で(大げさか)
 久々にびっくりさせられて、登場人物を把握するのに苦戦した前半を過ぎると
 後半から一気に読めて、ちょっと毛色の変わった感じで最後の最後まで面白かった
 そのせいかドラマ版のしょぼいキャラにはガッカリ
 (冒険活劇部分は皆無に等しく、ロマンス部分のみ担当って感じもなんだかなぁ~)

 Jonas Armstrong
 TVシリーズ「ロビン・フッド」のロビンのイメージが強かったけど(1シリーズしか観てませんが)
 クライブ・バーカーの「血の本」での印象が違っていたように、今回の役柄も別人の印象

ジェイムズ(ジミー)・マグラス ケイドの友人
 背丈はアンソニーと同じくらいでも、ずんぐりと太って風采が良いとは言えず
 バーの経営者という感じで小説に登場しそうなひと癖ありそうな人物
 ドラマ版ではケイドがマグラスのために宝石を取りに来たって設定で、ジミーは名前のみで登場

クレメント・エドワード・アリステア・ブレント/ケイタラム卿  チムニーズ館の所有者 
 原作では、外交官としても有名で華やかな八代目侯爵だった兄の死後
 九代目侯爵のタイトルをしぶしぶ継いだというケイタラム卿は
 眼は色あせた青、鼻は細く貧相で態度は慇懃だが曖昧で重みが無い
 小柄で身なりもみすぼらしく、一見侯爵に見えないタイプということで
 性格的に面倒事はひたすら避けたがる傾向でも、なかなか好感度高いキャラだった
 (宝石紛失事件に関しても兄の八代目侯爵ヘンリーに降りかかった不運だから関係ない)
 ドラマ版のようなドロドロのメロドラマもなく、政治(家も)嫌いで高潔なキリスト教徒の紳士
 メロドラマとなってしまった今回のドラマ版では、寝取られ夫という屈辱の犯人役で
 いくらなんでもこんな展開ありなのか~?!とがっかりだった
 (少なくともクリスティさんの名前出すなら、犯人くらい同じにしてほしかった)
   
 Edward Fox
 ものすご~い出演履歴のなか、観たことのあるものだけ挙げますと
 映画「ジャッカルの日」「遠すぎた橋」「ナバロンの嵐」(この辺は遠い昔だから完璧忘れてる)
 アンジェラ・ランズベリー版マープル「クリスタル殺人事件」(鏡は横にひび割れて)では
 クラドック警部役、テッド・ダンソン版「ガリヴァー旅行記」くらいでしたが、よく見るお顔
 って、バイオチェックして驚いたのが、ご兄弟も、俳優、プロデューサー
 奥様は1995版「高慢と偏見」のミセス・ガーディナー役ジョアンナ・デヴィッドさん
 このお二人の娘さんは同じ作品でミスター・ダーシーの妹ジョージアナ役や、「バレーシューズ」
 マープルの「動く指」等で観てたエミリア・フォックスさんのお父上だったのね~
 もう一人息子さんも「何故、エヴァンズに頼まなかったのか?」のトム・サヴェージ役の
 フレディ・フォックスさんだった~(ここも俳優一家ね)
 

レディ・アイリーン・ブレント(バンドル) ケイタラム卿の長女(ってことで、妹も2人いる)
 原作では、ほっそりした長身で、黒髪にボーイッシュな顔立ち
 きびきびした態度、家族ぐるみのつきあいのヴァージニアよりも歳下(21,2歳くらいか?)
 ドラマ版ではヴァージニアの姉で、チムニーズ館にこだわっている女性ということで
 父親も始終暗い顔つきのキャラに変わってしまっていたから(見直すとあの表情は伏線なのね)
 原作のように父親と似た価値観を持ち、つーかーの間柄となる父娘のおもしろ会話もなくて残念だった
   
 Dervla Kirwan
 なんとまあ、ルパート・ペンリー・ジョーンズさんの奥様だったのですね~
 ちょっと個性的なお顔で、若い頃なら「白雪姫」のプリンセス
 歳とったら悪い魔女にぴったりというような、異なる印象を受けました
 ミネット・ウォルターズ原作「昏い部屋」のドラマ版ではヒロインのジンクス役(早く観たい~)
 

トレドウェル       ケイタラム卿の執事
 ドラマ版では女性でしたが、原作では白髪の老執事
 
 Michelle Collins
 昔NHK教育かなんかでやってた「ブロッサム」にゲスト出演されてたのを発見

 と思えば英国の長寿番組のひとつ「イーストエンダーズ」に10年間くらい出演していらっしゃったよう
  (脱線ですが「ブロッサム」など放送されてた20年くらい前のNHKは良かった
  そう言えばこの前ABCナイトラインで{ブロッサム}の主役だったMayim Bialik さんの
  ユニークな子育て方法が話題になってるって取り上げられてて
  久々にお顔を見たら、そのまま大人になった感じで全く変わってなくて驚いた、
  ただし乳児期を過ぎた自分の子供にいつまでも母乳を与え続けるとか・・・
  ほぼ子供につきっきり状態の子育て方法を実施中のようで

  女優を続けながらなのにすごいなと感心した)
 

スティルプティッチ伯爵  ヘルツォスロヴァキアの元首相(故人、バルカンの長老と言われた大物)
 4年前ジミーがパリにいた時、老伯爵を暴漢から助けたことで知り合いとなる
 最近亡くなった伯爵は死ぬ前に書いた自叙伝のような回顧録をジミーに郵送し
 ロンドンの出版社まで届けてくれたら報酬を与えると託していた
 その役目をジミーがアンソニーに頼んだことで今回の騒動に巻き込まれることになる
 
 
ミカエル・オボロヴィッチ  ヘルツォスロヴァキアの王子
 原作でチムニーズ館に来て殺されるのはこの伯爵だから
 ドラマ版のルートヴィヒ・フォン・シュタイナッハ伯爵に当たるとして
 ドラマ版のドロドロ設定では、こいつがしたことを思えばどれだけずうずうしい奴だ~!と犯人に同情
 
 Anthony Higgins
 imdbのフォトで観る限り、昔の二枚目俳優さんっぽい(?)お顔でしたが
 映画「レイダーズ 失われたアーク」、スティングの「ブライド」、「ヤング・シャーロック・ホームズ」
 「バラ色の選択」あたりは観ていたはず(ミニバイオが半端ない長文で驚いた)
 数多い出演作の中に、年季の入ったロマンス小説ファンなら知ってるに違いない「レース」発見
 シャーリー・コンラン原作で、フィービー・ケイツ主演のドラマ版も観たことがあるような気もしますが
 そんなお話もあったなぁと(しみじみ)

ジョージ・ロマックス(コダーズ)    イギリス外務省の高官
 突き出た目に、赤ら顔の太った男
 ドラマ版では国会議員で、ヴァージニアに結婚の申し出をしているということで
 うざいキャラってところは同じでしたが、外見は正反対でした   

 Adam Godley
 2011年(第65回)トニー賞受賞式で観てたからお顔に見覚えがあったのね
 (「エニシング・ゴーズ」でミュージカル助演男優賞にノミネート)

