『田園に死す』今度の金曜日が初日です。
本当に面白いので是非観に来てください。

ご予約はこちら↓
http://www.quartet-online.net/ticket/denen2014?m=0acjjjf
前日まで予約できます。

公演の詳細はこちら↓
http://ameblo.jp/dai2rou/entry-11764466757.html


最近、プロジェクションマッピングが流行っていて、
舞台でも使われていますが、
天野さんは、流行る前からやってました。

まあそれはどうでもいいんですが。

寺山さんのお芝居で今も繰り返し上演されているお芝居の中に、
『身毒丸』があります。
しんとくまる、と読みます。
昔のお話の俊徳丸を元にしたお芝居で、
武田真二さん、藤原竜也さんと白石加代子さん主演で蜷川さん演出のお芝居が有名です。

今回の『田園に死す』にも、『身毒丸』のモチーフが使われています。

『身毒丸』は、こんな話です。

『少年しんとくは、幼いころに母を亡くし、今もその面影を忘れられない。
しかし世間体を気にする父親によって、ある日異形の旅芸人たちが開く「母を売る店」で新しい母親・撫子を買い求める。

しかし新しい家庭になじめない一方で、父・撫子・せんさくが家族を作りつつある狭間に悩み続ける。
二年経っても撫子のことを認められないしんとくに対して、撫子は鬼となり彼を呪う。
その結果、しんとくは盲目となり、姿を消す。

時が経ち、しんとくは撫子の仮面をつけてさまよい歩く。
しかし、しんとくはすでに狂気にとりつかれており、成長した義弟を見つけるや否や、犯して殺してしまう。
父親もいつしか撫子に捨てられ、精神が崩壊しているようだった。

しんとくと撫子は、再び再会する。
二人にはもう「家」というしがらみはない。
しんとくが生みの母に向けていた愛情は、そのまま撫子への愛情に投影される。
ようやく二人はお互いを愛し愛されるようになる。
どこへ行くともしれぬ二人の姿が、異形の者たちの中へと消えてゆく。』

もっと詳しいあらすじは、
http://rengetourou.easter.ne.jp/sintokuarasuji.htm
こちらは絵もついてるし、お話ももっと詳しいです。

このお話を知ってから舞台を観るとわかりやすいところもあると思います。
できれば、映画の『田園に死す』も観てから観ると面白いです。