今日は「月曜日から」の解説ですね。
「月曜日から」は、実は「海辺のマリー」の中で一番最後に作られた曲です。
当初「海辺のマリー」に収録されるはずだった曲があったのですが、今回のアルバムのコンセプトから少しズレていた楽曲だったので、収録を見送りました。
それで、その曲の代わりに収録する曲を用意しなきゃって作られた曲がこの「月曜日から」です。
アルバム制作の締め切りギリギリで曲を変えようとなったので、当時はものすんごいバタバタしてて。
時間はないし、ちょっとした曲のネタもないしで。アイディアが全然なかったんですね。
でもサビのコードが急に浮かんで、そっからは1、2時間でするすると楽曲の形は出来上がりました。
なんとか〆切最後のスタジオの日にこの曲を持って行けたのを今でも覚えてます。
この曲の杉田のギターは本当に良いなぁと思います。
特に1サビのギターフレーズが好きです。ちょっとしたイメージは伝えてあったけど(確か)ぴったりイメージ通りのものを持ってきてくれたので、すごく感動しました。本人には直接伝えてないですけど。今度気が向いたら言います。
ベースとドラムも良いなぁって、しみじみ思います。
最初、この曲をみんなにスタジオで聴かせた時にあかねちゃんが俺のイメージをすぐに汲み取ってくれてたのでかなりスムーズに制作が進みました。
アコギはずーっと最初から最後まで8分のストロークです。なんとなく「変わらない日常」っていうのをこういうちょっとしたところで再現したいなぁと(笑)
歌詞は「理由のない空しさ」についてですね。
この理由なき空しさについては、きっと、一生頭を悩ますんだろうなと思います。絶対ずっと消えないんだもの。
バンドをやっていて、理由のない空しさに襲われて、そんな時に思うんです。音楽に触れるのは楽しいけれど、でも辛いこと、悩むこともある。なんでか、就職した方がいいんじゃないかとか。この場所より「良い場所」があるんじゃないかとか。それは前触れなく突然思うことなんです。
どこか遠くへ、今住んでいる環境と全く違う場所に行けば、形のない幸せというものの輪郭を少しでも描くことができるんじゃないかとかね。
確かに、今居る場所からなんらかの攻撃を受けている人(人間関係がうまくいってないとか、どうしようもない金銭問題とか)なら環境が変わればなんか変わるかもしれない。むしろ環境が変わった方がきっと良いと、俺は思うんですね。
でも、俺なんかはそんな問題一切抱えてないし、自分の為の”夢”というものを追っているわけですから。そんな感情、ただの甘えなんですよね。きっぱり言うと、ただの逃げです。
どんな場所に居たって、どんな仕事についたって、理由は変われど同じ種類の空しさに頭を抱えると思います。
でも、甘えってわかっていながらもそんな空しさはなくなるわけもなく。「逃げたい」だなんて思ってない時ですら急に浮かんできたりする感情だから。
だから、せめて「頑張ろう」って言うんですよ。自分に。
誰かに「頑張ろう」って言うのはなんとなく言いづらいというか。無理させちゃうかな?とか思って言えないときとかあるんだけど。
でも、自分自身に対しては「頑張れ」としか言えないんですね。俺は。
「頑張れ」って自分に向けたら、自分自身を信じる言葉にもなるし。だからファイティングポーズをとるんです。月曜日、一週間を乗り切る為に。
自分たちの曲は勿論全部好きですが、個人的に「海辺のマリー」の中ではこの曲が一番のお気に入りです。
次は「未完成の空」!急がねば。