ヴァージニア・レヴェル  ロマックスのいとこ 27歳
 原作では長身で優雅に均整がとれた体、金髪青い目で、誰の目も引きつけてしまうような美人
 外交官だった夫と共に国王が暗殺されるまでの2年間ヘルツォスロヴァキアにいた
 ケイドとの出会いは少し変わっていたけど、良家のお嬢さんらしい無邪気さで
 未亡人だからかビルとの戯れも害のない感じで、ドラマ版のようにイラっとさせられることもなかった
 ドラマ版ではクレモント卿の娘でアイリーンの妹、母親がミス・マープルのいとこという設定
 どうしてドラマ版の女性像は共感できないわがままお嬢キャラになってしまうのか?
 今回は原作がそうじゃないだけに残念(「なぜ、エヴァンス~」のフランキータイプ)
    
 Charlotte Salt
 2,3のゲスト出演以外は知らない作品ばかりだったから、ほぼお初俳優さん

ビル・エヴァズリー(エバスレー)    ロマックスの秘書
 官僚の秘書だから仕事熱心で野心旺盛では?と普通なら思うところ
 ローマックスの目を盗んでヴァージニアを口説くとか、原作でもらしくないキャラでしたが
 (読み返したら、縁故で職を得たお気楽青年のようで、政治的野心ゼロだからこのキャラでも納得)
 ドラマ版は完全に無理がある、上司がプロポーズしている女性を口説くか?っての
 戯れてるとしても議員秘書がボスである議員の目をつけた女性に手は出せないでしょうし
 ケイドとは恋のライバルっぽい展開だったから本気なのかと考えると
 なにもここだけは原作を真似なくてもと思った設定    
 
 Mathew Horne
 TVシリーズの「ロビン・フッド」にゲスト出演あり

マドモゼル・ブラン          
 2ヶ月前からバンドルの妹、ダルシー(12)とデイジー(10)の家庭教師を務めるフランス人
 白髪交じりの小柄な中年女性で、血色の悪い顔には口ひげが生えている


ポリス・アンチューコフ      ミカエル王子の付き人
アンドラーシ大尉         ミカエル王子の侍従武官
ロロプレッティジル男爵     ヘルツォスロヴァキアの王制擁護派の代表
ニコラス・オボロヴィッチ     ミカエル王子のいとこで次の王位継承者
ハーマン・アイザックスタイン  全英シンジケートの代表
ハイラム・P・フィッシュ      チムニーズ館の客 アメリカ人 稀覯本のマニア
ジュゼッペ・マネリ        ロンドンのホテルのウェイター 
ルモワーヌ            パリ警視庁の刑事
バジャリ警部           マーケット・ベイジング警察署の警部
ジョンソン巡査                 〃      警官
ドクター・カートライト             〃      警察医
メルローズ大佐         州警察本部長

キング・ヴィクター        フランスの宝石泥棒 2,3ヶ月前に刑期を終え刑務所を出所
                   変装の名人で8年前はキャプテン・オニールの名でパリに滞在


バトル               ロンドン警視庁の警視
 ガッチリとした体格の中年男で、表情を全く表に出さない
 うぅ~、数少ないバトル警部の活躍するお話なのに、しかも結構切れ者で頼もしいから
 ドラマ版に登場させなかったのはまことに残念


ドラマ版オリジナルキャスト
フィンチ警部
 原作には出てこないこのキャラ、それでもマープルさんの「警部なのに一人でお出ましとは?」
 という言葉がフムフム伏線か~?と、これは絶対キング・ヴィクターだと思い込んで観てたのに・・・
 キング・ヴィクターが出てこないなんて~!!!
      
 Stephen Dillane
 映画「めぐりあう時間たち」、クライヴ・オーウェン版「キング・アーサー」
 奥様も俳優さん、息子さんも「ハリー・ポッターと謎のプリンス」に出演されてるよう
 

ヒルダ・ブレンキンソップ 
 国家遺産担当の政府役人 

 Ruth Jones
 1996年映画版「エマ」のメイド役、2008年ミニシリーズ版「テス」
 同じく2008年のミニシリーズ「リトル・ドリット」等に

ドラマ版は1955年の設定でしたが、出版されたのが1925年だから原作では時代はもっと前

原作の登場人物は、数も多いし誰が誰?って何度も遡って確認しなければならなかったほど
事件についても登場人物についても複雑だった
始まりは南アフリカで、ジミー・マグラスが友人のアンソニー・ケイドに2つの依頼をする
ジミーの報酬つき依頼を実行するため英国に戻って来たアンソニーが帰国して早々
ヘルツォスロヴァキア国(バルカン諸国の一国)の石油利権をめぐる争いに巻き込まれ
ヘルツォスロヴァキアの元外交官の未亡人ヴァージニア・レヴェルと知り合ったり
チムニーズ館と関わることになるという冒険活劇っぽい展開と
そこにチムニーズ館で過去に起きた紛失事件の宝石をめぐって
キング・ヴィクターなるフランスの怪盗も絡まってくるというものだったので
今回のドラマ版の全く別物展開にはまたしても目が点(原作を先に読んでしまったせいです)

特にこのお話はどうなるどうなるって感じの冒険活劇だったから、メロドラマでまとめられてもねぇ
ヴァージニア・レヴェルは27歳の美貌の未亡人だからこそ、あのモテ設定でも納得できたし
ジョージ・ローマックスはいとこだからドラマ版のように恋愛対象ではなく
ローマックスの秘書エヴァーズリーを弄ぶような会話も未亡人なら納得いったのに
ドラマ版の23歳の未婚の女性設定だとしたらちょっと引く
原作のように無邪気で勇敢な女性キャラだったら共感できたのに~と

原作との違いを探すより、過去にチムニーズ館で宝石紛失事件があったということと
リッチモンドという手がかりについて、この2点のみが同じだけだったというくらいまったく内容が変わってる


今回の覚え書き
ヘルツォスロヴァキアの最後の王は7年前暗殺されたニコラス四世、それ以来共和制が続いている
ニコラス四世はパリのミュージックホールの芸人の女に惚れ込んで、貴賎相婚したため
国民の間にそれが知られると不満が高まり、最後には2人とも暗殺(惨殺)されてしまう
ヘルツォスロヴァキアの人口の大半は野蛮な山賊で
彼らの趣味は王様を暗殺して革命を起こすことってアンソニーの言葉があって
架空の国じゃなかったら抗議ものでしょうが、実際今現在でも世界のどこかにありそうな気も
今もこれが書かれた90年前と変わってないところが現実なのね


{イギリス史上の有名な家}でナンバー3に位置する有名なチムニーズ館は
毎週木曜日には観光バスがやってきて、一般公開されている
マーケット・ベイジングにあるようで、聞き覚えのある地名だと検索したら
ポワロの短編で「マーケット・ベイジングの謎」というのがあったのでした

バトル警視がアンソニーに語った
「上流階級、それも何世代にもわたって他の人の意見などおかまいなしに
自分自身の意見だけを重んじる人たちの間で生まれ、育てられてきた階級の人間は
恐れることを知らず、嘘をつかず、そして時にはまったくばかげたことをするのです」
「探偵小説はたいがい、たわごとです・・・しかし面白いことは面白い、時には役に立つこともある」
「探偵小説は、警察はとんまだという一般的な先入観を助長していて
われわれが殺人事件というような素人の犯罪を扱う場合に、それがとても役に立ってくれる」
等々の言葉にはなるほど

アンソニーがバトル警視に語った
「人間の友愛について信じないわけではありませんが、それが実現するのはまだまだ先の話
 何万年もかかるでしょう」って、90年くらい前のクリスティさんのお考えだとして
 今時の日本のお花畑能の某政治家に聞かせてやりたい常識的な考えだわと納得
They Do It with Mirrors 1952

原作は1952年の設定(ドラマ版は?)

