優しさ | 若年性乳がんと共に・・・

若年性乳がんと共に・・・

病気のこと、日常のこと、いろんなことを書いていきたいと思っています。

先日、息子に不妊治療をやめることを話しました。
誰よりも兄弟を欲しがっていた彼。
分かりやすく説明して、もう病院には行かないことを伝えて、病院に行かないってことは我が家に赤ちゃんが来るのが難しくなることだと話しました。そして、いつかコウノトリさんが赤ちゃんを連れてきてくれたいいねと言って終わりました。
話を聞いた息子が、ポツリと言いました。
「ママが注射したりしてまで赤ちゃんは、いいよ。そんなにしなくても大丈夫!」
息子なりの答えだったように思います。
だけど、その言葉を聞いて、私は不覚にも泣いてしまいましたタラー

息子が1歳半から治療を始めて、私が抗がん剤治療で動けなかったとき、私が起きるまで私の周りで泣きもせず遊んでいたこと。私の入院中、一度も泣いたりぐずったりしなかったこと。
あの頃から、空気を読みすぎるほど読んでいた彼。
7歳になった今も、母親を思いやる気持ちを持っています。
正直、それがいいのかどうかは、わかりません。
だけど、息子がいたから私は頑張れたし、生きないといけないと思えました。

また1つ息子に助けられました。

いつもついガミガミ怒ってしまうけど、とても愛おしい存在だと改めて実感しました。

私の元に産まれてきてくれて本当にありがとう。

いつまでも、今と同じように人を思いやる気持ちを持って大きくなってほしいです。