大切な友人のこと | いかちゃんちの日々のできごと☆クッシング症候群・原発性アルドステロン症闘病記

いかちゃんちの日々のできごと☆クッシング症候群・原発性アルドステロン症闘病記

沖縄にヨメにきて20年、ないちゃーヨメの日々の徒然日記です

2015年夏、副腎偶発腫瘍が見つかりました
備忘録として日々の事や治療の事を、こちらに残していこうと思います


書こうかどうしようか、

ここのところずっと悩んだ内容ではありますが

やっぱり残しておこうと思います

いや、吐き出させてください



去った3月29日、

大学時代の友人が

長い闘病の末、亡くなりました

このご連絡を31日にご主人様より頂きました


お電話を頂いた時、私は

下関~小倉への運転中で

関門トンネルの料金所におりました

ハンズフリーで話していたので

会話の内容は、助手席のオットや

後部座席の長男にも丸聞こえ

タイミング悪く、停車できる所もなく...

号泣しながら料金を払うオバサンに

きっと料金所の方はドン引きしていたでしょう



今年に入って、SMSを彼女に送っていました

呼吸器の病気で電話での会話はむつかしく

最後に電話したのは、私が

クッシングの手術を受けた翌年だったから

もう4年ほど前になります

その時も、酷く咳き込みながらの会話でした

特に入院してからの通話は色々大変なので

返信不要よ~と

時々私から一方的に送っていました📨🐾

ご主人様は奥さんの交友関係までは

恐らく把握されてはなかったと思うのですが

彼女の携帯に残る人に、

連絡を下さっていたのだそうです

その中の1人が、たまたま私でした


彼女と私は、1年から大学の研究室が同じで

途中、3年次で担当教授が変わった際も

(それまでの先生が定年で退官された為)

次に選んだ先生も同じで

4年間、一緒に学んだ仲でした


お昼前にお電話を頂き

そのうち誰かから連絡来るだろう、と

しばらく待っていたのですが

一向に、誰からの連絡もなく

おかしいぞ?と思い、もう1人、仲良しで

2日前に一緒に会っていたKちゃんに訊くと

何も聞いていない、とのお返事

申し訳なかったですが、私からお報せしました


...ということは、もしかして

私が窓口になってるのかな?

と、そこでやっと気付き

(その時点でご主人様の電話から既に5時間後)

慌てて、科の取り纏めしてくれてるOちゃんにも連絡を入れ

とりあえず、連絡の着く人に回そうということになりました


この時、博多~岡山の新幹線の中😓

電話が掛かるも、トンネルだらけで

ちゃんと通話にならず😑

肝心なところだけ通話して

あとはひたすらLINEでやりとりし

お住いや葬儀場が他県で遠方であること、

大学卒業してから年数が経っていること、

またご葬儀までに日にちがないことから

今回は、歌科だけ、連絡する事にしました

本当は学生時代に彼女の伴奏していた

ピアノ科の方には連絡したかったのですが

残念ながら誰も連絡先が分からないとの事で

お報せできませんでした😢


岡山駅での乗り換えのタイミングで

私達の先生とも連絡がとれ

ご主人様に伺っていた葬儀の詳細をお伝えしました

Oちゃんからも、同期で何かできれば、との

お声をたくさん貰ってるよーとの

連絡を貰い

同期歌科だけでなく

同門上下1学年ずつの方(研究室2つ)へもお声掛けして

その日の連絡を終えました


翌日、朝からご主人様へ連絡を入れ

同期や同門からの供花のご承諾を得、

葬儀場へ連絡、お花の注文をし、

供花へ賛同下さる方の集計、

集金をどうするか、

と、やること山積み!!

たった1件、ご供花の手配だけなのに

哀しみに暮れる暇はなく😵‍💫


それでも、ふとしたタイミングで

頭をよぎるのは彼女のことばかり

亡くなった29日も、

下関から小倉へ戻る車の中で

Kちゃんと彼女の話をしたばかりでした



最後に彼女と電話した時、彼女は

これからの治療で、ステロイドを使うよう、

先生に勧められているのだけれども

ステロイドは怖い薬だから、とても怖いのよ

と話してくれました

その時の私は、絶賛コートリル漬けの日々で

まだ減薬も始まってなかったと思います

ステロイドの重要性や投薬治療

私の病気(クッシング症候群)のこと、

彼女の病気を考えると、

1日も早く治療スタートした方が良いのは

素人の私にも分かることで

悪戯に怖がらなくても大丈夫な薬であること、

ご家族とよく話して、早く治療始めて!と

懇々と話した2時間でした

(半分近くは彼女の咳待ちでしたが🥺)

それでもなかなかステロイド治療とならず

もう先生が「これ以上はもう待てません」

と仰るギリギリになってやっと、

ステロイド治療が始まったと聞きました

私が上手にステロイドの説明ができていたなら

彼女の不安を和らげる事ができていたなら

もっと早く、彼女に治療を始めて貰えてたら

もう少し違った未来があったのではないかと

このひと月ずっと、もし、が渦巻いていました

一方では、

私如きに大した事なぞできるはずもないので

これらが烏滸がましい考えである事は

重々承知なのですが



4月の初め、ご家族に見守られ

晴れ渡る空へ送られたとのご連絡を

門下の先生より頂きました

お送りした2台のお花も

ご家族様に喜んで頂けた、との事でした

今は、病の苦しみから解放されて

安らかであると願っています

天国で先にいらしたご家族様や

6年前に帰天されたベル先生に会えてるかな

ひょっとしたらレッスン受けたりしてるのかな

とか、考えたり


亡くなった3月29日は、本土は

桜や菜の花が満開で

あちらこちらが桜色や黄色に染まっていました

彼女も、春の花々のように

たおやかで優しい、素敵な友人でした

今日は(おそらく)四十九日

どうぞ安らかに...