ジェーン・マープル
 今回のミス・マープルの外見についての描写は柔らかな桃色の皮膚にしわの寄った顔
 陶器のように澄んでいる無邪気な青い瞳(china-blue eyes)

キャリィ(キャロライン)・ルイズ・セロコールド 
 原作では、リュウマチのせいで杖をついていて、髪は灰色でも銀色に輝いている
 皺はあってもばらの花のようにピンク色の肌、眼はけがれのない星のような色をたたえ
 身体の線もまるで少女のようにほっそりしている、華奢な外見

 理想主義者で誰からも愛されるキャラ
 一見現実離れしたご婦人という印象でも実は・・・ってことでしたが・・
 
 Penelope Wilton
 「ダウントン・アビー」はレギュラーなのかな
 舞台でも活躍されているようですが、映画版「プライドと偏見」のミセス・ガーディナー役
 「フランス軍中尉の女」「遠い夜明け」は過去に観てたけど、もちろん記憶にはない
 バイオチェックしたら、2度の結婚のうちイアン・ホルムさんとの結婚歴ありで
 その前の旦那さんは離婚後ペネロープさんの妹(姉)さんと結婚したとか

 昔こちらの女優さんでもそんな話あったな~と思いだした

 ヘレン・ヘイズ版やヒクソン版を観たせいか今回のキャリー・ルイーズさんは元気が良すぎた
 (声優さんのせいかも、ちょっとヒステリックな感じがキャラに合ってない感じがした)
 ヘイズ版のベティ・デイヴィスさんは失礼ながら出演されなければ良かったのにと思ったほど
 今にもいっておしまいになられそうな印象で、逆にか弱すぎたけど
 ヒクソン版のジーン・シモンズさんは外見を除けばイメージ的に合ってた
 (原作はもっとか細いイメージですから)


ルイス・セロコールド      キャリィ・ルイズの夫
 犯罪をおかした未成年者の更生は可能と考える理想高き人物
 キャリィ・ルイーズと共に更生施設(200人~250人収容)を運営している
 小柄で平凡な風采、目的のためには一直線に心血を注ぐタイプ
 (眼前のことだけに頭がいっぱいになってしまって、その他のことは目に入らない傾向がある)

 Brian Cox
 ブライアン・コックスさんの名前は馴染があったから
 TVドラマで有名だと思い込んでいたら、またまた勘違いのようで
 出演作では「刑事グラハム 凍りついた欲望」(CSIのW・ピーターセン主演)と
 マット・デイモン君主演の{ボーン}シリーズくらいしか観ていなかった
 (いったい誰と勘違いしていたのかもわからないのが怖い・・・)

ルース・ヴァン(フォン)・ライドック   キャリィの姉 
 ミス・マープルと同い年、実年齢より若く見えることを常に心がけてる華やかで活動的な女性
 3度の結婚離婚を繰り返し、その度財産が増えている
 
 Joan Collins
 ジョーン・コリンズさん登場で驚いたけど、確かにこのキャラなら納得
 少し前に「ピアース・モーガン」に姉妹2人で出演されてたけど
 「ダイナスティ」の印象が強かったので、今回チェックして出演作の多さに驚き
 英国出身できちんと演技の勉強もしてらしたんだ~と知って驚いた(何故か上から目線)
 イメージ的にこちらの○姉妹のようなキャラだと思い込んでいたので失礼しました~
 (5回も結婚してるって知っても驚かないのは何故?)
 妹のジャッキーさんも昔は女優もやってたけど今は作家がメインのよう
 多分1冊くらい読んだことあるけど、内容はすっかり忘れてる
 (他の作品を探さなかったっていうことは・・)
 
エリック・グルブランドセン(ガルブランドセン)   キャリィの最初の夫(故人)
 キャリィ・ルイーズは17歳の時、50代だったエリック(成人した3人の息子がいる)と結婚
 その後夫が他界し32歳で未亡人

クリスチャン・グルブランドセン   エリックの長男(キャリィ・ルイーズの継子でも年上)
 大柄で、ゆっくりと理路整然とした話し方をする重々しい顔つきの男性

 Nigel Terry
 この前無料放送で観たヘレン・ミレン出演の「エクスカリバー」でアーサー王役だったのね
 (アーサー王関連のお話って観るたびに不快と思える自分はまたまた少数派なのかな)
 
 
ピパ                エリックとキャリィの養女(故人)
 母親は夫に砒素を飲ませて死なせたとして有名な事件の当事者
 20歳でイタリア人侯爵と結婚するが1年後ジーナを出産した際死亡
 再婚した侯爵は娘ジーナを、ジョニイ・レスタリックと再婚したキャリー・ルイーズに託す

ジーナ・ハッド           ピパの娘
 戦争がはじまり、キャリィ・ルイーズがアメリカに住むルースにジーナを預けることになり
 軍で働いていたジーナは海兵隊員だったウォルターと知り合い、出会いから1週間で結婚する

 ドラマ版では一世代省いてキャリー・ルイーズの養女になってた
 これが原作もドラマ版も不快なキャラで、殺されてもおかしくないキャラだった
 まあ善人で清いキャラばかりじゃぁ、話が面白くないのもわかるけど
 ロマンス部分担当キャラだからか、よけいに点数が辛くなり
 原作ではスティーヴン曰く、「ジーナがエドガーに残酷なのはイタリア人の血が混じっているせい」
 「イタリア人は相手がどんな人物であれ哀れみの気持ちを持たない」って言葉に
 ジーナの行動見てたら納得するしかない(別にイタリア人が嫌いなわけではないけど)
 ラストでミス・マープルがジーナとウォルターをケイトとペトルチオに例える会話があったけど
 じゃじゃうま馴らしのケイトは好きでも、ケイトと違ってジーナは美人で誰もが寄ってくる女性なのに
 あんな態度じゃ、たんなる我がままお嬢のようでよけいむかつく
 ウォルターへの態度も実は・・だったってことですが、なんか納得いかないわ~
 (あれだけおおっぴらにビッチな行動とっておいて、幸せになるわ~って言われてもね)
 ドラマ版が誇張されたキャラかと思ったら原作も同じでどうにも好きになれないキャラだった
 
 Emma Griffiths Malin
 派手なお顔(って失礼な言い方ですが)で、見覚えがあると思ったら
 ポワロシリーズ2004年「ナイルに死す」で観てたのね

ウォルター(ウォリー)・ハッド        ジーナの夫(アメリカ人)
 元海兵隊員で、アメリカでジーナと知り合って意気投合し結婚
 若い2人はガソリン・スタンドでも始めようと話しあっていたが
 キャリィ・ルイーズからの度々の誘いもあって、故郷に帰りたくなったジーナと英国に
 短い滞在のはずがウォルターはストーニィゲイトの雰囲気に馴染めず不満を募らせる
 大柄で、ぴかぴかに手入れしてある頭髪(ポマードか?)、陰気な表情(なんと醜男なのでした)
 ドラマ版では名前もウォリーと変わってて、また名前を変えたのかと思ったらウォリーは愛称だったのね
 (原書で確認したら、初めにウォルターと出てきたあとはウォリーになってた、訳本は最後までウォルター)
 
ノルマンディ上陸作戦時の兵士で・・と、英国で知り合ったという設定に変更してあったけど
 あんなお屋敷じゃぁ鬱にもなるわと、ウォルターには同情できる
 ドラマ版ではウォリー役のコーワンさんが素敵でジーナなんか離縁してしまえ~!と応援してた
 そして容疑者と疑われたからなのか
 唐突に自転車で逃げるのも理解できない展開だった(コントかと思った)
 
 Elliot Cowan
 ポワロシリーズの「満潮に乗って」
 「SAS英国特殊部隊」や「オースティンに恋して」では素敵なミスター・ダーシー役でした
 
ミルドレッド・ストレット      キャリィとエリックの実娘 (ピパより3歳年下)
 原作では、子供が出来なかったキャリィ・ルイーズがピパという養子を引き取った後
 エリックとの間にミルドレッドが生まれる
 養女であるピパを可愛がっていたキャリィ・ルイーズは、分け隔てなく育てることを心がけるが
 幼い頃から容姿端麗のピパと違って、ミルドレッドは不器量のまま成長し
 母親が実子である自分よりピパのほうを可愛がっていると根に持っている
 申し分のない結婚をしたが、夫に先立たれてストーニィゲイトに戻ってくる
 灰色の髪のまるまると太った中年の婦人
 ドラマ版では、キャリー・ルイーズの娘って設定変更で、未婚の若いミルドレッドに驚いたけど
 原作のようにおばと血ぼ繋がらない姪ってことなら、不器量設定も痛々しくないけど
 歳が近いとやはり痛々しい
 
 Sarah Smart
 ポワロシリーズ「マギンティ夫人は死んだ」のモード役でした~

ジョニィ・リスタリック(レスタリック)  キャリィの2番目の夫 (前妻との間に2人の息子あり)
 原作では故人、ルースから見ればキャリィとの結婚は金目当て
 案の定結婚して2年後に若い女(ユーゴスラビア人)と駆け落ち
 それでも優しいキャリィ・ルイーズは残された彼の前妻との間の息子2人の面倒を見ると申し出て
 若い女との生活を半年続けた後、自業自得のように自滅したジョニィの死後も
 継子にあたるアレックスとスティーヴンの面倒を見ている
 ドラマ版では原作のアレックスの役割をそのまんま果たしていたけど
 元夫がのこのこ出向いてくるのもおかしな設定ではあるまいか?という疑問も
 (単純にアレックスでいいのにと思ったけど、それだとジーナが異常にもて過ぎでおかしいからか?)
 
 Ian Ogilvy
 英国出身俳優さん、90年代くらいからは米ドラマにもちょこちょこ出演していらっしゃるよう
 「ジェシカおばさんの事件簿」「ダーマ&グレッグ」等々

アレックス・リスタリック     ジョニィの連れ子 (今回のドラマ版には登場せず)
 原作ではアレックスも弟のスティーヴンもジーナが好きで、夫がいてもお構いなしに言い寄ってる

スティーヴン・リスタリック      〃  アレックスの弟
 更生施設の少年たちのため、演劇を教えている美男子
 原作でもそうだけど、今回のドラマ版は特にへたすればエドガーよりもキモいキャラに思えた
 
 Liam Garrigan
 「SAS英国特殊部隊」や「大聖堂」等出演
 (「大聖堂」と言えば、原作手に入れたのに読めないままで、ドラマ版も途中放棄状態)

エドガー・ローソン
 自分はチャーチルの息子だとミス・マープルに打ち明けるなど、妄想癖があるっぽい青年
 でも実際は・・・ってことでしたが、ジーナのようにあんなに公然と馬鹿にしてたら
 殺されてもおかしくないわなぁ~とハラハラした 
 
 Tom Payne
 ヘレン・ヘイズ版のティム・ロスさんや、ヒクソン版のエドガー役も今回の方も
 それぞれ合っていたと思う

ジュリエット(ジョリー)・ベルエヴァー  (ジョリーは愛称で、ベルエヴァーは訳本表記、ベルヴァー) 
 キャリィ・ルイーズの看護婦付き添い、秘書、家政婦と何役もこなす

 原作では、傲慢そうな鼻、ショートカットのやつれた老婦人という外見で
 キャリィ・ルイーズに関しては雇われ人というよりも女鬼軍曹のようなキャラ(愛情からですが) 
 彼女がミス・マープルにキャリー・ルイーズを大事にしてないとルイスのことで不満を漏らす部分
 「なにもしないでのらくらしたがる若者たちがルイスの一番の関心事
  ちゃんとした子供には興味が無いんですよ!」って
 理想主義者のルイスとキャリー・ルイーズにはイライラさせられたからこの部分は共感
 
 Maxine Peake 
 「リトル・ドリット」のミス・ウェイド役、「アン・リスターの秘密の日記」のアン・リスター役
 ドラマ版のミス・ベルヴァーは歳も若く、ジョニィ・レスタリックと・・の関係だったって
 これもそこまで盛らなくても十分人間関係複雑なのにウザイエピだった
 

マヴェリック博士        精神医学者
 原作ではマープルさんの目から見れば博士自身がアブノーマルな印象
 でも博士がマープルさんにエドガーの頭がおかしくないか?と聞かれて答えた言葉
 「われわれは誰でも少しはおかしいところがあるんですよ」って言葉にも納得だわ
 
 Alexei Sayle
 お初俳優さんでした

カリイ               警部
 原作では物静かで真面目、恐縮しているような印象を与えるが実は切れ者
 すぐにミス・マープルがただ者ではないと見抜いて意見を尊重するところが良かった
 ドラマ版のカリイ警部もヒクソン版のスラック警部のように横柄でもなくそれなりで良かった
 (スラック警部も嫌いじゃない、どうあがいてもミス・マープルにはかなわないからしかたない)  

 Alex Jennings
 「クランフォード」のハットン牧師役でした~
 ポワロシリーズの「ひらいたトランプ」、「MI-5」「ステート・ウィズイン」
 舞台俳優としてローレンス・オリヴィエ賞を何度もとっていらっしゃったのね

レイク               巡査部長 
 レイク巡査部長はヒクソン版のアクの強いスラック警部との凸凹コンビがなかなか良かったから
 そういう意味では今回のカリイ/レイク コンビは紳士的なせいもあり影が薄かったかな
 
 Sean Hughes
 も、お初俳優さんでした


今回のドラマ版では、登場人物の設定変更ありで
ジーナやミルドレッドの変更は良しとしても、2番目の夫を登場させたのがマイナスだった
ジーナのキャラがすでにうざいのに、キャリィ・ルイーズまでも今の夫をやきもきさせるなんて
何が起きてもおかしくない状況で、そこまで複雑にしなくても十分人間関係が複雑なのにと
ストーニィゲイトにいたまともな人物はミス・ベルエヴァーとウォルターだけだったのに
ドラマ版ではさらにミス・ベルヴァーまでもドロドロに巻き込まれていたなんてとね
原作やヒクソン版より唯一良かったのが、ミス・マープルをジーナが迎えに来たシーン
エドガーがどんなにクリィピーなキャラだったとしても、あのシーンでジーナが嫌いになる
事件の謎解きよりも、キャリー・ルイーズをはじめ好きになれないキャラが多くて
最近読み返した「ホロー荘の殺人」と同じくらい苦手なお話だったので
もう読み返すこともないし、ドラマ版も見ることもないかなと



今回の覚え書き(ネタバレも含んでますのでご注意を)
ルースとキャリィ・ルイーズはもともとアメリカ人、フィレンツェ(Florence)の寄宿学校で
50年前ジェーンと一緒だった
(マープルさんも少女時代は裕福だったってことか?)

ルイス・セロコールドって、妻を愛していたし、最後には息子を救おうとして・・ってことで
さほど悪い奴じゃない的な終わりかたでしたが、やってることは相当酷いから
死んでしまったからなのかもしれないけどなんかキャリィ・ルイーズの最後の言葉は納得いかなかった

時代設定が戦後すぐのようだからマープルさんは甥のレイモンドの仕送りで助かっているらしい
(仕送りが無ければどうなっていたかわからないという台詞がある)

ストーニィゲイトのお屋敷は、そもそもキャリー・ルイーズが最初の夫エリックと住み始めた場所で
先祖代々住んでいたならまだしも(元々製鉄業者が建てた家)
そんなところで2番目3番目の夫とも暮らすってそれ自体
もう金目当てで寄ってくる男しかいないわな~と、ついつい現実的に考えてしまった

ミス・マープルの嫌いなもの
なめくじ、きちんとかがれないリネン、ダムソン・ジンをつくるのに砂糖菓子が手に入らないこと

今回度々気になったのは、いろんな登場人物の口から飛び出すお国柄批判
ロシア人、イタリア人、ユーゴスラビア人がこきおろされてたけど
これは当時の英国人一般が持っていたものなのか?クリスティさんの気持ちなのか?

キャリー・ルイーズの言葉に、「とびぬけた善人になれることのできる人間は、極悪人にもなれる」
ルイスのことを言っていたのですが、なるほどと納得

Murder is Easy 1939


原作の登場人物は
ルーク・フィッツウィリアム    元植民地駐在警察官  
ジミー・ロリマー           ルークの友人 
ゴードン・ホイットフィールド卿    雑誌出版会社経営 50代後半
ブリジット・コンウェイ   ホイットフィールド卿の秘書 28歳 

                (ルークの第一印象は、しなやかな黒髪の魔女)
リヴァース          ホイットフィールド卿の運転手
ラヴィニア・ピンカートン  ウィッチウッドに住む老婦人(車にひき逃げされて死亡)
ホノリア・ウェインフリート  図書館員 ホイットフィールド卿より1,2歳年上        
                 (ルークの第一印象は、ギリシアでみた黒いヤギを思い出させたというもの)
ドクター・ハンブルビー   医学博士(切り傷から急性肺血症で死亡)
ハンブルビー夫人 (原作での彼女は結構キーポイントで、ラストで犯人を知っていたって落ちには驚いた)
ローズ・ハンブルビー     ハンブルビーの娘(きわだった美貌の娘)
ジョフリー・トーマス医師    ハンブルビーの助手(30過ぎでも20歳くらいに見える)
トミー・ピアス          動物虐待などしていた少年(嫌われ者、あやまって窓から落ちて死亡)
ピアス夫人           トミーの母
エイミー・ギブズ       お手伝い(ハット・ペイント液を飲んで死亡)
*この時代より20年前には麦わら帽子を新調すると、翌年には色を変えて使用、また翌年にも色を変える
 そんな習慣があったが、エイミーが誤って飲んだと思われる塗料は赤で
 赤毛のエイミーにはありえないことから疑いを持たれる*

ジム・ハーヴィ     自動車修理工
ハリー・カーター    居酒屋の主人(酔っぱらって橋の上から川に落ちて死亡)
ホートン大佐      退役軍人
リディア・ホートン    大佐の妻 (1年前急性の胃炎で亡くなった彼女は皆に嫌われていた)     
アボット          事務弁護士
(トミー・ピアスを雇ったことがある
 血色のよい大男で、はでなツイードを着こなし、態度は底抜けに陽気でおおげさ)
エルズワージー     骨董屋の主人(秘密の儀式をやっているような胡散臭いヒッピータイプ)
アルフレッド・ウェイク  教区の老牧師
ジョウンズ         銀行の支配人

バトル警視       ロンドン警視庁の警視 あまりのチョイ出番に驚いた
 (広い赤ら顔に大きくて立派なひげをたくわえた温厚な顔立ちで相手を油断させるが、実は鋭い)

ウォンキー・プー  ラヴィニアのペルシャ猫


簡単なあらすじ
*植民地での警察官の職務を引退して本国に戻って来たばかりのルーク・フィッツウィリアムは
ロンドン行きの列車に乗り合わせた老婦人から、彼女の町で起きている殺人事件について
話を聞かされることになり、その時はよくある老婦人のたわごとと本気にしなかったが
翌朝友人のジミー・ロリマー宅で、新聞にその老婦人がひき逃げされ死亡した記事を見て驚き
1週間後には、その老婦人ミセス・ピンカートンが予測していたとおりの人物の死亡記事を見つける
ミセス・ピンカートンの死と、彼女が次に殺されると心配していた人物の死が一致していたことで
小さな村の殺人事件に興味を覚えたルークは自分で捜査してみようと思い立ち
幸いピンカートン夫人のウィッチウッド・アンダー・アッシュ村にはジミーの従姉妹が住んでいて
そのブリジット・コンウェイがホイットフィールド卿の秘書をしていたため
彼女の従兄として民俗学の研究をするためと偽って村に滞在して密かに捜査をするつもりが
ブリジットを一目見て心惹かれたルークは、すぐに目的を見破ったブリジットと共に
殺人事件の捜査を続けながら、婚約者のいる彼女への気持ちにも悩まされることになり・・・*

1982年の米製作版はほぼ原作に忠実で、そちらを以前に観てたから今回のお話には目が点
原作では村の名前にちなんだ魔女の儀式とか、いかにも怪しそうな人物が多く気を散らされたり
期待してなかったロマンスも、なんかほんわかではありますが良い感じで
ただし米製作版が原作に忠実と言っても、ルークとブリジットのロマンスに関しては不満も残る
原作の展開くらいがちょうどいいかな

原作とはまったく別のお話となった今回
マープルものにするために、列車に乗り合わせるのをルークの代わりにミス・マープルにして
村にやってくるよそ者設定も原作ではルークでブリジットじゃない
被害者も死因も一部違うし、なんと言っても動機がまったく違う(これが一番許せない)
ネタバレ↓(白文字で伏字にしてあります)
 以前ホノリアとホイットフィールド卿は婚約していたが
 ある時ホノリアが飼っていたカナリアの首を折るのを見て気を変えたゴードンが婚約を破棄
 それを根に持ったホノリアが、ブリジットと婚約したゴードンを陥れようと
 ゴードンと何らかの形で衝突した人々を次々殺していき、彼を犯人に仕立てようとした
 
今回は原作のキャラクターの名前と、犯人が同じだけだったと言ってもいいくらいのとんでもドラマ版で
キャラ設定が全く違ってきてるから、完全に別物と考えた方が納得がいく(納得してないけど)
役者さんは良かったのに、内容がまったく不愉快で受け入れがたい
ので、今回はNHKの登場人物紹介に沿って俳優さんたちのチェックだけ


ルーク・フィッツウィリアム Benedict Cumberbatch
 カンバーバッチさんは現代版「シャーロック」でならホームズ認定してもいいかと(何様?)
 ただしあくまで現代版としてならということで、自分の中ではブレットさんホームズしか
 認めてないのですが、ひょっとしてカンバーバッチさんならあの時代のホームズでもいけそうか?
 4月にはCSで「スモール・アイランド」をやるので、LaLatvさんyo!それだけは楽しみにしてます
 彼もまた両親とも俳優さんだったのね、そのご両親お2人とも出演履歴の多いこと多いこと
 しっかし英国の俳優一家の数半端ないです
 しかも親の七光に負けることなく頑張っていらっしゃる二世俳優さんも多いような気もする
 

 今回のルーク役、原作では彼がメインでバトル警視も出てくるとは言えラストにほんのチョイだから
 厳密にはバトル警視シリーズとは言えない気もするけど、あくまでルーク中心のお話なんだから
 マープルシリーズなどにせずに、クリスティものとして作れなかったのか?という素朴な疑問も
 時間も短いし、ルークさんが捜査しての事件なのにと何とも残念
 いっそ米製作版「殺人は容易だ」の焼き直しでもやってくれた方がましだった気もする
 それなら、ルーク役も引き立つし、事件に沿ってブリジットとのロマンスなども描かれているから
 今回の新ドラマ版のとうとつなブリジットとの関係なんかもよけい納得できなかった
 
オノリア・ウェインフリート   Shirley Henderson
 以前CSで観たシェークスピア作品の現代版「じゃじゃ馬ならし」のケイト役がお初でした
 その時も特徴ある声や、けっして美系でもないし背もものすごくちっちゃいし、なのに主役?と
 ただ者ではない感をプンプン漂わせておられましたが
 今回バイオチェックしてみて、なかなかの経歴だったのねと確認
 そっか「ブリジット・ジョーンズの日記」でも観ていたのね、変わった友人の一団か?
 
 ただし今回の役どころに関しては、ウゲェ~のひとこと
 何故こんなキャラ設定?何故こんなお話の流れ?クリスティ作品をもとにっていらないんじゃない?
 犯人がいわゆる普通に見える人物の隠れた異常性ってところが面白かったのに
 弟との関係で悲劇のヒロインに仕立て上げる設定ってどうよ?
 米製作版のオノリア役はオリヴィア・デ・ハヴィランドさん、名前は良く知ってるのに
 「風と共に去りぬ」くらいしか知らなかったんだと驚いた
 シャーリーさんのほうが原作の痩せぎすで孤独な中年婦人(年齢は60前)で
 ヤギのような印象とは一致してたけど
 オリヴィア版オノリアはふっくらされてたから、よけいに普通のおばさまが~?!と怖かった
 
ブリジット・コンウェイ      Margo Stilley
 元モデルさん?、まだ駆け出し系なのか経歴も少なかったので、お初俳優さん

 原作ではほぼ主役級なのに、返す返すも何故こんな設定にしたの?って脚本家に聞きたい?
 別のドラマとしてなら面白いのかもしれないけど、それにしても内容知ってたら見ないと思う
 米製作版の「殺人は容易だ」のブリジット役がレズリー・アン・ダウン
 超美人で、ほぼ原作のプロットに沿ってるからルークとの恋の行方も楽しめた
 ルークが一目ぼれするって設定も気に行った
 (ただ厳密に言えば、ドラマ版はちょっとやりすぎ感もあり
  原作程度の親密度にとどめて欲しかった)
 
リディア・ホートン        Anna Chancellor
 はいはい出ました、「高慢と偏見」では意地悪ミス・キャロライン・ビングリー役
 「MI-5」ではスパイ機関の上司役
 (あっちのスパイ機関、現実にもなんたら侯爵夫人がボスだったりしてすごいわと思った)
 古いところではポワロシリーズの「チョコレートの箱」などにも

 原作では1年前にすでに故人で登場しない役柄なので、ドラマ版オリジナル

ジェシー・ハンブルビー     Jemma Redgrave
 映画「ハワーズ・エンド」、2007年TVミニシリーズ版「マンスフィールド・パーク」等見ていたのね

ローズ・ハンブルビー      Camilla Arfwedson
 今回の綺麗どころの一人でしたが、この方もまだまだ新人さんの部類なのかな

ホートン少佐           David Haig
 お顔を見てすぐに見覚えのある・・と気づいたのが、「マイ・ボーイ・ジャック」
 ダニエル・ラドクリフやキャリー・マリガン共演で、俳優だけじゃなく脚本も手がけていらっしゃったけど
 作品としては後味はあまり良くなかったかもくらいしか覚えてない
 奥様も同業で、ヘイグさんは舞台でもローレンス・オリヴィエ賞を受賞されているよう

 原作ではホイットフィールド卿をめぐって・・ってところを
 今回はホートン少佐をめぐって・・ってことで、もう完璧内容変わってます

ジェームズ・アボット       Hugo Speer
 2005年TVミニシリーズ版「ブリーク・ハウス」

リード巡査             Russell Tovey
 おお~、「ビーング・ヒューマン」の狼男君ではありませんか~
 imdb検索してたら、たまたま目についたゲイのカミングアウト組に入っててびっくり!
 まあゲイでもなんでもかまいませんが、偶然の発見で驚いた
 脱線ついでに「トーチウッド」のジャックさんもそうだったのね~と
 そういえばやっと今頃「プロデューサーズ」を見たのですが、そこでも発見したから納得かも
 ラッセル君、現代版「シャーロック」の最新シリーズにも出演されてるようで早く観た~い
 ポワロシリーズの「白昼の悪魔」、ええっ!「SAS英国特殊部隊」にも出てたのね?
 TVミニシリーズ「リトル・ドリット」にもなんて、結構観てたのねと知りました

 原作では名前だけ出てくる感じで、米製作版では年配の町の巡査として活躍してましたが
 今回はミス・マープルとの連携でニンマリできる設定でしたから、ここだけは救われた
 
ジェフリー・トーマス医師     James Lance
 映画「マリー・アントワネット」、カンバーバッチさん主演の「ラスト・エネミー」にも出演
 「ビーング・ヒューマン」の新シリーズ等々

 米製作版のトーマス医師は無駄にハンサムだったなぁと、関係ないところで記憶に残ってる
 
エドワード・ハンブルビー医師  Tim Brooke Taylor
 FOXムーヴィーで繰り返しやってる「夢のチョコレート工場」(チョイ役らしいですが)
 脚本家でもいらっしゃるよう

 原作ではこの方もすぐに死んでしまう役だったから・・

ラビニア・ピンカートン       Sylvia Syms
 ものすごい出演歴の中、ヒクソン版マープル「予告殺人」イースターブルック大佐夫人役発見
 この方の娘さんもポワロシリーズ「スタイルズ荘の怪事件」、「複数の時計」に出演されてました

 原作に沿ってた米製作版ではヘレン・ヘイズさんがフラートン(ピンカートン)役
 ヘレン・ヘイズさんと言えばミス・マープルを2作だけとってらっしゃる
 米製作版「カリブ海の秘密」「魔術の殺人」で、この「魔術の殺人」ではティム・ロスさん発見

エイミー・ギブス           Lyndsey Marshal
 見覚えのある・・と思ったら、「キス・オブ・デス」、ポワロシリーズの「開いたトランプ」
 「ビーング・ヒューマン」の最新シリーズに出演されているよう

ヘンリー・ウェイク牧師      Steve Pemberton
ポワロシリーズ「ナイルに死す」


今回この内容で観終わって、あんなおどろおどろしい出生の秘密を知ったブリジットを思うと・・・だし
犯人がわかって、はいこれで円満解決!ってラストのラストでは
ルークとブリジットが幸せになるっぽい終わり方だったけど
幸せになるとは、これっぽっちも思えないのが一番残念(また観たいとは思えない)
その点原作や米製作版の、一見普通の人物の狂気ってことだけなら
その後の誰の人生にも影響されなかったのに~とまっこと納得いきません!





ルークがいた植民地というのはマヤン海峡
原作では何度もその地名が出てきたので、インドあたりかと調べてみてもわからず
ドラマ版ではマラヤ連邦になってたけど、原書で確認すること

ルークが引用したのは、ポーの大鴉の一節

A Pocket Full of Rye 1953

ジェイン・マープル Julia McKenzie

レックス・フォーテスキュー  投資信託会社社長

 Ken Cranham
 「マーリン」、2008年TVミニシリーズ版「テス」、「華麗なるペテン師たち」映画「レイヤー・ケーキ」等

アディール(昔の訳ですから)・フォーテスキュー レックスの2度目の妻 
 (原作では2年前結婚したことになっていて、元ネイリストで夫とは30も歳が違う
  いわゆるゴールドディガーってやつですね、性的魅力を前面に出すタイプ)
 Anna Madeley
 2008年TVミニシリーズ版「分別と多感」では、ずる賢いルーシー・スティール役でした
 「アン・リスター 秘密の日記」マリアンナ役等

パーシヴァル(ヴァル)・フォーテスキュー レックスの長男
 (原作でもあまり良い人物に描かれてなかったけど、あんな父親を持っていれば
  計算高い節約家になってもおかしくはないと同情の余地はある
  30をちょっとすぎたばかりの身ぎれいでいかにもきちっとした感じの紳士)
  Ben Miles
  「ラークライズ」のサー・ティモシーでした~(声優さんがマードック警部でまいった)

ジェニファー                   パーシヴァルの妻
 (元病院付きの看護婦で、パーシヴァルが肺炎で入院した時に出会い見染められる
  30前後、肉付きのよい体型でも口もとがさびしそうな印象)
 Liz White
 すご~く見覚えのあるお顔なのに「SAS英国特殊部隊」くらいしか観たことなかった
 「時空警察」(おいおい日本のドラマか?って、時空刑事でした~)もひょっとして観ているかも

ランスロット(ランス)・フォーテスキュー  レックスの次男
 Rupert Graves
 「眺めのいい部屋」「モーリス」「ダロウェイ夫人」「Vフォー・ヴェンデッタ」等々

パトリシア(パット)               レックスの妻
 (ヒクソン版で観た時は原作を読んでなくて、何故彼女と結婚すると不幸になるのか?だったけど
  原作通り元夫2人を亡くしているってことが今回は盛り込んでありました
  背が高くすらりとした足の、美人ではないが魅力的で温かい人柄キャラということ)
 Lucy Cohu
 「ジェイン・オースティン 秘められた恋」「ゴスフォード・パーク」
 ポワロシリーズ「チョコレートの箱」「バレー・シューズ」等々

エレイヌ(エレイン)・フォーテスキュー          レックスの娘
 (ヒクソン版には登場しなかったエレイヌは、よく言えば純粋
 精神的に大人になれず、好きになった相手には一途に尽くすような女性
 色の浅黒い、背のすらりとした少女)
 Hattie Morahan
 2008年版TVミニシリーズ「分別と多感」のエリノア役です
 「ラークライズ」のシリーズ3にもゲスト出演されているようで
 最近変な方に方向転換してしまったLaLatvさんがやってくれることを祈ります

ラムズボトム夫人               レックスの義姉
 (原作やヒクソン版で良い味出しておられた夫人が残念ながら今回は登場せず
  レックスの先妻の姉で、もともと先妻もレックスより年上だったため姉である夫人も高齢)

アイリーン・グローブナー           レックスの秘書
 (美人秘書登場となると、他のクリスティ作品と混同してしまいそうでしたが
  今回は出番はなかったので、目の保養要素なのかな
  性的魅力にあふれる女性でも、アデル・フォーテスキューと違って上品さもあるキャラということ)
  Laura Haddock

ヴィヴィアン・デュボア             アディールの男友達
 Joseph Beattie
 2007年版「マンスフィールド・パーク」ではヘンリー・クロフォード役


ジェラルド・ライト                エレイヌの恋人
 Chris Larkin

メアリー・ダブ                  フォーテェスキュー家の家政婦
 (ニール警部の印象、家政婦の典型には当てはまらない立派なレディという印象の30前の女性)
 Helen Baxendale


クランプ          水松荘の執事
 原作でも嫌われキャラで、料理人の妻のおまけで置いてもらっている
 Ken Campbell
 ホームズシリーズ「青い紅玉」

クランプ夫人                  クランプの妻
 Wendy Richard
 「イーストエンダーズ」に20年以上出演されてる!

グラディス・マーティン             小間使い
 (ミス・マープルのもとでメイド修行したグラディスは、原作では田舎者の醜い娘設定
  水松荘に来てまだ3ヶ月くらい
 Rose Heiney

エレン                       ハウスメイド

ニール警部
 (原作ではニールの幼少期は結構貧しい家庭に育ったが、平和で幸せだったという描写もあり)
 Matthew Macfadyen 
 「プライドと偏見」「リトル・ドリット」「大聖堂」「MI-5」等々


ミセス・マッケンジー  
 (フォーテスキューを恨む精神を病んだ夫人、ドナルドとルビーという子供がいた)
 Prunella Scales
 1996年ケイト・ベッキンセール版「エマ」のミス・ベイツ役、映画「ハワーズ・エンド」
 トリヴィアで知りましたが、この方のご主人Timothy Westさんは
 ヒクソン版「ポケットにライ麦を」でレックス・F役だったのですね~

ベルンズドルフ教授(毒鑑定)    Edward Tudor-Pole
 (ほんのチョイ出番でしたが、ミュージシャンなのかしら?有名人?
 原作では、以前毒殺事件でニール警部と知りあったとありましたが、その事件はあるのか?)


ビリングスリー(弁護士)  Paul Brooke
 結構見かけるお顔、映画「ブリジット・ジョーンズの日記」ドラマ「レリック・ハンター」
 ミネット・ウォルターズの「鉄の枷」では・・でしたね

ドラマ版オリジナルキャストは

ピックフォード巡査部長       Rafe Little
 (原作ではヘイ巡査部長やウェスト刑事)

ティリー(ミス・マープルの家のメイド) Thea Collings






今回の感想は、まずミス・マープル役のジュリア・マッケンジーさんについては
多分「クランフォード」を見ていなければ文句を言っていたかもしれない
でも「クランフォード」の可愛らしいおばあちゃまミセス・フォレスターが好きだったから
今回のミス・マープル役には文句が言えなくなってしまった
原作のイメージはあくまでヒクソンさんなので、ヒクソンマープル以外は本当なら文句が出るところ
ちょっと可愛らしすぎるけど、まあ合格ということで、声優さんもさすがベテラン俳優さんと言う感じ

そして第一弾となるこのお話、意外や意外、ヒクソン版マープルより原作に忠実で驚いた
キャラクターの設定も(年齢はやや高めでしたが)台詞に至るまで本当に忠実で
ラストでミス・マープルのもとへ届いていたグラディスからの手紙とか
ヒクソン版「ポケットにライ麦を」よりもちゃんと描かれていて、とても満足できた

あえて不満をあげるなら(原作についても)、ラストかな
不満と言うよりヒクソン版も観ているせいもあってつい比べてしまったのですが
証拠がないためニール警部に任せたってことかな、あんなにグラディスの死に怒っていたのに
グラディスの手紙で確固とした証拠が出てくる設定とはいえ、犯人を置いて帰ってしまうなんて
ミス・マープルあっさりしすぎではないか?と
それにパットが良い人だっただけに、その後の人生大丈夫なのか?と思ってしまったり
その点、ヒクソン版では犯人に天罰が下った設定で(天罰がくだらないと納得できなくなってるわ)
あのあとパットもミス・マープルに慰められたのではないかと想像できたから
マッケンジー版でも手紙のエピソードのあとにでも盛り込んでくれたらと欲張りにも思ってしまった
それでもヒクソン版ニール警部役のトム・ウィルキンソンさんも
今回のニール警部役マシュー・マクファディンさんもどちらも人の良い警部で大満足でした
(やっぱ老人に優しい人こそ本物の紳士ってことですわ)





今回の覚え書き
いちいの木からそんな恐ろしい毒が取れるなんて
早速画像を探してみたら観たことありそうな庭木
今のところ(ここが肝心)旦那の毒殺などたくらんではいませんが
これからウォーキングに行く時には、どこかのお庭に見つかるか探してみたい気もします


ランスロットとパーシヴァルの名前は母親がテニスンのアーサー王物語詩からつけたもの

原作の疑問 
ランスはニール警部の質問に応えて、8月に帰ってきた際アデールに会ったと言っていたのに
レックスの死後、水松荘に戻ってきた時、エレイヌやジェニファーにアデールとは初対面と言った
ドラマ版では初対面ではないということになっていたから自然だったけど
原作のこのくだりは、ランスの嘘なのか?読者にこの時点で彼に疑いを向ける伏線なのか?

本作でのミス・マープルの外見は
背が高く(小柄だと思い込んでいたので意外でしたがヒクソン版に納得)
いかにも時代遅れなツイードのコートとスカート
襟巻を2つもまいて、鳥の羽根のついたフェルトの帽子をちょこんと頭にのせ
大きなハンドバッグを抱え込んで、スーツケースは年代物(上質なもの)





BSでDlife チャンネルが始まって、観るもの多すぎて地上波で観るもの探さなくてすんで嬉しい
(だって唯一観ているドラマが「京都地検の女」や「鬼平犯科帳」の再放送だけという哀しさなので)

特にエレン・デジェネレスショウが楽しみだったけど、意外や意外
エレンってそんなに毒舌キャラじゃなかったのね~と驚いた
視聴者を豪華な賞品で釣る(失礼)とか、ゲストも持ちあげるばっかで悪いことは言わないんだ~と
ピアース・モーガンみたいに嫌な質問もぶつけるってことはないのか?と、想像と違ってたから
それでもドラマで観てる俳優さんたちのお喋りが聴けたり
1年前の放送分とは言え当時の話題なんかも聞けるのは嬉しい

もうひとつドクター・オズの番組も、観るつもりはなかったけど、観てみたらなかなか面白い
こちらでお昼にやっていた情報番組や、「ためしてがってん」のようなものと思えばわかりやすいかな
(もともとみのさん、ミリオネイヤーとかあっちの番組パクリまくりだけど、ドクター・オズショウは最近なのね)
こちらの情報番組はながら観って感じで記憶に残らなかったけど
ドクター・オズは専門家だからか新鮮だし、テンポも良いので最後までじっくり観てしまう
ADHDの回を見て、自己診断してみたら点数には達しなかったけど
あらま!私ってそのケがあったのかもって気づいた
確かに小さい時など空想ばかりしてたし、学校の行事でじっとしていることがすごく苦痛だったと思いだした
授業中席を立つなんてことはないけど、黙っているべき時に黙っていることがすごく苦痛だったり
人の話を聞かずに常に頭の中で違うこと考えていたりとか
ドクター・オズ自身もADHDっぽいって言ってらしたけど、本当かしら?
テンプルさんにあんなに共感したのもそんな関係からかと思い当たったけど
もっとも自分にテンプルさんやドクター・オズのような隠れた才能は全くないので
先生や同級生には嫌われてなかった(これも単なる思いこみか?)けど、通知表には1年から6年生まで
一貫して協調性が無いと書かれていたことを思うと、今更ながらそういうことかと納得した

ドラマ作品もひととおり出揃って、観るものと観ないでいいものがわかってすっきり
「デスパレートな妻たち」「フラッシュフォワード」「ロスト」「ダーティ・セクシー・マネー」
「グレイズ・アナトミー」「ゴースト~天国からのささやき」「ブラザー&シスターズ」「アグリィ・ベティ」
「ヴェロニカ・マーズ」「コールド・ケース」「ボーンズ」「バーン・ノーティス」「跳べ!ロックガールズ~」
「プリティ・リトル・ライアーズ」「ミストレス」「クリミナル・マインド」
は、観たものもあれば観てないものもあるけど、もういいかなと

「Law&Order:クリミナル・インテント」と「Law&Order:性犯罪特捜班」は文句なく嬉しい
ただ他の作品のようにリピート放送が無いのが残念、何故一回しか放送してくれないのかしら?
「NCIS」もお初作品だから楽しみ
「リベンジ」はまだ様子見だけど、「エヴァーウッド」のエミリー・ヴァンキャンプが出ているからどんなものかと
「ドクター・ハウス」は一度観てるけど、ハウスのキャラが好きだからまた観てしまいそう
「クローザー」は時間があったら何度でも観たいし「ダメージ」は字幕版なら観たいかも
そして不安だった「サーティ・ロック」は、まだ2話観ただけだけど、嬉しいことに面白そうで期待大
大げさですが海外ドラマファンとして、観るものが多すぎて困るなんて時代が来るなんて想像できなかった
それにつけても残念なのは日本のテレビ界の衰退
最近の地上波の映画観て驚いたのは、いちいち何度も役柄のテロップが入ったりしてセンスを疑う
そんなことまでして観て欲しいのかしら?視聴者はそんなに馬鹿なのか?とね
昔よりさらに拍車がかかったようで、もうすっかり諦めるしかないのか?とね